子どもの利き手にはさまざまな研究が行われています。これまでは、4歳ごろに利き手が決まるという説が一般的でしたが、それよりかなり早くから利き手が決まっているという可能性が出てきています。胎児の指しゃぶりが右手であれば右利きになる、生まれたときから決まっているなど研究が進んでいますが、決定的なことはまだ分かっていません。
おおよその場合、幼いころは右で持ったり左で持ったり、はたまた両利きの期間を経ながら成長していきます。利き手が決まらずやきもきしてしまうかもしれませんが、ゆっくり成長を見守っていきましょう。
子どもが左利きに!矯正は必要?左利きが天才と言われる理由は?
もし子どもが左利きだったら、矯正すべきか迷いますよね。左利きで不便なこともあれば便利なこともありますが、パパママが右利きの場合左利きであることに不安を覚えてしまうでしょう。利き手は矯正させたほうが良いのでしょうか。
利き手も個性のひとつ! むりに矯正しなくても大丈夫
近年では利き手も個性のひとつと捉え無理に矯正しないという考え方が主流となっているようです。また、利き手を矯正して脳の発達が右利きや左利きのようになるわけではなく、あくまで「便利なほうの手を使えるように教育された」だけなので、矯正しても脳のどちらが盛んに発達するかはあまり変わりません。
文房具店やホームセンター、インテリアショップなどでは左利きでも使いやすい文具やはさみ、調理器具などが販売されており、左利き用のスプーンやフォーク、子ども用箸なども取りそろえられています。それでもどうしても矯正するべきか悩んでいる方は、左利きのための便利なグッズをお店や通販で探してみて考えるのもよいでしょう。
左利きが天才と言われる理由は?
左利きはある種のスポーツに有利であることが言われています。また左利きにはいろいろな分野で秀でている人が歴史的にも多いということも言われています。おそらくスポーツなどでは左右が同じように使えると、より有利になるのでしょう。 ※1
上記のように、左利きの人には秀でた才能があると言われることがあります。また、スポーツの才能が開花しやすいことも左利きの特徴です。スポーツも右利き同士でプレイするよう考えられたものが多くありますが、卓球やサッカー、野球などの2人以上で行うスポーツは左利きだからこそ輝く才能もありますよ。
右利きの人にはわからない!左利き「あるある」エピソード10選
ここからは、筆者や先輩パパママたちが経験した「左利きあるある」をご紹介します。右利きの方は普通に使っているものでも、左利きならではの苦労や工夫が詰まっていますよ。
包丁を持つと怖いと言われる
右利きの方から見て、左利きが持つ包丁は危なっかしく見える、と言われたことがあります。正しい包丁の持ち方・手の添え方をして野菜を切っているだけなのですが、利き手が違うというだけで危なげに見えるようです。
食事の際にひじがぶつかる
職場の食事会やママ友とのランチ会で、隣に座った左利きの方とひじがぶつかった、もしくは間隔を空けて座った経験はありませんか?食事の際に箸やフォークを持つ手は肘が張るので、席順が決められた会食などではこのような経験をした方は多いのではないでしょうか。
どこに座ってもOKな状況であれば、他の方に肘が当たらないよう左利きの方はテーブルの左端を選んで座ることが多くなります。










