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端午の節句(こどもの日)とは。用意する食べ物とおすすめのかぶと&飾り付けご紹介

端午の節句、それは5月に行われるこどもの日のことを指します。端午の節句が初節句になる子もそうでない子も、盛大にお祝いしてあげたいですよね。当日に用意する料理の献立や部屋の飾り付けについては決まりましたか。事前に献立を立てておき、気になる飾り付けに目星をつけておくと、当日はスムーズでしょう。この記事では、端午の節句の由来やお祝いの日に用意しておきたい食べ物などをご紹介します。またおすすめの飾り付けも一緒に紹介しています。

PIXTA

端午の節句とは。由来や食べ物の意味について

諸説ある端午の節句の由来はどのようなものなのか、また当日食べる食べ物のそれぞれの意味は何を示しているのか、調べてみました。

端午の節句とは

端午の節句の由来に関しては、諸説あります。創業300年の歴史を持つ老舗人形店、人形のはなふさは、もともとの節句に当たる時期に、病気や厄災を避ける行事を行っていたものが、時代が変わるにつれて武士の間に広がり、一般人に広がっていったとしています。そこで、特に一家の後継ぎになる男の子の成長を祝う行事として、今に受け継がれています。

また端午の節句にかぶとやこいのぼりを飾るのは、それぞれ意味があるようです。日本人形協会によると、武士たちにとって身を守るために大切な、かぶとやよろいを神社へ奉納していたことが由来となっているとのこと。その「身を守る」という意味が変化し、病気な事故などから子どもを守ってくれるようにとの願いが込められて、かぶとやよろいを飾るようになったようです。

こいのぼりは江戸時代からの風習で、どんな場所でも生息することができる生命力の強いこいを飾ることで、子どもたちがどのような環境でも対応でき、立派な人間になるようにとの思いが込められているとされています。

端午の節句に出す食べ物とその意味について

かしわ餅 amana images

端午の節句で一般的に食べられている料理として、「ちまき、かしわ餅、しょうぶ」などがあげられるかと思います。総合人形専門店のこうげつ人形によると、ちまきは紀元前に中国から伝わってきたもの。国王の側近として仕えていたものが陰謀のために国を追われ川に身を投げたときに、多くの人がちまきを川に投げ入れた日が5月5日だったことから、当日にちまきを食べる風習になったと説明しています。

またかしわ餅を食べるようになったのは、かしわの特徴と関係しています。かしわの葉は新芽が出ない限り落ちない、という特徴を活かし、親は子どもが生まれるまで死なないと言う考えから、子孫繁栄の意味として食べられているようです。

そしてしょうぶは、無病息災の意味を込めて飲んだり、お風呂に入れたりして端午の節句に使われるようになりました。武家時代の勝負や、武道などを重んじることを意味する尚武などとかけて、端午の節句に薬草のしょうぶが使用されたとも言われています。

出典元:

先輩ママの端午の節句に作った料理をインスタで探してみました!

「風習を重んじた料理を作りたい」「子どもが喜ぶ料理を作りたい」など、端午の節句に腕によりをかけた食事を作りたいというママも見受けられます。また、まだ大人と一緒の料理を食べられない離乳食期の子どもも楽しめる料理も一緒に紹介しています。

懐石風に、おいしいものをちょっとずつ

いろどりもきれいな懐石風の料理です。いろいろな種類の料理をちょっとずつ盛り付けられており、離乳食完了期など手づかみ食べを楽しんでいる子どもへ、盛り付けのヒントになるかもしれません。

たけのこやささ、かぶとにおだんごなど端午の節句に食べるものが並べられていますね。また節句を一緒にお祝いしてくれる、両親などへのおもてなし料理を考えている人にもおすすめです。

端午の節句は春から初夏の楽しみも

初節句のお祝い膳として作られたメニューです。かしわ餅やちまきなどをメインに、色味がきれいなちらし寿司がお祝いの席の雰囲気を出していますね。

メインは「こどもの日プレート」で

こちらもそろそろ1歳になる子どものための作った、こどもの日プレートです。ご飯とパン、果物などで彩りよく作られています。また、かぼちゃやツナサンドで、野菜とおさかなも食べられるよう工夫がなされています。

薄焼き卵を使って折り紙の要領でかぶとを折り、ご飯で作った顔に被せて作っています。端午の節句の雰囲気がばっちりですね。

てまりずしで華やかな食卓に

高級料理店のようなテーブルコーディネートですね。こちらはさまざまなレシピを利用して作り上げたてまりずしです。お刺身などを使って、色とりどりに仕上がっています。まだ生ものを食べられない年齢の場合は、色が同じ野菜などで代用しててまりずしを作ることをおすすめします。

おいなりさんがこいのぼりに変身

こいのぼりに見立てた、いなりずし。ご飯を詰めた油揚げの切り口を軽く内側に折り、錦糸卵やソーセージなどを飾っておさかなに見せています。またここでもかぶとの春巻きは大活躍ですね。お皿を青空に見立てたかわいらしいプレートです。

出典元:
  • 坂井一之「初めての離乳食」37(ベネッセコーポレーション,2011年)
  • 池上保子「やさしい離乳食」32(赤ちゃんとママ,2006年)
  • 坂井一之「初めての離乳食」129(ベネッセコーポレーション,2011年)
  • 上田玲子(監)「この1冊であんしんはじめての離乳食」158(朝日新聞,2016年)

端午の節句(こどもの日)に用意しよう!おすすめのかぶと&飾り付け7選

男の子がいる家庭では、外にこいのぼり、自宅にかぶとの飾りが一般的ですが、なかなかそうもいかない場合もありますよね。大きなものを飾ることはできないけれど、お家を端午の節句仕様に飾り付けしたい、というママもいるでしょう。ここでは、端午の節句に用意したいおすすめのかぶとと飾り付けをランキング形式で紹介しています。

7位.和彩工房「名入れ立札落款入り4.0×8.0cm」

名入れ立札落款入り4.0x8.0cm

こちらの商品は、子どもの名前を印字してオリジナルの立て札。らっかんが入り、とても本格的な作りです。かぶとと一緒に飾ることで、端午の節句の雰囲気が増すでしょう。サイズは小さいため、収納時にはコンパクトに収まりますよ。

6位.長生堂「五月人形」

五月人形

大きいサイズのかぶとを飾るスペースがない、という家庭におすすめのガラスケースに入ったこちらのかぶとは、場所を取らないサイズ感にもかかわらず、上質な陶器を使用しているため、長く使用できるものです。

オプションでメーカーオリジナルの名入れした木札が付いてきます。一枚540円と安価のため、検討することをおすすめします。

5位.長生堂「箱段お飾りセット」

箱段お飾りセット

高さが26cm、横幅が22.5cm、奥行が5.5cmとかなりコンパクトなつくりになったこちらの商品は、一つ一つ手作りされた温かみのある人形たちです。

人形はそれぞれ固定されていないため、好きなようにアレンジすることができるのが、毎年楽しみになりそうな一品。ちりめん素材の風合いを生かし、細かい部分にこだわって作られているため、飾った時の雰囲気も一味違うでしょう。

4位.長生堂「跳ね鯉モビール」

跳ね鯉モビール

ちりめん素材で作られたこいが3匹、まるで泳いでいるようにして作られたモビールです。こいのぼりを外に飾ることができない場合でも、これなら楽しんでもらえるのではないでしょうか。

お家の中でゆらゆら揺れ、物を目で追うようなるねんね期の赤ちゃんがいる家庭にもおすすめです。また天井につるすタイプで、やんちゃな年齢の子どもに壊される心配もありません。

3位.長生堂「 端午お飾りセット(兜)」

 端午お飾りセット(兜)

木製の台と、金のびょうぶにちりめん素材で作られたかぶとが立派なこちらの商品は、こいのぼりや吹き流しもセットになった、端午の節句にぴったりの飾りです。一つ一つはコンパクトで小さめですが、組み立てるとかなりの迫力。これ一つでお祝いの日を迎えられそうですね。口コミでは「コンパクトで出し入れがしやすい」、「見て楽しめるデザイン」などの声が多く、高評価でしたよ。

2位.京都西陣「金襴織」

金襴織

こちらの商品は、金らんの刺しゅうで名前が入る旗です。かなり雰囲気があり、これ一つでパっと映えるような旗ではないでしょうか。この記事は、金色を紹介しましたが、緑やシルバー、青など好きな色を選ぶことができます。また描かれている動物もさまざまな種類がありますよ。

サイズは飾り台も含め高さ40cmほどで、かぶとなど他の飾りのとなりに置いて楽しめるでしょう。

1位.久月「五月人形兜ケース飾り」

五月人形兜ケース飾り

江戸時代からの歴史を持つ、久月が人形屋ホンポとコラボしたこちらの商品は、圧倒的なかぶとの存在感が魅力的。背景の富士山とかぶとで迫力がありますよね。焼桐製のケースとオルゴールも付いているため、子どもも楽しめそうですね。

アクリルケースで、どの角度からでも見ることができ、飾る位置を選びません。大きさもかなりコンパクトのため、飾るスペースを最小限に抑えることができますよ。

子どもの健やかな成長を願って、端午の節句をお祝いしよう

こどもの日 PIXTA

五月人形などの商戦は、クリスマスからお正月の時期に始まるようです。それより前から、お部屋に置きたい飾り物などを探してておくと、イメージに合う商品を余裕持って購入することができるでしょう。

また、皆さんが作った行事食や飾り物にヒントを得ながら、子どもの成長を祝う一日をプロデュースしてみてくださいね。

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「端午の節句」 についてもっと詳しく知る

出典元一覧

  • 人形のはなふさ「端午の節句の由来とお祝いの仕方」(http://www.n-hanafusa.co.jp/gogatsu_ningyou/yurai,2018年10月3日最終閲覧)
  • 日本人形協会「端午の節句と五月人形」(http://www.ningyo-kyokai.or.jp/sekku/tango.html,2018年10月3日最終閲覧)
  • 晃月人形「菖蒲と端午の節句について」(https://kougetsu.co.jp/tangonosekku/shoubu.html,2018年10月3日最終閲覧)
  • 坂井一之「初めての離乳食」37(ベネッセコーポレーション,2011年)
  • 池上保子「やさしい離乳食」32(赤ちゃんとママ,2006年)
  • 上田玲子(監)「この1冊であんしんはじめての離乳食」158(朝日新聞,2016年)

本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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