しばらく横になっても治らない場合や、30分以上おなかの張りが続く場合は受診することをおすすめします。 受診目安は以下の通りです。
- 1日に10回以上の張りがある
- 張りの間隔が短くなる
- 出血(茶色や黒色を含む)がある
- 冷や汗が出るほどの強い痛みがある
- 安静にしていても張る
1日に繰り返し何度も張りがあったり、張りの間隔が短くなったりする場合は切迫流産・早産の可能性があるため、なるべく早く受診する必要があります。
また、量にかかわらず、出血は切迫流産・早産の兆候である可能性があります。「茶おり」と表現する方がいますが、茶色や黒っぽく見えるおりものは、少量の出血と考えましょう。
- いたはし産婦人科「Q&A」(http://www.itahashi-clinic.com/2016/03/12/お腹が張るような気がするのですがどのような時/,2017年9月26日最終閲覧)
- あおぞらレディス&マタニティクリニック「妊娠 中期~後期」(http://www.aozora-lmc.jp/birth/guide02.html,2017年9月26日最終閲覧)
- みちおかレディースクリニック「妊娠中の出血・おなかの張りについて」(http://www.michioka-lc.com/faq/entry-68.html,2017年9月26日最終閲覧)
- 佐藤クリニック「おなかが張るということ」(http://www.sato-clinic.com/press_vol26.php,2017年9月26日最終閲覧)
おなかの張りが心配な場合は、一度医師に相談を
妊娠中期は、つわりの症状がおさまってくる方が多く、安定期と呼ばれる時期に入ることも重なって、妊娠前のように活動的になる妊婦さんがいるかもしれません。体が楽になったからといって無理をするとおなかの張りにつながることがあるため、くれぐれも動きすぎに注意しましょう。
また、妊娠後期が近づいてくるとおなかが張ることは珍しくないため、危険な張りに気付かないことがあるかもしれません。おなかが張ったときにはしばらく安静にし、落ち着くかどうか確認しましょう。
妊娠中には、体にさまざまな変化が起こります。過度に心配してストレスを感じることもよくないですが、「これくらいなら大丈夫だろう」と自己判断することも危険です。
もしも、ご紹介した受診目安に当てはまるような症状がある場合は、なるべく早く医師に連絡をとって指示を仰ぐようにしてください。










