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赤ちゃんのパスポート申請はいつから?写真の撮り方や申請方法も解説

赤ちゃんを連れての海外渡航。ふと疑問になるのがパスポートの問題ですよね。赤ちゃんのパスポートはいつから申請できるのか、値段はいくらかかるのか、パスポート写真やサインはどうすればいいのか…とたくさんの疑問が湧いてくるはずです。そこでこの記事では、赤ちゃんのパスポートの作り方や注意点についてお話していきます。有効期限やアメリカに渡航する際のパスポート写真など、注意したいポイントも解説するので、パスポートを作らなければならなくなったときはこの記事を参考にしてくださいね。

PIXTA

赤ちゃんのパスポート作成はいつからできるのか

小さな赤ちゃんでもパスポートなしで海外に渡航することはできません。それでは、赤ちゃんのパスポートはいつから作成できるかご存知でしょうか?

赤ちゃんのパスポート申請は戸籍に登録されてから

赤ちゃんのパスポートが作れるようになるのは、出生届を提出して、その内容が戸籍に登録されてからです。つまり、生まれたその日にパスポートを作ることはできません。

パスポートを作るためには、国籍・氏名・生年月日などを証明できる証明書が必要です。もちろん、0か月の赤ちゃんでも同じです。日本では国籍と身分を証明できる書類が戸籍謄本だけなので、戸籍に登録されなければ身分証明ができません。

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赤ちゃんのパスポートの申請手順

パスポート PIXTA

それでは、赤ちゃんのパスポートを申請するための手順をチェックしていきましょう。順を追って説明していきますので、赤ちゃんのパスポート作成に困ったらこちらの申請手順を確認してくださいね。

STEP1:赤ちゃんのパスポート作成に必要な書類をそろえる

出生届が戸籍に反映されたら、さっそく赤ちゃんのパスポート作成に必要な書類をそろえましょう。パスポート作成のために必要な書類は次のとおりです。

  • 一般旅券発給申請書(有効期限5年)
  • 申請日から6か月以内に発行された戸籍謄本/戸籍抄本
  • 申請日から6か月以内に発行された住民票の写し
  • 赤ちゃんの本人確認書類
  • 申請者の本人確認書類
  • パスポート写真

パスポート作成のために必要なものは、以上五つの書類と赤ちゃんのパスポート写真です。赤ちゃんのような未成年者は有効期限が5年のパスポートしか作れませんので、有効期限5年の一般旅券発給申請書を使用します。申請書はインターネットからダウンロードできますよ。

「赤ちゃんの本人確認書類って?」と不思議に思われるパパママもいらっしゃるかもしれませんが、赤ちゃんの身分証明書は健康保険証と母子手帳です。また、赤ちゃんのパスポートを作るときはパパママが申請者となるので、パパママの本人確認書類も忘れずに持参しましょう。

五つの書類がすべてそろったら、次は赤ちゃんのパスポート写真を撮影するステップです。

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STEP2:赤ちゃんのパスポート写真を撮る

それでは次に、赤ちゃんのパスポート写真を撮影しましょう。パスポート用の写真は規格を満たす写真でなければならないので、次の条件を満たすように撮影してください。

  • 縦45mm×横35mmのサイズであること
  • 写真の中央に正面向きで映っていること
  • 顔の一部が髪や装飾品などで隠れていないこと
  • 背景の色と頭・髪・服装の境界線が明瞭であること
  • 背景は無地であること
  • 申請日から6か月以内に撮影した写真であること

写真館で撮影しても、証明写真機で撮影しても、スマホの証明写真撮影でも良いのですが、アメリカでビザを取得するための赤ちゃんのパスポート写真なら、写真館での撮影をおすすめします。

アメリカビザ取得のためには、パスポート用の写真と面接時に提出する証明写真にくわえ、デジタルデータの写真が必要になるので、写真館であればすべてが同時にそろいますよ。

ただし、赤ちゃんのパスポート写真に対応していない写真館もありますので、事前に確認して来館しましょう。

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STEP3:パスポート申請窓口で必要書類を提出する

赤ちゃんのパスポート作成のために必要な書類とパスポート写真が準備できたら、都道府県のパスポート申請窓口に行きます。窓口ではパスポート作成のために必要な書類を提出し、確認を受け、受理票を受け取るだけです。

ちなみに、赤ちゃんが一緒に行かなくても申請できます。

STEP4:収入印紙を受理票に貼り付ける

パスポート申請窓口で受理票を受け取ったら、収入印紙を貼り付けておきましょう。

収入印紙はパスポート作成の手数料です。12歳未満のパスポート申請のためにかかる値段は、都道府県収入印紙2,000円と収入印紙4,000円で合計6,000円です。

受理票に収入印紙を貼り付けて受け取りの準備が終わったら、受取日まで待ちましょう。申請から受取まではおおよそ1~2週間かかります。

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STEP5:申請窓口に行きパスポートを受け取る

パスポート受取日になったら、再びパスポート申請窓口に向かいます。窓口で都道府県収入印紙と収入印紙を貼り付けた受理票を窓口に渡し、パスポートを受け取ったら赤ちゃんのパスポート作成は無事に終了です。

パスポート受け取りの際には、申請者とともに本人である赤ちゃんも一緒に行かなくてはいけないので、パパママだけで取りに行かないように注意してくださいね。

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赤ちゃんのパスポートの申請時に押さえておきたいポイント

飛行機 PIXTA

ここまで赤ちゃんのパスポートを作成するための方法をお話してきましたが、赤ちゃんのパスポート申請の際には押さえておきたいポイントがいくつかあります。

パパママのパスポートとは違い、赤ちゃんのパスポート作成は少し特殊です。次のようなポイントを押さえて、スムーズに申請・受取ができるようにしましょう。

パスポートのサインは赤ちゃんならパパママが記入

パスポートにはサインをするところがありますが、赤ちゃんのパスポートではパパママが代理で記入してください。

ただし、パパママが代理でサインできるのは、全く文字が書けない赤ちゃんのときだけです。パスポートのサインは基本的に、子どもであっても本人の直筆でなければなりません。

たとえば、3~4歳であれば自分の名前をひらがなで書ける子どももいますよね。もし自分の名前を書けるようであれば、パパママが代理でサインをすることはできないので、子ども自身に書いてもらいます。

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パスポートの有効期限について

日本では未成年は10年間有効のパスポートを作れない決まりになっているため、赤ちゃんの場合は必ず5年間有効のパスポートを作ることになります。

しかし、渡航する国によっては、パスポートの有効期限ギリギリだと入国できなくなる可能性があることに注意してください。必要なパスポートの残有効期限は国により違いますが、3か月から6か月以上残っていることを条件にしている国がほとんどです。

もし赤ちゃんとパパママのパスポートを同時に作り、パパママだけ10年間有効のパスポートを作ったとしましょう。作ったばかりのときは問題ありませんが、パスポート作成から4年半ほど経つと、子どもだけ入国できなくなる可能性もあるのです。

パスポートの有効期限が入国条件に満たない場合は?

家族旅行の前に子どものパスポートをチェックしたら、残有効期限が入国条件を満たしていない…。このようなときは、持っているパスポートを返納して、新しいパスポートを申請しなければなりません。

パスポートの作成には申請から日数がかかります。赤ちゃんのパスポート作成から4年以上経った際の家族旅行は、計画する段階でかならず有効期限をチェックしましょう。

赤ちゃんのパスポート写真を撮るときのポイント

赤ちゃんのパスポート作成で手こずるステップは、パスポート写真の撮影でしょう。慣れない写真撮影で不安になって泣いたり、ぐずったり、正面を向いてくれなかったり…と、いろいろなハプニングが起こることが予想されますね。

赤ちゃんのパスポート写真を上手に撮るなら、赤ちゃんの撮影に慣れている写真館を利用するか、自宅でシーツの上に寝かせて上から撮影する方法がおすすめ。

アメリカのビザ取得のためにパスポートを作成するなら、デジタルデータもパスポート写真も入手できる写真館が良いでしょうが、パスポート写真だけなら自宅でスマホを使って撮っても構いません。

赤ちゃんのパスポート写真を自宅で撮る方法

首のすわらない乳児の場合に、写真の撮り方としては、乳児を白い布や布団の上に上向き寝かせて上から撮る、抱いて撮るなどの方法があります。その際、乳児が正面を向いていなかったり、背景に抱いている方の服や顔、身体の一部などが写ってしまったりした場合には、撮り直しをお願いすることもあります。抱いている方が写らないようにする方法としては、白い布をかぶって乳児を抱くなどの方法があります。 ※1

赤ちゃんであっても、定められた基準を満たしていないと受け付けてもらえません。次のような写真はNGです。

  • 指をしゃぶっている
  • 泣いている
  • 笑っている
  • 顔が正面を向いていない

赤ちゃんの写真撮影は大変ですが、赤ちゃんの気を引いたり手をおさえたりする人と、カメラで写真を撮る人で役割を分担するとよいでしょう。

赤ちゃんの一瞬をとらえるため、写真は連写して、あとから画像を確認するのがおすすめです。

赤ちゃんのパスポート作成は余裕を持ったスケジュールで!

飛行機 PIXTA

赤ちゃんのパスポートは出生届が戸籍に反映されなければ申請できないので、タイミングによってはパパママよりも作成に時間がかかってしまいます。しかも、有効期限5年のパスポートしか作れません。

赤ちゃんのパスポートを作るなら、渡航スケジュールを逆算して、余裕を持ったスケジュールで準備を進めることが大切ですね。

パスポート写真撮影を自宅で行うなどのポイントも押さえて、スムーズに作成を進めていきましょう。

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