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赤ちゃんのパスポートの申請方法は?証明写真の撮影方法など

赤ちゃんのパスポートを作りたいと思ったとき、パスポートの申請に必要な書類や身分証明書、本人のサインはどうやってそろえたらよいのでしょうか。赤ちゃんのパスポートの申請や受け取りに赤ちゃん本人を連れて行く必要があるのか、親以外の人も申請が可能なのか、パスポート用の証明写真はどこでどのように撮影したらよいのかなど迷いますよね。この記事では、赤ちゃんのパスポートの申請方法や写真撮影方法についてご紹介します。

PIXTA

赤ちゃんのパスポート申請はどうしたらいいの?

赤ちゃんを連れて海外に行く場合、パスポートの申請はどうしたらよいのでしょうか。大人の場合は、パスポートの申請やサイン、受け取りは必ず本人が行わなければなりません。しかし、赤ちゃんはこういった作業はできませんよね。赤ちゃんのパスポート申請の方法をご紹介します。

赤ちゃんはいつからパスポートが必要?

パスポートは世界で通用する身分証明書です。また、持っている人が日本国民であることを証明するだけでなく、その人が安全に旅行ができるよう、日本政府が外国の政府に対して必要な手助けをお願いする公文書でもあります。パスポートを持っていなければ、海外のどの国にも入国できませんし、そもそも日本から出国することができません。

パスポートは出入国審査やビザを申請するとき以外、例えば海外で事件や事故に巻き込まれた場合も、必要に応じて提示を求められます。海外に渡航する人は誰でもパスポートが必要であり、生まれたばかりの赤ちゃんも例外ではありません。

赤ちゃんのパスポートの申請方法

パスポート PIXTA

パスポートの申請は基本的に本人が行わなければなりませんが、未成年の子供の場合、事前に申請書を入手・署名して、法定代理人(親権者、後見人など)が代理申請をすることができます。赤ちゃんを一緒に連れていく必要はありません。

パスポート申請書の署名欄についても、赤ちゃんの場合は法定代理人が代わりに記入してよいとされています。親権者が代理で申請する場合、申請書の裏にある法定代理人署名欄にも署名が必要です。法定代理人とは、以下に該当する人のことです。

  • 父母の共同親権のもとにある赤ちゃん:父及び母
  • 親権者が父母のどちらかに定められている場合:親権者に定められた父又は母
  • 赤ちゃんが養子縁組している場合:養親
  • 親権を行う者がいないとき:未成年後見人

赤ちゃんのパスポートの申請に必要なものは以下です。

  • 一般旅券発給申請書(5年用):1通
  • 戸籍謄本または抄本:1通
  • パスポート用の写真:1枚
  • 本人確認のための書類
  • (※)住民票の写し:住民基本台帳ネットワークシステムの利用を希望しない人、又は住民登録をしている都道府県と異なる都道府県で申請をする場合のみ必要

外務省:パスポート申請書ダウンロード

パスポートの申請場所は、各都道府県のパスポートセンター、または市区町村の旅券窓口です。赤ちゃんの本人確認書類として、母子手帳と赤ちゃん本人の健康保険証、親権者の運転免許証などの身元確認書類が必要になります。申請する都道府県によって異なる場合があるため、申請する窓口に事前に確認してください。

20歳未満の場合、5年パスポートのみが取得可能です。12歳未満は手数料が大人より安く設定されており、都道府県収入証紙2,000円(※)と収入印紙4,000円の合計6,000円です(パスポートを受け取るときに支払います)。

※都道府県によって収入印紙ではなく現金払いとしているところもあるため、事前にパスポート申請窓口で確認してください。

各都道府県のパスポート申請先

赤ちゃんのパスポートのサインはどうするの?

赤ちゃんはサインができないため、パスポートのサイン欄は、親権者が代理で赤ちゃんの名前を記入し、赤ちゃんの名前の下に「代筆者の名前(父または母)代筆」と記入します。

在外公館(大使館または総領事館)

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赤ちゃんのパスポート写真の撮り方や撮影場所は?

赤ちゃん 写真撮影 PIXTA

パスポート申請に欠かせないのが証明写真です。パスポートの証明写真は、写真サイズや顔のサイズなど細かい規定があります。以下は、外務省のホームページに掲載されているパスポート申請用写真の規格です。

  • 申請者本人のみを撮影したもの
  • 6ヶ月以内に撮影したもの
  • 正面、無帽、無背景
  • 縦45ミリメートル×横35ミリメートル(ふちなし)
  • カラーでも白黒でも可
  • 鮮明であること(焦点が合っていること)
  • 明るさやコントラストが適切であること
  • 影のないもの
  • 顔の縦の長さは、写真縦の70~80%(34±2ミリメートル)であること
  • 背景と人物の境目がはっきりしていること
  • 眼鏡のレンズに光が反射していないこと
  • 平常の顔貌と著しく異ならないもの(例えば、口を開き歯が必要以上に見えているものは不可)
  • 前髪などにより、目などの顔の器官や輪郭が隠れていないこと
  • ヘアバンドなどで頭髪を覆っていないこと
  • 変色していないもの、傷や汚れのないもの
  • デジタル写真の場合、ジャギー(階段状のギザギザ模様)がないもの
  • デジタル写真の場合、写真専用紙等を使用し、画質が適切であること

外務省「旅行用提出写真についてのお知らせ」

パスポート用の写真は、スピード写真で撮影したものやデジタルカメラで撮影した写真などでも上記の規格を満たしていれば申請できます。ただし、規格に合っていない写真は申請を受け付けてもらえないこともあります。赤ちゃんのパスポート用写真は、どのように撮影したらよいのでしょうか。

パスポート写真は、写真店でも自宅でも撮影可能

赤ちゃん 写真撮影 PIXTA

赤ちゃんのパスポート用写真をプロに任せたい人は、写真店を利用するとよいでしょう。利用したい写真店が赤ちゃんのパスポート用写真撮影に対応しているかどうか、事前に問い合わせてくださいね。

赤ちゃんを連れて写真店に出かけるのは大変、という人は、自宅でデジタルカメラなどで撮影した写真でも申請可能です。自宅であれば、赤ちゃんの機嫌がよいときを見計らって撮影することができます。

赤ちゃんのパスポート写真の撮り方

首が据わっていない赤ちゃんの場合、赤ちゃんを白い布や布団の上に寝かせて上から撮影する、大人が抱っこして撮影する、といった方法があります。赤ちゃんが正面を向いていなかったり、抱っこしている人の服や体の一部が一緒に写り込んだりしていると申請を受け付けてもらえないことがあるため、撮影するときに抱っこする人が白い布をかぶるなど工夫しましょう。

なお、パスポート用証明写真の規格では「顔の縦の長さが32mm」とされていますが、赤ちゃんは丸顔であるため、規格通りにすると写真の横幅内に顔全体が収まらない場合があります。そのようなときは、顔の縦の長さが32mmに満たなくても、耳を含めた顔全体が写真に収まるようにすればよいとされています。

赤ちゃんのパスポート写真撮影の際の注意点

赤ちゃんのパスポート写真を撮影する場合、赤ちゃんが目をつぶっていたり、動いてぶれたりした写真はパスポートの申請に使うことができません。自宅で撮影する場合は、何度か撮り直しをしてパスポート用の規格に合った証明写真を撮りましょう。

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パスポートの受け取りは、必ず赤ちゃんと一緒に

パスポート PIXTA

パスポートは、申請したときに渡されるパスポート受領証(旅券引換書・受理票)に記載された交付予定日から受け取ることができます。パスポートの受け取りができるのは、年齢に関係なくパスポートの名義人本人のみです。必ず赤ちゃんを一緒に連れていきましょう。

パスポートは発行日から6ヶ月過ぎると失効してしまうため、必ず6か月以内に受け取ってください。赤ちゃんと一緒に以下のものを持参し、パスポート交付(申請)で受け取ります。

<パスポートの受け取りに必要なもの>

  • 申請の時に渡されたパスポート受領証(旅券引換書・受理票)
  • 手数料:都道府県収入証紙2,000円(※)と収入印紙4,000円 ※都道府県によって現金払い
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赤ちゃんのパスポートを作って海外旅行を楽しもう!

旅行 赤ちゃん PIXTA

赤ちゃんのパスポート写真の撮影と申請を終え、赤ちゃんのパスポートを無事に受け取ったら、晴れて海外へ渡航することができます。赤ちゃんと一緒に海外に渡航する予定が決まったら、早めにパスポートを申請して、心と時間に余裕を持って出発できるようにしてくださいね。

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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