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自閉スペクトラム症の息子に同級生が「嫌な顔」その後、母の心が温まった話

自閉スペクトラム症を持つ男の子、みっちゃんのママは、アメーバブログで日々のできごとをつづっています。この記事では過去のブログ投稿の中から、みっちゃんのママが困惑し、しかしその後心が温まったのだというエピソードについて紹介します。

©Ameba

息子を見て「嫌だな」という顔をした同級生の変化

みっちゃんは重度知的障害を伴う自閉症であり、障害のある子どもたちをほかの子どもたちと一緒に教育・指導させる小学校で、運動会や発表会などに親子で参加しているそう。

3年生か4年生の頃だと思います。
皆んなで合唱する場面があります。

練習の時、一番端のみっちゃんですが
音楽を聴くと体が揺れます。
歌う事ができないみっちゃんは
体を揺らし歌を自分なりに表現していました。

隣は女の子でした。
揺れるみっちゃんを見て
嫌だなぁ…という顔をしていました。

私は女の子に何も言えませんでした。 ※1

みっちゃんママさんは、発表会の練習でみっちゃんの隣になった女の子が、みっちゃんを見て戸惑うような表情を見せていたことに、ショックを受けたというみっちゃんママさん。

しかしその1年後、あるできごとが。

時間が経つにつれてその女の子は
みっちゃんの事を少しずつ理解してくれたのか…

一年位経った頃です。

学校で会うと、みっちゃんに
「こんにちは」と声をかけてくれました。
そしてハイタッチまでしてくれました。

私は嬉しくて心が温まりました。

女の子は時間をかけてゆっくりと
みっちゃんの事を知ってくれたのだと思います。 ※2

時間をかけて少しずつみっちゃんのことを理解してくれた女の子の姿に、みっちゃんママさんはとても心が温まったそうです。

偏見があるのは「知らないから」

©Ameba

偏見を持つ事は、いけない事ではありません。
ただ
知らないからなんです。 ※3

障害のある子への偏見は、その子のことを「知らない」ことからくるというみっちゃんママさん。

日本では障害のある子は特別支援学校や特別支援学級に在籍することがあり、子どもによっては障害のある子との交流の機会がほぼない子も。

みっちゃんと交流した女の子のように、相手と自分の違いを知り、相手を理解しようとする気持ちを持つには、みっちゃんが通う学校のような交流の取り組みが必要なのかもしれません。

いつも、にこにこ笑顔のみっちゃん。
こんなに表情豊かで
全身で気持ちを表現するみっちゃんです。
自ら閉ざす?とも捉えられるこの名称に
違和感がありました。
もっと明るい印象の名称はないのかな?
そんな事を色々な人に言った事がありますが
誰に言ったところで変わるわけもない事…。 ※4

「自閉」という言葉のイメージから、暗さをイメージしやすい「自閉症スペクトラム症」。

しかし、みっちゃんは表情豊かで気持ちを全身で表現する子だそう。みっちゃんママさんはその障害名に違和感を持ち、もっと明るい印象に、と思う気持ちがあるようです。

さまざまな気づきのある自閉症みっちゃんママのブログ

ブログ「自閉症みっちゃんと偏食家族」では、自閉スペクトラム症のことだけでなく、子育てに関することや偏食の家族に食べてもらえるようなレシピの工夫なども紹介しています。

みっちゃんママさんのお話を目にしてみると、障害のある子を育てている方だけではなく、すべての方にとって気づきがあるはずですよ。

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