産後、周りの大人がうっとうしいと感じてしまう…
子供が生まれても、あまり態度が変わらない夫もいれば、急に子煩悩な行動になる夫もいるでしょう。子供が生まれた途端、義母が頻繁に連絡してくるようになった、といった場合もあるのではないでしょうか。
子供に関わろうとしてくれているのは、ママとしてとてもありがたいですが、なんだかうっとうしいと感じてしまうことも。
自分以外の人が子供をかわいがっている姿を見ると、なんだかもやもやするということは、実際に筆者も経験しました。産前はまさか自分がこのように感じるとは思っていませんでした。
もちろん感じ方は人それぞれ。ママリにも、以下のような投稿がありました。
(省略)
もう実家に帰りたいです。今日は旦那が休みなので余計辛い…いない方がいいなんて思っちゃいます。なんか旦那に拒絶反応がすごくイライラして話したくもない、どうしたらいいかわかりません。離婚したい。
パパが子供に対して行うことすべてに拒絶反応が起きると、ママもつらいですよね。よかれと思ってしてくれていることでも、ママはつい過剰に反応してしまうことも。
夫だけでなく、自分の親や義実家に対しても同じような感情を抱いてしまう、という方もいるのではないでしょうか。
私の子どもなのに…
これは筆者自身の経験なのですが、義実家に帰省した際到着して早々、義母が子供をさっと取り上げてしまったことがありました。
取り上げる、と書きましたが、実際はただ抱っこしただけです。しかし筆者からしたら、それを「取り上げられた」と思えてしまうほどショックな出来事でした。
子供が成長した今考えると、おばあちゃんがかわいい孫を抱っこしたいのは当然のことだなと思うのですが、当時はそのような考えには至りませんでした。
先輩ママが経験した、「産後ガルガル期」
ママたちが経験した、周りの大人たちとの気持ちのずれについてを、いくつかご紹介します。
あくまでも体験談で感じ方には個人差があるため、参考程度にしてくださいね。
夫に対するイライラ、気持ちのずれ
特に理由はないけど
優しくされてもイラつくし、○○してってお願いしてわかったよーって言ってすぐ動かないとボロクソ言っちゃうしで、旦那にはかなり当たり散らしてましたw
あー、このまま嫌われてもおかしくないな。と思いながらも止められずに、触らないで。きもい。くさい。とか、めっちゃいってました…(´;ω;`)
特に大きな理由はなくともイラッとしてしまうこと、ありますよね。どうしようもない部分もあるのかもしれません。
イライラをパパにぶつけることでけんかになってしまい、さらにイライラするという悪循環におちいってしまいそうです。「ガルガル期」というママにはどうしようもない時期があることをパパが知っていたら、乗り切れるのかもしれません。
小さな嫉妬心
こう感じてしまうのも、ママがいつも育児をがんばっている証拠。おいしい思いばっかりして…と感じてしまう気持ち、よく分かります。
しかし、にこにこ笑顔のわが子ほど、かわいいものはありませんよね。わが子が幸せそうならそれで良いと感じられるよう穏やかにすごしたいものですが、それができないのが「ガルガル期」なんですよね。
家事を代わって
本来なら育児に協力的なパパに感謝するところですが、反対にイライラしてしまうことも。
子供の泣き声が聞こえただけで、慌ててすぐ駆けつけるのがママの日常というママも多いでしょう。それに慣れてしまっているから余計に「私が抱っこするのに!」となりそうです。
家事を代わってくれるパパを期待しているのかもしれませんが、そこまで理解を求めるのは難しいのでしょうか。
捉え方の違い
あるあるですが、とってもむずかしい問題。義母が自分用の抱っこひもまで購入するとなるとさすがに「え?」と思います。しかしパパにとっては実の親なので、大事にしたい気持ちもあります。
なんと言ったら波風立てずにうまくパパに伝わるのでしょうか、悩みますね。
小言が多い
例えば昼間暑かったので半袖にしたら
まだ半袖は寒いんじゃない?
とか、爪が伸びて顔に引っかき傷があるから2日に1回ぐらいは切ってあげた方がいんじゃない?
とか…
とにかく自分が出来ないくせにウルサイです!
自分でできないくせに口ばっかり出さないで、と言いたくなってしまうのではないでしょうか。ママはたくさんすることがあって、そこまで頭が回らないこともありますよね。
小言を言うのであれば、パパにやってみてほしいものですね!やり方を聞かれたら、丁寧に教えてあげましょう!
義実家に対するイライラ、気持ちのずれ
ありがとうってなに?
それを読み、嫌な気分になったのです。
赤ちゃんは私のなのに、ありがとうって何?と内心思ってしまいました。
「育ててくれてありがとう」だと、あなたのために育ててるんじゃないわ!となりそうですよね。イラッとしてしまう気持ちに共感します。
義母にはまったく悪意はないですし、「いつも育児お疲れさま」と言い換えてもらえていたら、感じ方が違ったのかもしれませんね。
好みの違い
趣味が違うものをもらうのも、結構なストレスになるのではないでしょうか。特に服は、「義両親と会うときに着せておかないと!」と気を遣うのも嫌ですよね。
一緒に買い物に行くほうが嬉しいという方は、パパに相談してみるといいかもしれません。
預かりたがり
出かけてきていいよ!孫預かるから💓攻撃。←私がいないところで息子を可愛がりたいだけ。
かなりしつこく毎回言われていたので
哺乳瓶のまないので。と断っていました。
しかし今度は、孫が離乳食たくさん食べれるようになったら預けられるしね!とはじまりました。。。。
この言葉聞くだけでかなりイライラしてしまいます。
幼い子供を預けるのはそう簡単ではありません。毎回言われると、きっとかなりのストレスになるのではないでしょうか。
これが原因であまり義実家に帰省したくなくなったり、避けるようになりそうです。イライラしてしまいそうなときは、適切な距離感を意識するとよいかもしれませんね。
え?悪口?
子供の見た目をとやかく言われるのは嫌ですよね。言っている側に悪気はなくとも、言われたママは心配になったり、悲しい気持ちになってしまいそうです。
悪意がなくても見た目に関しては何も言わないのが一番!義母からのコメントは、パパを使ってコントロールできるといいですよね。ママが直接言うのは難しいですよね。
パパにもある!?
これには筆者もびっくりしました。親に赤ちゃんを抱かせるのは嫌と感じることは、パパが経験する場合もあるんですね。
この投稿に対して、「そんなパパ羨ましい!」というコメントも寄せられていました。夫婦で気持ちを共感できそうです。
産後ガルガル期になりやすい人の特徴は?
産後のガルガル期になりやすい人にはある特徴があると言われています。それは育児に一生懸命で、ワンオペ育児をしている人です。
産後にガルガル期になりやすい人は、強いストレスや疲労を感じていることが多いもの。育児に一生懸命になりすぎて、睡眠不足である傾向もあります。そしてさらに、パートナーの協力が得られにくい状況にあると、ガルガル期になりやすいそうです。
つまり産後ガルガル期を避けるには、ストレスや疲労をためないことが大切なのですね。
産後ガルガル期の対処法や乗り越える方法は?
産後のガルガル期になりやすいタイプの人は、うまく乗り越えるための方法について知っておくことが大切。次のような対処法を参考にしてください。
ストレスを発散する方法を見つける
産後ガルガル期はストレス過多により引き起こされやすくなるので、ストレスを発散する方法を見つけることが大切です。
ストレス発散は簡単なことではありませんが、好きな音楽を聞いたり、眠る前にアロマを焚いてリラックスしたりすることが効果的ではないでしょうか。ずっと欲しかったものを思い切って買ってみる…などの方法も良いかもしれません。
周囲のサポートを頼る
ストレスや疲労を溜めないようにするには、周囲のサポートを頼ることも心がけてください。ご両親や義両親からのサポートが得られそうであれば頼り、もし遠方であるなどの理由で頼れない場合は、公的サポートを利用するのがおすすめ。
もちろん一番身近にいるパパからの協力を求めることも忘れないでくださいね。
何でも完璧にこなそうとしない
産後にガルガル期になりやすい人は、何でも完璧にこなそうとして疲労やストレスをためやすい人です。家事に育児に仕事…と、なんでも完璧にこなそうとしないことが、産後ガルガル期への対処となります。
生まれたばかりの赤ちゃんだからお世話をしなくてはと思うのは当然ですが、たまには赤ちゃんよりもご自身の心の方を優先して適度に手抜きするようにすると楽になりますよ。
気持ちを分かり合える仲間を作る
気持ちを分かり合える仲間を作ることも、産後ガルガル期への効果的な対処法となります。近所にママ友を作ったり、地域の子育て教室に行ってみるのも良いでしょう。
子育てについての悩みや不安を分かち合える仲間がいれば、つらい気持ちも共感し合えるかもしれません。もちろんパパでも良いのですが、1人で子育てをすることを避ければストレスや疲労は軽減されるようになるはずですよ。
育児と休息のメリハリをつける
育児と休息のメリハリをつけることも産後ガルガル期の対策として効果的。短時間でも自分の好きなことをしたり、自分1人になれる時間を見つけたりするよう心がけると良いですね。散歩でも良いので、育児や家事以外のことをする時間を確保しましょう。
メリハリをつけることはストレス発散にもつながります。周囲のサポートを頼りながら、育児以外のことをする時間も大切にしてくださいね。
産後に感じる、「産後ガルガル期」は珍しいものではない
産後に感じる「ガルガル期」と呼ばれる、周りの大人に対して「うっとうしい」と思ってしまう時期。それは産後のママに現れやすい感情なので、珍しいものではありません。
しかし産後にガルガル期になりやすい人・なりにくい人がいるのも事実。産後ガルガル期になりやすい人は、完璧主義で疲労やストレスを溜めがちな人や、ワンオペ育児をしている人であると考えられます。
産後ガルガル期に対処するには、ストレスや疲労を溜めすぎないようにご自身を労わること、周りからのサポートを得ることが大切です。もしガルガル期がつらいと感じたら、周りにサポートを求めることを忘れないでくださいね。