1歳で習い事を探し始めるママは少なくない
子どもの可能性をできるだけ伸ばしてあげたいと思うのが親心。でも、1歳から習い事を始めるのは早すぎるでしょうか。
1歳児から始められる習い事を探しているママは、意外と多いようです。ママリにもこのような声が寄せられました。
息子は1歳半から音楽教室と幼児教室に通ってます!
もう一つ気になるのがあって体験に行ったのですが
息子は嫌みたいですぐ辞めました。
小さいうちの習い事って親のエゴだとは思ってるので
息子が楽しく通うのであれば続けるし、行きたくないが続くのであれば辞めようとは思ってます(^^)
体験教室を活用したり、子どもが喜んで続けられるものを選んだりしているところが、参考にできそうなママの声。
子どもの成長と同じく、1歳児の興味も日々変化して当然です。気に入っているように見えてもなかなか続かない…ということも考えられます。
肩の力を抜いて、「何でもやらせてみよう」という取り組み方ができそうですね。
もう4歳になったので、そろそろ水泳とダンス習わせるつもりですが、夫がピアノもやらせたい、と言うので考え中です💦
自分的には水泳、習字、ピアノ、バスケを小さい頃からやっていましたが、どれもやっててよかったと思ってます😊
息子も2歳になったら英語と、もう少し大きくなったらスイミングですかね🏊
1歳児からの習い事ではありませんが、ごく早い時期から子どもの成長に合わせた習い事選びをしているようです。
あまりたくさんになっても続けるのがたいへんそうなので、家族でよく話し合いながらいろいろな候補を挙げて検討しましょう。
子どもが大きくなって、やっててよかったと思ってくれるような習い事と出会えるといいですね。
2歳8ヶ月からスイミング
4歳11ヶ月から学研教室(週2回、宿題あり)
6歳6ヶ月から習字(まだ、鉛筆の書き方のみ。宿題あり)
です。
楽器も検討しましたが、フルタイムワーママで練習させる時間がないので、楽器は習わせてないです。
習い事をさせるかどうかより、親が付き合えるかどうかがカギなように思います。テレビやスマホを見せてばかりになりがちですよね。。うちも宿題以外の時間はそんな感じです。習い事をさせたところで、親が構わなくていいわけではなくて、なかなか手間が増える感じです。手離れのいい習い事があればいいのですが、スイミングの1時間だけが「ママの1人時間」な感じです。
子どものための習い事ではありますが、通わせるには親の協力とサポートが欠かせません。特に1歳児は、親と一緒にやってみよう!というスタイルのものがたくさんあります。
一人で行かせるわけではないので、一緒に通い一緒に動ける体力的な余裕があるか、習い事の前後にどれくらい時間がかかるか、といったことも検討する必要がありそうです。
ママたちの声に共通しているのは、子どもの成長に合わせて習い事を選ぶ柔軟な姿勢。成長による変化の大きい時期だからこそ、いろいろ体験させてあげたいですね。
1歳児に習い事は必要?
自分のことがちょっとずつできるようになる1歳児。毎日の成長が楽しみで、最高にかわいい時期ですよね。そういうときだからこそ、早めに才能を見つけて伸ばしてあげたい!と思い、習い事を探しているかもしれません。
でも、まだまだ自発的に「やりたい」とは言えない1歳児の習い事は、「まずは何でも経験から」という親の理解が重要に。あまり力を入れすぎず、「いろいろ経験するものの中から、何か才能が開花するものがひとつでも見つかればラッキーだな」と、おおらかな気持ちで取り組んでみたいものです。
まだ言葉もはっきりしない1歳児から習い事を始めることの、メリットとデメリットを紹介します。習い事を考えている方は検討の要素に加えてみてください。
1歳児の習い事のメリット
習い事を通じて何かのスキルを身につけられるのはもちろん、家とはちがう環境の中でさまざまな人と関わることで、幼稚園や小学校に通うことにつながる、社会性を身に着けることができます。
ひとりでは興味を示さなかったようなこともだれかと一緒に取り組むことで新たな興味が生まれ、世界が広がるかもしれません。
親子だけで過ごす家では、視野が狭くなってしまうことがあるかもしれません。習い事に通うことで、友だちや親以外の大人との関わりに対するわが子の反応が新鮮に映り、客観的に向き合うことができるようにも助けられます。
学ぶことの楽しさを知ると、大人になってからも自分の能力を伸ばす力を発揮できます。たくさんのことを吸収し日々成長する1歳から習い事を始めることで、わが子の成長を後押しできるかもしれません。
1歳児の習い事デメリット
習い事にかかる親の労力は相当なもの。自分ででることの少ない1歳児の習い事は、親のやる気にかかっている!と言っても過言ではありません。
準備や送り迎えはもちろん、一緒に歌ったり泳いだりすることもあります。一気に複数の習い事を始めると慣れるまでの負担が大きくなってしまうかもしれません。
ハードスケジュールは、小さな子どもにとってもストレスに。お金をかけているんだから簡単にはやめられない…と考えると、親子共々楽しめなくなってしまいます。経済的な負担も大きくなりますよね。
続けられるかどうか、いろいろな角度から時間をかけて検討してみましょう。
- GYMBOREE「1歳のうちから習い事を始めるメリット&習わせたい習い事3選」(https://www.gymboglobal.jp/column/116,2020年11月12日最終閲覧)
- 七田式教育公式サイト「幼児期の子供が習い事をする3つのメリット&人気の習い事ランキング」(https://www.shichida.co.jp/magazines/幼児期の子供が習い事をする3つのメリット&人気/,2020年11月30日最終閲覧)
1歳児におすすめの習い事5選
今回は1歳児から始められる習い事を紹介します。始めるのによいタイミングはそれぞれに異なるため、1歳以降に初めても楽しめるものを選びました。
体を動かして遊べるものから、学習の基礎になるものまでさまざま。子どもが楽しく学んでいるようすを想像しながら読んでいただけるとうれしいです。
1.リトミック
音楽と運動を組み合わせておこなうリトミックは、見て、聞いて、たくさんのことを学んでいる1歳児だからこそふれさせてあげたい刺激がいっぱい。
親子でふれあいながら、楽しいリズムに合わせて自由に体を動かしましょう。音楽に合わせて絵をかいたり工作したりして遊ぶプログラムもあります。
体全体で音楽を表現することで、リズム感や表現力が養われます。人目が気にならない時期だからこそできる楽しみ方で、子どもの個性や可能性を最大限に引き出すことができます。
リトミックを通じてわが子の可能性や好きなことに気づくということも。1歳から始められる習い事を探している方は、習い事の入り口として体験してみてもよいかもしれません。
2.体操教室
挨拶→リズム体操(手足の動き)をし、はしごを使ったサーキット、手歌遊びや模倣運動(お尻歩き、グージャンプ・横歩き・走る等)を行った後、滑り台や平均台・はしごを使って様々な巧技台遊びを行います。 ※1
公園の減少や騒音を心配するなどの理由から、子どもが思いっきり走り回って遊べる場所は限られています。わが子にはたくさん遊んで、健康な体つくりをさせてあげたいですよね。
幼児向けの運動教室なら、バランス感覚と体力アップに最適。騒音を気にすることなく元気に遊びながら、体の上手な使い方を身につけることができます。親にとっても、家で遊びながらできる体操やケガの注意点などを学ぶことができて参考にもなりますよ。
3.ベビースイミング
水の中でお子様といっしょに遊んだり、からだを動かしたり楽しくスキンシップができます。 ※2
生後6か月頃から始められるベビースイミングは、親子で一緒に水に慣れることから始まります。
水にぷかぷか浮かびながら体を自由に動かして遊んだり、親子でスキンシップを楽しんだりすることができます。小さなうちに水に親しむことで水への抵抗感をなくし、自分で泳げるようになります。
泳げるようになると幼児向けのスイミングクラスにも移行できるので、長く続けられる習い事のひとつです。
4.英会話
始まりのあいさつや親子体操、教師から子どもたちへの語りかけなど、全て英語で行ないます。言葉をしゃべり始める時期の1・2歳は、英語を英語と意識せず、見たまま聞いたまま何でも真似して吸収し、リピートし始めます。 ※3
1歳児から始める習い事として人気の高い外国語。特に英語は、話せて苦労することはありません。大人になってから苦労して習得したという方もいるかもしれませんが、小さなうちに英語にふれていると、そのような苦労をせずにすみますよね。
子どもにとって言語学習は、自然な成長過程のひとつ。勉強や習い事という型にはまったものではなく、遊びながら自然と話せるようになります。小さなうちから英語にふれていると、英語のリスニング力やネイティブのようなきれいな発音を身につけられるのもうれしいですね。
5.通信講座
目標を持って一定のペースで家庭学習を進めたい方には、毎月決まったタイミングで教材が届く通信講座がおすすめ。子どものペースに合わせつつひと月で学び終えるという目標なら、無理なく達成できそうですよね。
家庭学習の基本は、「親が先生」ということ。この月齢の子どもはこういうことに興味を示すんだなぁ、という一般的な目安もわかるので、家庭学習だけでなく遊ぶ時間を学びに変えるヒントが見つかり、子育ての参考になることも。1か月無料で試せる教材などもあるので、まず体験してみるものよいかもしれません。
- カワイ音楽教室「1歳からのリトミック クーちゃんランド」(https://music.kawai.jp/qoo_chan/,2020年11月12日最終閲覧)
- 島村楽器「感じる力と表現する力を育む!1歳半からのリトミックレッスン」(https://www.shimamura.co.jp/lesson/pickup/3223,2020年11月30日最終閲覧)
- SAPIX「プチコース1-2さい」(https://www.hksemi.com/petit_course.html?gclid=Cj0KCQiAwf39BRCCARIsALXWETwuxJImpPZy0GzAr9Oagv2G_6hGRBzcqVoK8SGl8AwAxOrYzZ4ZR4QaAvq3EALw_wcB,2020年11月30日最終閲覧)
1歳児の習い事は「楽しくやってみる」がポイント
1歳からの習い事は早すぎるように感じるかもしれませんが、まだまだ小さいからこそ、いろいろな経験を通して才能を伸ばしてあげたいものですよね。
でも、張り切りすぎは禁物。一度にいくつもの習い事を詰め込みすぎないように注意しましょう。親も子どもも、笑顔で気軽にチャレンジできるようにしたいですね。
続かなくても心配しすぎないようにしましょう。小さな子どもの興味が変化するのは当然のこと。いろいろ試しているうちに、気に入って続けられる「何か」に出会えるかもしれません。