それでは次に、運動をする際の暑さ指数の指針を紹介しますね。
- WBGT21未満(ほぼ安全):熱中症の危険性は少ないが、水分・塩分補給が必要
- WBGT21~25(注意):熱中症により死亡する可能性があり、積極的に水分・塩分補給が必要
- WBGT25~28(警戒):熱中症の危険性が高く、30分おきの休憩と水分・塩分補給が必要
- WBGT28~31(厳重警戒):熱中症の危険性がかなり高く、10~20分おきの休憩と水分・塩分補給が必要
- WBGT31以上(運動中止):特別な場合を除いて運動は中止すること
運動シーンで熱中症の危険性が高いとされるのは、暑さ指数25以上になったときです。さらに、暑さ指数が28以上になった場合は、体温が上がりやすい持久走などの激しい運動はやめましょう。
以上のように運動でも暑さ指数の指針が決められていますが、子どもや体力のない方、暑さに弱い方であればより警戒が必要です。暑さ指数を目安にしながら、ご自身の体と相談することも大切ですね。
- 環境省「暑さ指数とは?」熱中症予防情報サイト(https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php,2021年7月15日最終閲覧)
暑さ指数(WBGT)を確認する方法
お話してきたように、暑さ指数はさまざまなシーンで熱中症のリスクを教えてくれる重要な数値です。しかし、暑さ指数の確認方法をご存じない方もいらっしゃるかもしれません。
暑さ指数を確認する主な方法は、次の四つです。
- 熱中症予防情報サイトからCSV形式の表としてダウンロードする
- 熱中症予防情報サイトの「暑さ指数(WBGT)の実況と予測」で確認する
- 熱中症予防情報サイトから「暑さ指数メール配信サービス」に申し込む
【環境省熱中症予防情報サイト】暑さ指数メール配信サービスについて
- 熱中症予防情報サイトを友だち追加してLINEアプリで情報を受け取る
【環境省熱中症予防情報サイト】LINEアプリを活用した熱中症警戒アラート・暑さ指数の情報配信
環境省が運営する「熱中症予防情報サイト」では、暑さ指数をCSV形式の表としてダウンロードしたり、地図形式で全国の数値を実況する暑さ指数マップを確認したりできます。
もし手軽に情報を受け取りたいなら、暑さ指数メール配信サービスに登録するか、環境省の公式アカウントをLINEアプリで友だち登録しましょう。日々の暑さ指数はもちろん、環境省による熱中症警戒アラートの発表情報も自動で受け取れるようになりますよ。
暑さ指数とも関係する「熱中症警戒アラート」とは










