スマホやタブレットに頼る育児、どう思っていますか?
子供が泣き止まないときやママの体調が悪いときなど、動画を見せたり音楽をかけたり、スマホやタブレットに頼ってしまった経験はありませんか?
毎日子育てを頑張っているけれど、便利なものに頼ってしまうと「これでよいのかな…」と悩むこともあるかと思います。
妊娠、子育て、妊活中の女性向けアプリ「ママリ」にはこんな質問がありました。
黄昏泣きなど、どうしても泣き止まない時にミッキーやアンパンマンの動画をiPadで見せてしまっています。
1日1時間くらいだと思います。
見せない時もあります。抱っこしてれば泣き止むなら見せません。
それでもスマホ育児は、やはりダメなんでしょうかね?
子育ては日々、初めて経験することばかりで心配や不安がたくさん。泣き止まないときに重宝するスマホやタブレットの使い方についても、ママたちの意見はさまざまです。
優しく言い聞かせるだけでは泣きやんでくれないときもあるので、便利なものは上手に取り入れながら子育てのストレスを減らせるとうれしいですよね。
ママたちはスマホやタブレットに頼った「スマホ育児」をどのように考えているのでしょうか。今回は、上記の質問に寄せられた意見を紹介していきます。
子育てについては考え方や環境、子供の性格など影響する要素もいろいろあります。「こういう考え方もできるんだな」と参考に読んでいただけたらうれしいです。
スマホやタブレットに頼った「スマホ育児」についてのママの声
スマホ育児について、ほかのママはどう考えているのかをみていきましょう。
皆悩んでいることは同じだとホッとしたり、うちの場合はどうだろうと夫婦で話し合ったりする良いきっかけになればと思います。
ついつい頼りがちに
気に入ったものを見つけると気が済むまで見たくてぐずってしまう…。そんなとき、スマホやタブレットの使い方は大きな課題になります。
一度スマホやタブレットで動画を見せたりゲームをさせたりすると、親だけでなく大人がスマホやタブレットを持っているのを見つけただけでねだるようになることも。
そうとは分かっていても、あやしたりなだめたりすることの大変さを思うと、ついつい頼りたくなってしまうものですよね。
「スマホ育児」絶対反対!はつらいのでは?
公共の場で泣いた時は普段は隠してる特別用の絵本とか出してあげたらそっちに気をとられますよ!
ただ今の時代スマホ必須とも言える時代ですし、まったくスマホを使わないで古典的な育児を…ってのは難しいんじゃないかな?とも思います。
時代とともに育児も変化しているのでしょうね。
スマホ育児絶対反対!
ってなるとしんどくなるかもしれないので
スマホにはなるべく頼らないようにしよう。
くらいでいいと思います。
時代と共に、子育ての方法にも変化が見られることも事実。周りに流されすぎないようにしたいですね。
便利なツールの助けを借りつつ上手に子育てできるなら、取り入れていってもよいのかもしれません。
「スマホ育児はダメだとテレビで言っていた」など、気になる情報もあることでしょう。ママが笑顔で子供と向き合えるように工夫して考えたいですね。
現役保育士「てぃ先生」はスマホ育児をどう考える?
都内の保育園に勤務する現役保育士で、46万人以上のTwitterフォロワーを抱える「てぃ先生」もスマホ育児と向き合う一人。保育園ではタブレットを活用し、ママたちの悩みに毎日向き合う専門家です。そんなてぃ先生は、スマホと育児をどう考えているのでしょうか。
育児中のママたちがスマホを上手に付き合うために何をすべきか、てぃ先生のインタビュー記事をご紹介します。
決めたルールをしっかり守って
最初はやっぱり30分たったら大泣きで何度も見せろとせがんできましたが、今は声をかければすんなり止めてくれます。
よく、動画を見せっぱなしは良くないといいますが、時間を決めて見せる内容にも気をつければ、Eテレのお母さんと一緒やいないいないばあとかと大差ないんじゃない?と思います。
よくニュースでは百害あって一利なし!と言っていますが、うちの子はユーチューブを見ながら平仮名片仮名を覚えたし、ユーチューブで見たことを自分でもやってみようと興味や活動の幅も広がり、私はそこまで動画を見せるのが悪いことだとは感じていませんよ。
要は使い方ですよね。確かに、何時間もずーっとはダメですけど、時間があるときに一緒に動画を見て楽しさを共有したり上手な使い方をしたらいいと思います。
やはりスマホやタブレットに依存した育児はちょっと心配。しかし、スマホで動画を見せる時間や内容をしっかりと決めて、それを守って見せるようにすると、スマホやタブレットも学びの機会になるかもしれません。
教育商材の一つとしてスマホアプリを推奨しているものもあり、子供が楽しみながら勉強できるプログラムも充実してきているようです。
これには、親だけでなく祖父母や友人など子供と接する大人たちの協力が欠かせません。大人たちもスマホを上手に活用できるようにしたいですね。
スマホやタブレットは時間を決めて「ときどき手伝ってね」という意識で使いましょう
2人のお子さんのママ、メイさん(@mei_kosodate)はインスタグラムに子育て漫画を投稿しています。
この日は家族でホテルバイキングへ。ちょっとゆっくり食事を楽しみたくて、その間だけお子さんにスマホを見せていたのだとか。
※画像内右側にある「>」に触れると2枚目以降の投稿も見られます。
子供が小さいときは、せっかく外食に行っても落ち着いて食事もできないということ、よくありますよね。私も息子が小さかったときは、夫と時間差をつけてラーメンを注文していたものです。
家族皆で同時に食べられれば良いのですが、ママが食べている間だけスマホに頼るなどの使い方をしている方もいるようです。
スマホ育児については意見がいろいろあり、周りの見る目が気になることもあるでしょう。でも、ママだってちゃんと毎日頑張っているんです。ご飯を食べているときくらいは、スマホに助けてもらうのも良い方法かもしれませんね。
スマホはルールを決めて!パパとママは育児を楽しもう
スマホやタブレットに頼った「スマホ育児」は便利な反面、将来スマホ依存になってしまうリスクがあったり、見せたくない動画を見せてしまったり、親の知らない間にゲームに課金してしまうなどの金銭的なトラブルもあります。子供にスマホを持たせるときはしっかりとした対策をしてあげましょう。
KDDI「子どもとケータイファミリーガイド on WEB」には、子育て中のスマホやタブレットの利用で注意すべきヒントがたくさん。掲載されている内容から、快適なスマホ育児のポイントを二つ紹介します。
まず一つめは「与えっぱなしにしない環境を作ること」です。食事のしたくをしている間だけ見せるなど、タイミングや時間の長さを決めてルール化しましょう。
最初はぐずっても、きちんと決めた時間を守って見せるようにすると、やがてその時間を心待ちにしてくれるようになるかもしれません。
そして二つめは「パパとママがお手本になるということ」です。ただなんとなくスマホやタブレットをいじっている時間は、1日のうちにどれくらいあるでしょうか。
これから紹介する漫画は、3歳の女の子のママ、赤井トマトさん(@totohighmom)が作成されたものです。家族の何気ない日常をカラフルな漫画にして投稿しています。
パパに子守りを頼んだはずが、スマホに気を取られて「全然見てくれてない!」ということ、ママのあるあるではないでしょうか。
これといった用事がないときはスマホやタブレットをしまって、家族で仲良く遊んで過ごすように心がけましょう。落ち着かないのは最初だけ。家族での会話が増えたり、子供の笑顔がたくさん見られたりすることに気づくのではないでしょうか。
ルールを決めて上手に使い、家族の笑顔に触れる時間がいっそう増えるようにしたいですね。