産後の生理再開時期
産後の生理再開時期は6か月以内が一般的と言われていますが、数か月で始まる方もいれば1年以上かかる場合もあるので、個人差が大きく多少遅れていても問題ない場合も。
生理再開に関係している女性ホルモンは、母乳を与えているとその影響を受け生理が遅れてしまいがちに。
そのため授乳中かどうかによって生理再開のタイミングが大きく変わってきます。母乳育児かミルクでの育児かによる生理再開時期の違いについて知っておきましょう。
- にしじまクリニックブログ「産後の避妊について –」(https://nishijima-clinic.or.jp/blog/2020/08/03/産後の避妊について/,2021年7月18日最終閲覧)
- インターネット相談室 Q&A「赤ちゃん&子育てインフォ」(https://www.mcfh.or.jp/netsoudan/article.php?id=1157,2021年7月18日最終閲覧)
母乳育児ママ
母乳で育児をしていると、産後の生理再開が遅くなる傾向にあります。その理由は、授乳中は妊娠中に上昇した乳汁分泌ホルモン(プロラクチン)が低下しにくくなるためです。
生理は卵巣を刺激する2種類のホルモンが適切に分泌され、卵巣から女性ホルモンが産生されることで起こります。
しかし、プロラクチンが低下しないと脳下垂体から分泌される卵巣刺激ホルモンの調節がうまくいかずに、生理が遅れてしまうのです。
授乳中は生理の再開が遅れがちなので、なかなか生理が来なくてもあまり心配しないようにしてください。
- インターネット相談室 Q&A「赤ちゃん&子育てインフォ」(https://www.mcfh.or.jp/netsoudan/article.php?id=1157,2021年7月18日最終閲覧)
- 入間市鍵山の産科・婦人科 小室医院「生理不順の原因と治療 」(https://www.komuroclinic.or.jp/seiri-fujyun.php,2021年7月18日最終閲覧)
- 母乳育児支援交流会 「教えて!母乳のこと」(http://www.seirei.or.jp/hamamatsu/outpatient/childbearing/postpartumafter/pamphlet/upload/pamphlet.pdf,2021年7月18日最終閲覧)
ミルク育児ママ
ミルクで育児をしている場合、出産後の排卵開始は早くて4週間後、生理再開はさらに2週間後となり、産後6週間後くらいが目安となります。
ただし個人差があり、このタイミングで生理が始まらない場合もあるので注意してください。
中には、長期間生理がなかった影響で生理が起こりにくくなっている場合もありますが、一般的には、産後2~4か月後に再開すると言われています。
生理不順の場合は最終生理から3か月以上生理がない場合は無月経扱いになるため、ミルク育児をしていて産後6か月以上たっても生理が始まらない場合は、一度病院を受診してみることをおすすめします。
産婦人科を受診すると、ホルモン検査や卵巣・子宮内膜の状態を検査してもらい、必要であればホルモン治療などを受けることもできます。
- インターネット相談室 Q&A「赤ちゃん&子育てインフォ|」(https://www.mcfh.or.jp/netsoudan/article.php?id=1157,2021年7月18日最終閲覧)
- 世田谷区の産婦人科なら冬城産婦人科医院「授乳中、月経はいつ再開するの?|」(https://www.fuyukilc.or.jp/column/授乳中、月経はいつ再開するの?/,2021年7月18日最終閲覧)
- 聖母病院前産婦人科「産後の避妊法」(https://www.jaog.or.jp/sep2012/JAPANESE/MEMBERS/TANPA/H13/010813.htm,2021年7月18日最終閲覧)
- 入間市鍵山の産科・婦人科 小室医院「生理不順の原因と治療 | 」(https://www.komuroclinic.or.jp/seiri-fujyun.php,2021年7月18日最終閲覧)
産後の生理再開には個人差あり、心配な場合は病院を受診しよう
産後のママの体ではさまざまな変化がありますが、妊娠前と同じように生理が来ないと心配になることもありますよね。
産後の生理再開には個人差があるので遅くてもあまり気にしなくてもよいですが、心配な場合は病院を受診してみてください。