4歳児ならではの発達と行動の特徴
友達を意識して「思いやり」「競争心」などが出てくるのが4歳児です。自分中心だった3歳の頃と比べ、体の成長だけでなく心の成長も著しくなります。
親としては、無邪気で分かりやすかった子供の気持ちが、だんだんと分かりにくく、理解が難しくなってきます。4歳児ならではの発達と行動の特徴をみていきましょう。
記憶力が発達してくる
過去のできごとをよく覚えており、びっくりするほど記憶力が発達してきます。筆者も子供から「ママ、この前こうだったよね」と言われて、苦笑いしたことは数知れません。
コミュニケーションの幅も広がり、絵本や歌の歌詞は最後まで覚えられるようになります。早い子は、ひらがなを覚え始め、友達と手紙交換をしたり、ひとりで絵本を読んだりするようになるのもこの頃です。
「あのね」「聞いて」が多い
表現力が豊かになり、自分の気持ちや体験したことを言葉で伝えたいと思うようになります。そのため「あのね」「聞いて」と大人に話しかけることが増えます。
忙しいからと片手間に聞いたり、話を途中でさえぎったりすると、子供は「聞いてもらえないんだ」と思い、コミュニケーションを諦めてしまう恐れがあります。1日5分でもいいので、手を止めてじっくりと子供の話に耳を傾けてみてください。
子供は、大人が想像している以上に、さまざまなことを考えていることがわかりますよ。