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妊娠初期・中期・後期のお風呂の注意点は?入り方のポイントや温泉についても解説

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入浴後はたっぷり保湿

妊娠中は、ママの体の水分は羊水や赤ちゃんの肌を作るために優先して使われるので、妊婦さんの肌はいつも以上に乾燥しやすい状態になっています。


入浴後は、ふだんから肌の乾燥を防ぐために保湿ローションやクリームなどを塗っている方もいるかと思いますが、妊娠中は特に乾燥しないように注意し、お風呂から出たら素早くタオルでしっかり拭いて保湿をたっぷりするようにしましょう。


つわりがひどいときは、保湿ローションのにおいなどでも気分が悪くなることもあるので、無香料で低刺激のものがおすすめです。


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妊娠時期によっては注意したほうがいいこと

入浴 PIXTA

では次に、妊娠時期が進むにつれて特に気をつけなくてはいけないことをご紹介します。

妊娠初期

妊娠初期に出血があり、切迫流産と診断された場合には安静にするよう指導されることがあります。入浴が可能かどうか、必ず主治医に確認をするようにしましょう。

妊娠中期

安定期に入り「温泉旅行に行きたい」という妊婦さんもいるのでは?妊娠中に温泉に入っても赤ちゃんやママに直接危険はありません。しかし、温泉の成分は塩分や銅・鉄・硫黄など特殊な成分が含まれ、肌には刺激が強い可能性があります。かゆみや異常を感じたらすぐにあがりましょう。

また、長時間の入浴によって体調が悪くなることも。短い時間にサッと済ませるようにしましょう。

温泉の成分や入浴上の注意を定めた温泉法では、入浴を避けるべき「禁忌症」の中に「妊娠中」という記載もありましたが、2014年には環境省によって「妊娠中」は削除されています。このことから、妊娠中も温泉に入ることには問題ないことがわかりますね。

ただ、妊娠初期と後期は体調の変化が起こりやすいので、温泉のために旅行に行くなら、比較的体調が安定している妊娠中期が安心です。


その場合も、高い温度のお湯やサウナは血圧が急変動して体に負担がかかるので、安定しているからといって油断は禁物。温泉に入る際は熱すぎるお湯や水風呂などは避けるようにしましょう。


温泉は自宅のお風呂と違っていろいろな人が利用しますので、清潔で安全性が確保された施設を選び、万が一体調が悪くなったときのために、母子手帳を持ち歩くようにしてください。



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妊娠後期

妊娠後期はお腹の赤ちゃんが大きく成長し、それとともにお腹が大きくなり、バランスをとるのが難しくなってきます。また、大きなお腹で足元が見えにくくなるため、浴室での転倒には十分に気を付けましょう。

お風呂用の洗剤のぬめりや石鹸のヌルヌルが残らないように注意し、できる限り足元には転ぶ原因になるものを置かないことが肝心です。

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妊娠を機にお風呂のまわりを見直してみて

お風呂のまわり PIXTA

妊娠中は、体型や体調の変化があるため、無防備になるお風呂で何かあったらと不安になってしまいますよね。でも、ゆったりお湯に浸かることは汚れを落とすためだけではなく、体を温めてリラックスするためでもあるので、妊娠中の入浴は心身にとっても良いことがたくさんあります。


妊娠初期はつわりや体調の変化などで不安を感じることもあるかと思いますが、清潔で安全な施設でしたら温泉を楽しむこともできます。ただ、お湯の温度や浴室の安全性には十分注意し、水分補給や保湿などもこれまで以上に気を配ってくださいね。


赤ちゃんが生まれると、夫婦でゆっくりお風呂に入ることもなかなかできなくなります。これを機に夫婦でのんびり入浴タイムを過ごすのもよいかもしれませんね。

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