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監修:佐藤りか

無意識に「妊婦様」になっちゃっているかも?周りを不快にさせてしまいやすい行動とは

妊娠中は、自身の体調やおなかの中の赤ちゃんの様子が気になるという方もいるでしょう。無意識に行動や考え方が自分優先となっても仕方がない時期でもあります。とはいえ、自分としては悪気がなくても、知らないうちに周囲に誤解を与えているのは避けたいところかもしれません。ただでさえ妊娠中は心身ともに不安定になりやすいからこそ、余計なトラブルには無縁でありたい。そんな方のために、ほんの少しの心がけで穏やかに過ごせる秘けつをお伝えします。

PIXTA

これって「妊婦様」なの?

ママリで下記のような投稿がありました。

元妊婦で今も妊婦、職場もにんぷさんによく接するようなところです。
同じ妊婦でもやっぱりやってもらって当たり前、制度を利用して当たり前、もらえるものはもらって当たり前みたいな顔されるとちょっと首傾げちゃいます。
自分が妊娠していることで少なからず周りの人に気遣ってもらったり協力してもらったり、もらえる手当やお休みも自分も含めみんなの税金や他の人の代わりの労力の上に成り立ってるって事や感謝の気持ちは忘れちゃいけないと思うんですけどね…
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「妊婦様」とは、何か正式な定義があるわけではありません。しかしママリでは妊娠をしていることを理由に、何かに対して過剰な反応をするもしくは、自分勝手なふるまいをして周りに迷惑をかけてしまうようなときに「これって妊婦様かも」と感じる人が多いようです。

妊娠をしていることで自分の体調を最優先に考えることは、当たり前のこと。しかしそれによって周囲に影響が出てしまう場合は少なからずあります。困ったときはお互い様なのはもちろんですが、感謝の気持ちも大切にしていきたいところかもしれません。

お互いに気持ちよく過ごすためにも、どのようなシーンで気をつけておくとよいのでしょうか?三つの観点でご紹介します。

電車やバスで席を譲ってもらったときは感謝を伝えよう

優先席 PIXTA

1人目の時は優先席の前で座れなくてわざわざため息ついたり扉にもたれたりしてました。相手の事情も知らずに「若者がなんで優先席に座って、私が乗った途端に寝たりしてるの?こっちはこれから1時間も電車乗るんだけど!」とか思ってました。
今思うと恥ずかしい…。
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マタニティマークをつけることには何の問題もありません。席を譲る側からすれば、マタニティマークをつけてもらった方が譲りやすいと感じている方もいるでしょう。

譲ってくれた方が「譲ってよかった」と思ってもらえるように、席を譲ってもらったときは「ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えるようにするとよさそうです。

仕事を急に休む場合も感謝の気持ちを大切に

妊婦 仕事 PIXTA

本人が休むというならそうするしかないですが、正直仕事なめてるの?と思います。
そういう人がいるから本当にしんどい人でも妊婦様って言われるねん…と経産婦としてもあまり共感できません💦

今のご時世よくあることなのでしょうか?
私が社畜脳なのでしょうか?

意見お聞かせください🙏
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つわりや体調不良で急きょ仕事を休むことはあるでしょう。仕方がないこととはいえ、その分のリカバリーを他の誰かがすることになります。

周囲に迷惑をかけることのおわびと、休ませてもらうことへの感謝の気持ちを伝えましょう。体調がよくなって職場に戻ったときには、仕事を代わりに負担してくれた方全員に挨拶へ行くとよい関係がキープできそうです。

SNSに投稿する内容は慎重に

妊婦 スマホ PIXTA

妊娠発覚したばかりなのにSNSでエコー載せて妊娠報告
流産経験三回あり治療もしているので
そーゆーのを見るとイライラしてしまう😭
性格やばいですよね…そんな自分にもイライラ。
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妊娠の経過を親しい友人に知ってもらいたいと思う方もいるでしょう。しかし妊娠の報告に関しては、その内容を受け取る全ての人が必ずしも心から喜んでくれるものではない可能性があるので注意が必要です。

特にSNSは多くの人に見られる場所。あまり親しくない人にまで見られてしまう可能性もあります。そのことを踏まえたうえで、閲覧する人に配慮した投稿を意識しましょう。

気遣いの必要のない、距離が近い方とのやり取りであれば、閲覧者が限定されたDMやメールなどの利用がおすすめです。

思いやりと感謝の気持ちがあれば、過敏にならなくてOK

妊婦 PIXTA

席を譲ってもらう、仕事を代わってもらうことに対して、妊婦だから当たり前と思うことは間違いではありません。しかし、なかには当たり前と思わない方がいるということも理解しておきましょう。

何かしらしてもらったら必ず「ありがとう」を伝えることを意識するだけでも、心穏やかな妊娠生活がおくれそうです。思いやりと感謝の気持ちをもっていれば大丈夫。肩の力を抜いて楽しい妊婦生活を過ごしてくださいね。

記事の監修

株式会社子育て研究所 代表取締役

佐藤りか

株式会社子育て研究所代表、教育コンサルタント。
ベネッセコーポレーションなど教育業界で長年勤務。幼児教育から高等教育まで幅広く知見を深める。その後、株式会社子育て研究所代表取締役に就任。子どもとママ向けのアットホームなサイト「アフェクション」、編集業「ものかき」などの運営を手掛け、自身の執筆・監修や講和も多数。各種ビジネスコンテストで大賞や優秀賞の受賞歴がある。その他、東京都主催「TOKYO STARTUP GATEWAY」にてメンター&講師を務める。プライベートでは2児ママとして仕事と家庭の両立を強く意識して活動中。

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