新生児訪問とは?
新生児訪問とは、正しくは新生児訪問事業のことで、厚生労働省が管轄する母子保健法第11条に定められています。
(新生児の訪問指導)
第十一条 市町村長は、前条の場合において、当該乳児が新生児であつて、育児上必要があると認めるときは、医師、保健師、助産師又はその他の職員をして当該新生児の保護者を訪問させ、必要な指導を行わせるものとする。 出典: law.e-gov.go.jp
新生児訪問を受ける時期は、赤ちゃんの生後28日以内です。里帰り出産でその期間内に住所地に住んでいない場合は60日以内となります。
基本的には1回限りの訪問となりますが自治体が必要と判断する場合やママが希望する場合はその後も訪問を受けることが可能です。
新生児訪問の目的は?
新生児訪問の目的は、赤ちゃんの発育や栄養状態、生活環境について調査を行うというものです。
訪問に来るのは自治体の保健師や助産師などですので、専門の知識を持った人が赤ちゃんの様子を見たり、ママに話を聞いたりすることで、赤ちゃんの健全な発育を支えようというものです。
もちろんママの育児に関する相談にものってくれます。こんな事で病院には行きづらいというような些細な不安でも聞いてみましょう。
新生児訪問は断れる?
なにか不安があるというママや育児について色々と知りたい事があるというママは断る事は無いと思います。しかし産後すぐの状態で他人が家にくるのは遠慮したいというママもいます。
母子保健法において新生児訪問は「市町村長は~育児上必要があると認めるときは」という規定がされています。つまりしなければならないという事ではないため、訪問される側が断る事ができます。
人が来ると聞いて掃除などに気を使ったり、赤ちゃんのお昼寝の時間を調整したりと気を遣ってしまうタイプのママは遠慮しても良いかもしれませんね。
新生児訪問の体験談
最後に新生児訪問の体験談をまとめてみました。来てもらって良かったというママやハッキリ言って迷惑だった…というママもいます。みなさんの対応を参考にしてみてください。
体験談1.実家に里帰り中だったので、母が全部用意
でもお茶菓子には手を出さなかったです😅
お茶も飲まない雰囲気でしたが、母が何度も言ってやっと飲んでくれました😅
うちは1時間半はいてくれましたよ。
たくさん不安なことを聞いて親切にいろいろ教えてもらいました(^^)
こちらのママは実家に来ていただいたそうです。特に初産の場合は実母の元で新生児期を過ごすというママも多いのではないでしょうか。
お茶は用意した…という口コミが多かったのですが必ず用意しなきゃ!と思う必要はありません。またお茶菓子を食べてくれたという口コミは1つもありませんでしたので、不要と考えて良いでしょう。
体験談2.赤ちゃんについて色々聞かれた
ミルクはどのくらい飲んでいるか
便はちゃんとでているか
泣きは酷くないか
なにか困った事はないか
わからない事はないか
ママも困った事はないか
最後は服を脱がせて身体をみてもらいました
お臍やお腹の具合、手足をみてもらいました(たぶん最近虐待のニュースとか多いからそれもチェックしてると思われます)
こちらのママが教えてくれているほか身長体重、腹囲や胸囲を測ってくれるなどの場合もあります。また母乳量をはかってくれる事も…
その他住んでいる地域の子育て支援情報や小児科について教えてくれる、予防接種などについて教えてくれるなど、育児に関する様々な相談にのってもらえますよ。ぜひ聞いてみましょう!
体験談3.二人目だったので断りました
理由としては保健師さんと民生委員の方の訪問で身長体重測って貰える訳でもなく、玄関先の話で内容も地域の子育て支援の話などで1人目の時に聞いて知っていたからです。
二人目の出産という事で母子手帳を貰う際に早々断ったというこちらのママです。身長体重もはからないで子育て支援の話が主な目的というのであれば確かに不要ですね。
先程も解説したとおり法律上の強制力はありません。ただ初産などで理由も言わず、あまり強固に断ると逆に虐待と疑われてしまうという意見もありますので参考までに。
体験談4.義母と同居。どの部屋に通すべき?
ふだん育児してる様子もみせながら色々そうだんできるし、義理のお母様のことなどもそうだんできますし、
保健師さんもそういうところがみたいとおもいます。どの家庭にも心配してこられますからね。お茶とかのまれませんよ。てきぱきと赤ちゃん観察して相談のってくれます。
お母様になにか言われたら、普段育児してる場所で具体的に色々ききたいので、、と保健師さんの前でいえば、保健師さんも察してくれますよ!
それで、かえられるまえにお母様にたくさん教えてもらえました♪と紹介したら大丈夫です☆
義母と同居しているというママですが新生児訪問でリビングに来てもらうか自室にするか悩んでいたようです。普段育児をしている場所で話を聞いてもらえるのが一番良いと思います。
またこちらのママは義母が育児に口を出す事について悩んでいるというので、その事でも相談してみるのが良いでしょう。昔の育児感を押し付けてくる義母の前で、あえて保健師さんに質問するというのも対処法の一つですよ。
新生児訪問、気楽に身構えず対応しましょう!
いかがでしたか?新生児訪問の時期や目的について、また対応方法など悩みどころを解説してみました。新生児期ですとママも家族以外と話す機会がないことも多く、良い気分転換になったというママもたくさんいるようです。
また初めての育児の場合は悩むことや不安になる事も多いですよね。専門の知識を持った人が来てくれますので小さな疑問でもぶつけてみてください。その場で考えると聞き忘れがあるかもしれないので事前にメモしておくと良いでしょう。
自治体によって様々な新生児訪問の形がありますが、ママが気を使うことはないので、気楽な気持ちで対応しましょう!こちらの記事が参考になれば幸いです。