ベビーカーの種類
ベビーカーのタイプは、A型とB型の二つです。A型とB型の基準は、SGマークで有名な一般財団法人製品安全協会による明確な決まりがあるのを知っていますか。
早速その基準に従ったA型とB型ベビーカーの特徴をご紹介します。
新生児過ぎから使えるA型ベビーカー
赤ちゃんが生まれたら、できるだけ早くベビーカーを使いたいと考えているママもいるかと思います。そのような場合は生後1か月から使用できるA型ベビーカーを選ぶとよいでしょう。
A型ベビーカーは、背もたれの角度を変化させられます。例えば、フラットに近くして寝かせて乗せたり、月齢が上がってきたらおすわりさせたりすることも可能です。
背もたれに関しては二通りのルールがあり、最も立てたときの角度は、100度以上と決まっています。一方、最大で倒したしたときは月齢により違いがあり、生後1か月からのものは150度以上、4か月からのものは130度以上です。
また、使用できる期間は最長で48か月までとなっており、適用期間の長さはベビーカーによって違うのも特徴です。例えば「生後1か月から48か月まで」「生後4か月から36か月まで」のように適用月齢の違いが表示されています。
使える期間はメーカーや機種により異なるため、あとで困らないように購入時やレンタル時にきちんと確かめておくことが大切です。
おすわりができる時期からのB型ベビーカー
B型ベビーカーは、A型ベビーカーとは異なり腰がすわる生後7か月からの使用が可能です。適用最長月齢は、A型と同じく48か月までです。おすわりが始まる生後6か月ではなく「しっかり安定しておすわりができる時期」が基準となっているため購入の際は気をつけましょう。
背もたれのリクライニング角度はA型と同じように、最も立てた状態のときに100度以上であることが条件です。また、B型にはもう一つ基準があり、前輪を上げたたきに背もたれと水平との角度差が5度以上であることも示されています。
B型はおすわりができるようになった赤ちゃんが使うため、背もたれのリクライニング機能がついているもの、ついていないものに分かれているのが特徴です。
- 製品安全協会「ベビーカーのSG基準」(https://docs.wixstatic.com/ugd/f19996_be389277c3fc49e69147e94c49ebb973.pdf,2020年10月21日最終閲覧)
- アカチャンホンポ「ベビーカー選びのアドバイス」(https://akachan.omni7.jp/fair/BlifeOutBabycar,2020年10月21日最終閲覧)
- ベビーザらス「人気ベビーカーランキング!A・B型の種類と選び方・おもちゃを紹介」(https://www.toysrus.co.jp/f/CSfStroller-article.jsp,2020年10月21日最終閲覧)
コンパクトなベビーカーの特徴とは?
ベビーカーを選ぶ際にママが一番気になるのは、赤ちゃんの乗り心地でしょう。しかし、それと同時に使う頻度が高いママの使い勝手も重要な要素となります。
使いやすさという点で考えると、コンパクトなものに目が向くのではないでしょうか。そこでコンパクトなベビーカーの特徴をご紹介します。
軽さ
赤ちゃんを乗せたり、荷物を積んだりすると、ベビーカーを押すのが重くなります。そのため、抱っこして畳む、階段を上がるという行動も一苦労でしょう。
そう考えると、ベビーカーの重量は大変重要な要素です。コンパクト、軽量とされる目安の重さは、4~5kgといわれています。
4~5kgなら、ママでも赤ちゃんを抱っこしながら片手でベビーカーを持ち上げることも可能でしょう。
持ち運びやすさ、コンパクトさ
ベビーカーは、赤ちゃんとのお出かけ時に使うものです。そのため、持ち運びがのしやすさは大きな判断材料になるでしょう。
自動車での移動が多いなら薄くなったり、小さくなったりすることが大切ですが、電車移動が多い、自宅マンションが階段のみの場合は手で持ち上げやすいだけでなくあらかじめショルダーベルトがついているものの方が安心かもしれません。
肩から掛けられれば、両手があきます。両手があいていれば、赤ちゃんの抱っこも荷物の持ち運びもしやすくなるのではないでしょうか。
折りたたみやすさ
軽さと同時に気になるのが折りたたみやすさではないでしょうか。メーカーや機種により畳み方が異なりますが、ワンタッチで折りたたんだり、広げたりできるものもあります。
折りたたむ際に両手が必要な商品の場合は、一度赤ちゃんをどこかへ降ろす必要が出てくるでしょう。ところが、片手で開閉ができるなら、抱っこしたままの操作が可能です。
これができるだけでも、日常生活でのママの負担や赤ちゃんのストレスが減るかもしれません。
- アカチャンホンポ「ベビーカー選びのアドバイス」(https://akachan.omni7.jp/fair/BlifeOutBabycar,2020年10月28日最終閲覧)
- アップリカ「ベビーカーの選び方」(https://www.aprica.jp/products/babycar/select_babycar/,2020年10月28日最終閲覧)
先輩ママがベビーカーを選んだときのポイントとは?
軽くて移動しやすいコンパクトベビーカーが欲しい!でもいざ購入となるとやはり迷う、という方もいるかと思います。先輩ママたちがどのようなことに着目して選んだのかをご紹介します。
A型にもB型にも対応しているタイプを購入
ベビーカーは
軽くて、小回りできるのを買う!!小回りができないと不便ですよ…いちいち曲がるのに大回りしないとだめなので…
私はCOMBIのベビーカーを買いましたが、小回りきくし軽いし荷物もたくさん入れれるし!
少し高いけど買って良かったです
A型の安定性とB型のコンパクトさ両方欲しい!と思いますよね。機能性も利便性もどちらもかなえてくれるベビーカーは最強です。
軽さやたたみやすさを重視
とにかく軽さを重視したという意見が多くありましたね。移動が多かったり自宅がマンションでエレベーターがなかったり、そのようなときに軽いベビーカーはとてもありがたいものです。
2台購入で使い分け
長い時間や期間、ベビーカーを使い続けることが多いママにとって重要なのはやはり「軽さ」と「折りたたみやすさ」ということが分かりました。赤ちゃんとお買い物用品を合わせた重量を押し歩いたり、端に移動させたりすることを考えると、どうしても軽い方がよいと考えてしまうものです。
しかし、赤ちゃんを乗せたり荷物を載せたりすることを考えるなら、軽さと折りたたみやすさプラスある程度の頑丈さも考慮に入れてあえて2台購入して使い分けてみてもよいかもしれませんね。
ベビーカーは実物を確認してから購入しよう
近くに店舗がなかったり、妊娠中や出産直後で出かけられなかったりするママもいます。そんなママの場合、メーカーの説明文や口コミを参考にしてネット通販などで購入しようと考えているかもしれません。
たしかに便利ですし、ネットの方が安価なこともあります。しかし、実際に手に取ってみないと分からないこともありますよね。
例えば、折りたたみのしやすさや重心の位置、押しやすさ、フレームがしっかりしているかなどは実物に触れて初めて分かります。あるママは使いやすいと思っていても、ママの体格や力の強さにより感じ方は違ってくることもあるでしょう。
実物のベビーカーを見たり触れてみたりすることは、口コミでは得られないことを実感できるチャンスです。できれば一度試乗してから購入を検討してもよいかもしれません。