1. トップ
  2. 妊娠
  3. 妊娠中期(5〜7ヵ月)
  4. 【医療監修】妊娠中期のおなかの張り。張ったときの対処法と病院の受診目安
  5. 2ページ目

監修:清水なほみ

【医療監修】妊娠中期のおなかの張り。張ったときの対処法と病院の受診目安

産婦人科 amana images

しばらく横になっても治らない場合や、30分以上おなかの張りが続く場合は受診することをおすすめします。 受診目安は以下の通りです。

  1. 1日に10回以上の張りがある
  2. 張りの間隔が短くなる
  3. 出血(茶色や黒色を含む)がある
  4. 冷や汗が出るほどの強い痛みがある
  5. 安静にしていても張る

1日に繰り返し何度も張りがあったり、張りの間隔が短くなったりする場合は切迫流産・早産の可能性があるため、なるべく早く受診する必要があります。

また、量にかかわらず、出血は切迫流産・早産の兆候である可能性があります。「茶おり」と表現する方がいますが、茶色や黒っぽく見えるおりものは、少量の出血と考えましょう。

出典元:
【医療監修】妊娠中期の腹痛や下腹部痛の原因、危険な痛みとは?

関連記事:

【医療監修】妊娠中期の腹痛や下腹部痛の原因、危険な痛みとは?

安定期になりほっと一息…と思ったのもの束の間、妊娠中期にお腹や下腹部に痛…

おなかの張りが心配な場合は、一度医師に相談を

妊婦 amana images

妊娠中期は、つわりの症状がおさまってくる方が多く、安定期と呼ばれる時期に入ることも重なって、妊娠前のように活動的になる妊婦さんがいるかもしれません。体が楽になったからといって無理をするとおなかの張りにつながることがあるため、くれぐれも動きすぎに注意しましょう。

また、妊娠後期が近づいてくるとおなかが張ることは珍しくないため、危険な張りに気付かないことがあるかもしれません。おなかが張ったときにはしばらく安静にし、落ち着くかどうか確認しましょう。

妊娠中には、体にさまざまな変化が起こります。過度に心配してストレスを感じることもよくないですが、「これくらいなら大丈夫だろう」と自己判断することも危険です。

もしも、ご紹介した受診目安に当てはまるような症状がある場合は、なるべく早く医師に連絡をとって指示を仰ぐようにしてください。

【医療監修】妊娠6ヶ月の妊婦と胎児の様子。おっぱいマッサージや妊娠線のケアを

関連記事:

【医療監修】妊娠6ヶ月の妊婦と胎児の様子。おっぱいマッサージや妊娠線のケアを

妊娠20週0日~23週6日の間が妊娠6ヶ月です。おっぱいやおなかが大きくなり、…

記事の監修

ポートサイド女性総合クリニック〜ビバリータ〜 院長

清水なほみ

通常の婦人科診療のみならず、最新の脳科学×心理学×医学を統合的に駆使した診療を行う婦人科医。日本で100名しか習得者がいない、トランスフォーメーショナルコーチのテクニックを学び、診療の現場においても、3年間で延べ6000人の患者に同テクニックを用いて診療を行っている。
中学時代のいじめや研修医時代のうつ経験から、「病は気から」を科学的に解明するための研鑽を積む。何気ない会話の中で患者に気付きを与え、片頭痛やイライラをあっさり「忘れさせる」診療には定評がある。5分で病気の「本当の原因」を見抜くため、患者からは「先生は占い師ですか!」と驚かれる。

おすすめ記事

「妊娠中期」「張り」 についてもっと詳しく知る

出典元一覧

本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

カテゴリー一覧