洗い物も少なくて済む!簡単「ポリ袋を使ったレシピ」
毎日の食事作りは人数がいればいるほど、手間と時間がかかります。大変ですが、家族の「おいしい」という言葉を聞けば、ママは頑張れるものですよね。
しかし、できるだけ手軽に料理が作れて家族皆が満足できるものだとママも助かるもの。そこで注目したのが「ポリ袋を使ったレシピ」です。
名前の通り、100円ショップやホームセンター、スーパーなどで買うことができるポリ袋を使い料理をします。ただし「高密度ポリエチレン」でできた90~110度の熱でも大丈夫な耐熱性のあるポリ袋を使用してくださいね。
忙しいママにとって、ポリ袋はさまざまな料理に変身させられる便利アイテムなのです。このポリ袋調理の大きなメリット三つを、まずは説明します。
メリット1.セミ真空調理ができる!
耐熱温度が約110度の製品であれば、沸騰したお湯に入れても大丈夫。もちろんお湯だけでなく、電子レンジ調理も可能。セミ真空調理をすることができますよ。
高密度ポリエチレンという表記のポリ袋を購入する必要があるため、買うときは必ず耐熱温度を確認しましょう。くれぐれもビニール袋と間違えないように。耐熱性のポリ袋ならば調理の幅がグッと広がります。
ポリ袋がこんなに優秀なアイテムとは驚きですよね。
メリット2.洗い物が出なくてラクラク!
食事作りの大変なところと言えば、後片付けではないでしょうか。具材や調味料を混ぜるときに、ボウルや加熱する際の耐熱容器などを洗って拭くのは意外にも面倒なもの。
ポリ袋調理なら洗う必要はなく、使った後は捨てるだけで済むので水道代節約にも一役買ってくれます。また災害時やアウトドアなどのときも活躍してくれるので、用意しておくと良いでしょう。
他にも、調理時に手が汚れることが少なく済むのがうれしいポイントです。
メリット3.冷凍保存もOK!
ポリ袋はマイナス温度にも強いため、食材を冷凍保存するときにも使えます。料理の下ごしらえをし、冷凍保存をすることで次の調理が簡単になるのでおすすめですよ。
時間があるときにストックたくさん作り、常備しておくことで忙しいママを助けてくれますよ。これを知ってしまったら、ポリ袋が欠かせないこと間違いなしです。
お肉を使ったおすすめ「ポリ袋レシピ」を紹介
ポリ袋調理のメリットが分かったところで、ここからはポリ袋調理のレシピを紹介します。家族皆がそろって「おいしい」と言うこと間違いなしなレシピばかり。
普段の食事ではもちろん、クリスマスやお正月などの集まりにもぴったりなので、ぜひ挑戦してみてください。また、簡単なので子供と一緒に調理するのもおすすめですよ。
1.ガッツリボリューミー「スペアリブBBQソース」
©ワニブックス
材料(2~3人分)
- スペアリブ:3~4本(360g)
- 塩コショウ:少々
- Aケチャップ:大さじ2
- Aウスターソース:大さじ1
- Aおろしニンニク:小さじ1/2
作り方(所要時間約30分)
- ポリ袋にスペアリブを入れ、フォークなどで肉の表面に穴を数箇所開けて味をしみこみやすくする。塩コショウをなじませ下味をつける。
- Aを入れ、なじむように軽く混ぜ、空気を抜きながら袋をしばる。
- 湯を沸かした鍋に入れ、ポコポコ泡が出る状態を保ちながら30分加熱する。
パーティーや特別な日に作りたいスペアリブですが、調理が難しそうという印象はありませんか?そんなスペアリブも、ポリ袋調理ならたった30分で完成します。
スペアリブにフォークなどで穴をあけて味を中まで染みやすくし、袋へ。あとは調味料を入れ加熱するだけで完成です。おいしくするポイントは空気を抜いて袋を閉じ、横一列に並べること。
均一に並べることにより火の通り具合が同じになるようにします。しっとりジューシーなスペアリブが食べられますよ。
2.大流行のあの料理も「チーズタッカルビ」
©ワニブックス
材料(2~3人分)
- 鶏もも肉(一口大にカット):1枚(300g)
- ピーマン(太めの千切り):2個
- タマネギ(繊維を断つように薄く千切り):1/4個
- ケチャップ・焼肉のタレ:各大さじ2
- ピザ用チーズ:70g
作り方(所要時間約15分)
- ピザ用チーズ以外の材料をポリ袋へ入れてよく混ぜる。空気を抜いて袋の上部をしっかり結ぶ。
- 別のポリ袋にピザ用チーズを入れ空気を抜き、袋の上部をしっかり結ぶ。
- 湯を沸かした鍋に1、2を入れポコポコ泡が出る状態を保ちながら15分加熱する。
- 鶏肉を皿に盛り、食べる直前にチーズをかける。
韓国料理ブームの火付け役と言えるほど、支持されているチーズタッカルビがポリ袋調理なら15分で完成します。とろとろチーズが具材にしっかりからみ、ご飯がすすみますよ。
鶏肉、チーズをそれぞれ袋に入れて同時に加熱するので時短にもなり、食べる直前にチーズをかけて食べるので温度を気にすることなく楽しめます。
ご飯だけでなく、パンにも合うメニュー。本場のチーズタッカルビのように辛くはないので、子供も堪能できるようになっています。
3.赤ワインで高級感アップ「ローストビーフ」
©ワニブックス
材料(2~3人分)
- 牛肉ブロック:300g
- 塩コショウ:適量
- おろしニンニク:小さじ1
- A赤ワイン、しょうゆ、砂糖:各大さじ2
作り方(所要時間約15分)
- ポリ袋に牛肉ブロックを入れ、肉の表面をフォークで穴を数箇所あけて塩コショウ、おろしニンニクを揉みこむ。
- フライパンで1の表面を焼き、焼き色をつける。ラップで包みポリ袋に入れ、空気を抜いて上部を結ぶ。
- 肉を取り出したフライパンにAを入れて、とろみが軽くつくまで煮詰める。
- 湯を沸かした鍋に2を入れて、ポコポコ泡がでる状態を保ちながら15分加熱する。肉を薄く切り、さらに盛り付けAをかけて完成。
パーティーに欠かせない料理と言えば「ローストビーフ」ですよね。作ってみたいけど、難易度が高くなかなか挑戦するまでには至らない、というママもいるかもしれません。
特に、ローストビーフを作るときの難しいポイントが温度管理です。加熱が足りないと中が生になってしまいますし、加熱しすぎて硬くなることもあります。
ポリ袋調理なら15分でゆっくり中まで火を通し、絶妙な仕上がりに。表面に焼き目をつけることで旨味をギュッと閉じ込め、赤ワインソースで高級感がアップしたローストビーフが味わえます。
詳しくは「予約の取れない家政婦マコのポリ袋でつくりおき」をチェック!
今回紹介したポリ袋は、料理研究家マコさんのレシピ本「予約の取れない家政婦マコのポリ袋でつくりおき」からピックアップ。
1週間の"おかず貯金"という常備菜が、たったの3時間でできる魅力的なレシピが全127Pにまとめられました。
ポリ袋の代名詞である「セミ真空調理」で味がしっかり染み込んだ絶品料理が満載。ふっくら仕上がる「蒸し料理」や硬い根菜類も、しっかり火が早く通る技を大公開。
他にも「スイーツ」や「おせち」など、全100品が掲載されています。豊富なバリエーションが載っているこちらのレシピ本は、忙しいママたちのバイブルになること間違いなしです。ぜひチェックしてみてください。
今すぐポリ袋をゲットし、セミ真空調理に挑戦しよう
ポリ袋調理で、今まで作ることができなかった難しい料理も、パパっと短時間で完成できるのはうれしいですよね。筆者もポリ袋を購入し、挑戦したいと思いました。
おいしい料理が作れることだけでなく、洗い物が少なくて済む、手が汚れないというポイントが魅力的ではないでしょうか。
今回紹介したレシピの肉を魚に変えたり、野菜を加えてバリエーションを増やすことができるのでいろいろ試したいですね。家族だけでなく、ママ友と一緒に作りパーティーをするのも盛り上がります。
さきほど紹介したレシピ以外にもたくさん掲載されているので、「予約の取れない家政婦マコのポリ袋でつくりおき」も気になる方は手にとってみてくださいね。