自分のSOSに気づいたら、頑張らない
「育児中、思うように動けない」「体も心もヘトヘト…」こんな風に感じるのは、あなただけではありません。良いママになろうと頑張りすぎていませんか?
小さな子どもがいると、日常のお世話だけでも大変。それに家事や仕事が加わったらてんてこまいです。「もう母業は疲れた…」そんなとき、やめるべきことを5つに分けて紹介します。
子どものお世話に完璧を求めるのはやめる
子どものお世話、遊び、心や体の発達など、すべてにおいて自分に完璧を求めていませんか?「もっと絵本を読んであげないと」「もっと遊んであげないと」と、もっともっとと追求していては疲れるばかりです。
子どもは健康と食の欲求だけは優先して満たしてあげていれば、あとのことは後回しにしてOK。具合が悪いなら病院へ、おなかがすいたらご飯を食べさせる。ただそれだけできていれば大丈夫ですよ。
ときには「今は疲れているから、頑張ることを絞ろう」と考え、すっぱりと健康と食以外の優先順位を下げてしまうのも手。特に、離乳食期はキッチンに立つ時間が増えて大忙しのはず。品数や素材、調理方法にこだわりすぎず、市販品を使いながら乗り切りましょう。
子どもが昼寝中の「家事」「スマホいじり」はやめる
子どもが昼寝を始めたら、このときとばかりに家事にいそしんだり、スマホで育児に関する検索をしたりしていませんか。もちろんこんな時間も大事ですが、ここは割り切って赤ちゃんと一緒に寝てしまうのがイライラ解消のコツ。
睡眠不足になると注意力が落ち、疲れてイライラしてしまうこともあると思います。自分のためと思って、家事も検索もやめ、子どもと一緒に眠りましょう。
義務感で児童館や支援センターに行くのはやめる
子どもを遊ばせてあげなきゃと、疲れているのに無理に児童館や支援センターに行っていませんか?赤ちゃんや親が集まるような場所では、仲がいい人と話せれば気が休まる反面、必要以上にわが子や大人同士の会話に気をつかうこともあるでしょう。
また、気候が悪い日や暑い日、寒い日は特に、荷物をもって子連れで出かけるのは負担大。疲れているときは頑張らず、自宅でゆっくり過ごしましょう。
テレビやDVDへの罪悪感で悩むのはやめる
「スマホ育児」「テレビ漬け」などの言葉があるように、メディアは育児にとって悪という意見があります。そのため、テレビやDVDをみせること自体に罪悪感を持ってしまう方はいるでしょう。
しかし、少しの時間でも「ママ~構って~」から離れるためには、子ども向け番組を中心としたメディアは救世主的な存在。疲れているなら気負わずに、罪悪感で悩むのはやめて活用しましょう。
家庭保育へのこだわりはやめる
「3歳児神話」に代表されるように、以前は子どもが3歳になるまではママが家にいて育児に専念するべき、という考え方がありました。今ではあまり聞かなくなりましたが、それでも家庭で子どもを見るほうがよいという考えの人はいると思います。
しかし、母業に疲れ切っているときでさえ「子どもと離れるのは母として悪」と思ってしまうと、心も体も回復する暇がありません。何も考えずに休むには、一時的でもいいので、子どもを預けてみることも検討してみましょう。
母は強くなくていい、自分を大切にケアして
子どもがいると、何かと子ども中心の生活になりがちです。家事に育児に奮闘しつつも、母だからと頑張りすぎず、休みたいときには休むと割り切る気持ちも持ちたいものです。
「母は強し」の神話は捨てて、自分のケアも大切に。小さな「やめる」を積み重ねて、イライラから脱出していきましょう。