その他の食材とは、牛乳やヨーグルト、チーズといった乳製品、植物油などを指します。1日の目安量は、牛乳・乳製品200g~300g、油脂類8g。食材の組み合わせ例は以下です。
- 牛乳・乳製品:牛乳200ml、ヨーグルト1/2個
- 油脂類:バター小さじ1、またはサラダ油小さじ1
牛乳やヨーグルトは食事に添えても、おやつとして食べさせてもOK。油脂類は1日で小さじ1杯にとどめたいため、調理で使いすぎないように注意しましょう。
- ベネッセコーポレーション「初めての幼児食」25(ベネッセコーポレーション,2011)
- NPO昭和「離乳食卒業からの幼児食の基本」(http://www.npo-showa.net/station/ship/letter/1106youjishoku_kihon.pdf,2019年12月15日最終閲覧)
- 味の素「食材の目安量」(https://park.ajinomoto.co.jp/recipe/basic/ingredients_bunryou/,2019年12月25日最終閲覧)
幼児食を与えるときのポイント
幼児食を与えるときには、意識したいポイントがあります。調理法や取り分け時の注意点について知っておきましょう。
子供の成長に合った調理法を
この時期は子供が手づかみしやすい大きさに食材をカットしましょう。約1㎝角で約4㎝の長さのスティック状がおすすめ。
固さは、子供の前歯でかみ切れる、もしくは奥歯でつぶせる煮物や肉団子程度に。子供の咀嚼力に合わせて食材を選び、切り方や加熱時間を工夫するとよいですね。
薄味を心がけて
保育所の運営などをしているNPO昭和が作成した資料では、幼児食の味付けについて下記のように明記しています。
濃い味のものは味覚が育ちにくくなり、塩分の摂り過ぎは将来、生活習
慣病にむすびつきます。味付けは大人の1/3~1/2を心がけましょう。 ※1
幼児期は味を覚えていく時期。調味料はなるべく控えて、素材本来の「旨味」を味えるようにしましょう。
大人の食事と同じものを子供に食べさせたい場合は、薄味にしたものを子供用に取り分けた後で、大人向けの味付けにするとスムーズです。料理を作る手間を省くため、取り分けも積極的にやってみてくださいね。
遊び食べも成長の過程
ママパパにとって「遊び食べ」はイライラしてしまうものでしょう。しかし遊び食べは、実は子どもの成長にとって欠かせないものです。遊び食べをしながら子どもは発達していきますし、食事をするときのゆとりや自由さが子どもに「食事は楽しいもの」という感覚を与えます。
3歳ごろになると自然とおさまるので、新聞紙やシートなどを敷いて対処してくださいね。










