忙しいママの味方「下味冷凍」
子育てをしていると、思っていたように身動きが取れず、食事の準備をしたくても子供が泣きだして台所に立てないことも多々ありますよね。子供のお世話をしながら日々の献立を考え、準備をして…というのは、実際に行うととても大変なもの。
冷凍保存をうまく活用すると、時短にもなって忙しい日々も少し楽になるかもしれません。おかずを作る際にあらかじめ下味をつけておき、冷凍保存する「下味冷凍」をご存じでしょうか?
下味冷凍を取り入れることで、バタバタな日でも火を通すだけでおかずを食卓にサッと並べることが可能になります。ママリにも、このような投稿が寄せられました。
実際に「下味冷凍」を実践している投稿者さんから、このような声が届きました。同じように便利さは分かっていても、レパートリーで悩む方もいるのではないでしょうか。
筆者もレパートリーに悩む1人です。普段から「下味冷凍」を取り入れており、子供の病院などで帰宅が遅くなる日は、前夜に冷蔵庫へ移して解凍。あとは加熱するだけでメインのおかずが完成しとても便利なので、常に3種以上は冷凍庫にストックしています。
しかし、同じメニューの繰り返しになってしまうこともあるのが悩みの種。皆さんはどのような「下味冷凍」を実践されているのでしょうか?
これ作りたい!先輩ママに学ぶ「下味冷凍」レシピ
大変便利ではあるけれど、なかなかレパートリーが増えにくい「下味冷凍」のレシピ。
皆さんはどのようなレシピでストック作りに励んでいるのか、先輩ママたちに聞いてみました。どのようなレシピがあるのか楽しみですね。では、一緒に見ていきましょう。
1.ショウガとニンニクでパワーアップ、みんな大好き唐揚げ
ショウガとニンニクが利いた、子供から大人まで幅広い世代に人気な鶏肉の唐揚げ。
下味をつけて冷凍しておけば、味がしっかりと染み込んで柔らかくしあがります。使用したい日の前日に冷蔵庫へ入れて自然解凍しておき、あとは粉をまぶして揚げるだけ。
気温が高まるとともに、冷えたビールが恋しくなりますよね。そのビールがよりおいしくなるベストコンビな一品。定番メニューとして、この夏は活躍しそうですね!
2.タマネギも一緒に、生姜焼き
家族が喜ぶ王道メニュー、豚肉の生姜焼き。このメニューも、下味冷凍でより簡単に手早く作ることができますよ。
先輩ママは豚肉だけではなく、タマネギも一緒に漬け込んで冷凍しているとのこと。タレが染み込んだタマネギもまたおいしいですよね。解凍したら、あとはフライパンで焼けばあっという間にできあがり!パパッと仕上げられる1品が冷凍庫にストックしてあると、何だか安心できますよね。早速仕込んでみましょう。
3.コクうま!鶏むね肉のみそマヨ漬け
パパからも好評だった、鶏むね肉をみそとマヨネーズで漬け込んだ、こってり味がおいしいみそマヨ漬け。鶏むね肉がしっとり柔らかくなっていて、ごはんに乗せてかきこみたくなるお味です。仕上げに刻んだネギをたっぷり乗せたり、タマネギやキノコなど野菜を一緒に炒めてもよいですね。
鶏もも肉で作るとよりジューシーに仕上がります。また、鶏肉ではなく豚肉でも美味しくできそうですね。
4.下味冷凍でバターチキンカレーにもチャレンジ
おうちでバターチキンカレーが出てくるなんて最高ですね!いつものカレーももちろんおいしいのですが、バターチキンカレーもまた違ったおいしさで、家族にも喜んでもらえそう。
下味をつけた鶏肉を解凍し、スパイスやトマト缶と一緒に煮込み、バターや生クリームでまろやかに仕上げます。筆者も一度作ったことがあるのですが、しっかりとした味にしようとカレー粉を多めに入れた結果、子供には食べられないほど濃く辛くなってしまいました。
子供が食べるときはカレー粉の分量に要注意。市販のルーを加えると、食べやすくなるのでおすすめです。下味冷凍をストックしておくことで、いつもと違った料理にもチャレンジしやすいですよね。
5.塩こうじが大活躍、ガーリックチキン
塩こうじは下味冷凍にも活躍してくれる調味料。先輩ママはヘルシーな鶏むね肉を使い、塩こうじとニンニクで漬け込んでガーリックチキンをよく作るとのこと。片栗粉をまぶして焼くとよりジューシーに仕上がるようです。とてもおいしそうですよね。
鶏むね肉以外にも、お魚に塩こうじとみそで漬け込むことで西京焼き風に仕上がったり、良い仕事をしてくれるとの投稿もありました。これからは塩もうじを手放せなくなりそうですね。
6.みそ&ヨーグルトで胸肉もジューシー
安くてボリューミーな鶏むね肉。しかし、調理する過程でパサパサとした食感になってしまったり、硬くなってしまったりすることもありますよね。
この悩みをカバーしてくれるのが、「みそ」と「ヨーグルト」。びっくりするような組み合わせですが、二つとも発酵食品という共通点がありますね。一晩漬け込んで焼くだけの簡単レシピ、明日のおかずにいかがですか?
7.サバやマグロでサクッと竜田揚げに
お魚が苦手なお子さんにもおすすめなのが、竜田揚げ。たまには鶏肉ではなく、お魚の竜田揚げはいかがでしょうか。
パサつくこともある魚料理ですが、揚げ物にすると身は衣に包まれてしっとりと仕上がり、サクッとした食感でパクパク食べられます。冷凍保存することで味がしっかりと沁み込み、ごはんが進む竜田揚げに。お弁当のおかずにもおすすめですよ。
いつもと違ったサバの食べ方を試したいとき、お刺身用で買ったマグロの冊が余ったときなどぜひお試しください。
今のひと手間で、明日の自分が楽できる「下味冷凍」
子育てと家事で毎日ドタバタな日々を送られているママに、ぜひ試していただきたい「下味冷凍」。
お肉やお魚が安売りしていて、つい多く買ったときは、「下味冷凍」の出番です。同じ冷凍保存なら、そのまま冷凍するよりも下味を付けてからが保存する方が、明日以降の自分のために繋がりますよ。
隙間時間にひと工夫加え、忙しい時間帯の家事を楽にしていきましょう。