妊娠後期、背中や腰の痛みがつらい
少し歩いただけで疲れたり、おなかが張ったりする妊娠後期。動きにくさに加えて、背中や腰に痛みを感じることがあるようです。ママリには以下のような声が寄せられています。
あまりの痛さに歩けなくなっちゃいます。
元気に育っている証拠だとは分かっているのですがそれにしてもこの腰痛結構ツライです…
自分では対処しきれないほどの痛みを抱えている人もいるようです。座っていられない、あるいは歩けないほどの痛みに襲われると、日常生活もままなりませんよね。
背中・腰の痛みがおこる理由
妊娠後期に生じる背中や腰の痛みの要因は、妊婦がとりやすい姿勢にあります。
妊娠後期になると、しだいにおなかが重くなるため、無意識に体を後ろへそった姿勢になりやすくなります。大きなおなかを支えてバランスを取るための姿勢ではありますが、不自然な筋肉への負担がかかってしまうため、背骨の周りの筋肉はいつも緊張した状態に。結果として、背中や腰に重苦しい痛みが生じるようになるのです。
さらに、出産時に骨盤が開いて胎児が通りやすくなるように、妊娠中は関節や骨の結合、じん帯などがゆるむことも、もう一つの要因です。腰骨と背骨をつなぐ関節がゆるむため、寝返りをうつときや、片足に体重をかけた時に「ギクッ」という痛みがでる場合があります。