エコー写真では正確な妊娠週数の特定、おなかの中にいる赤ちゃんの様子や特徴などを確認することができます。妊娠中期になると、赤ちゃんの各臓器の発達を確認したり胎盤トラブルをチェックしたりするためにも重要な役割を持っています。
赤ちゃんの位置や動きによりますが、妊娠17~18週以降になると性別が判別できることもあるため、一度の超音波検査で赤ちゃんがよく見えなくても、時期をずらして検査を受けてみるとわかるということもありそうですね。
男の子のエコー写真
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上の写真は妊娠5ヶ月の頃のエコー写真です。超音波検査をするときにタイミングよくしっかりと足を広げてくれていると、股の間が確認しやすいですよね。
超音波検査をする中で性別がわかった場合は、わかりやすいアングルでエコー写真を撮影してくれるかもしれません。
女の子のエコー写真
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女の子のエコー写真では股の部分に割れ目が見えることもあります。ただし、へその緒が写りこんでよく見えなかったり胎児が足を閉じていたりすることも考えられるため、一回の超音波検査では判断が難しい場合があります。
- 日本産科婦人科学会(監)「Baby+お医者さんがつくった妊娠・出産の本」P24~25(リクルートホールディングス,2015年)
- 広尾レディース「赤ちゃんの表情までくっきり 最新の3D/4Dエコー・超音波検査」(http://www.hiroo-ladies.com/sanka/echo.html,2018年5月2日最終閲覧)
- 田渕レディスクリニック「ブログ 男の子?女の子?」(http://tabuchi-clinic.org/blog/2014/10/13/男の子?女の子?/,2018年5月2日最終閲覧)
妊娠中の経過別エコー写真
妊婦健診の超音波検査で赤ちゃんの姿を見るのはとても楽しみなものです。毎度違う姿を確認することができる超音波検査は、赤ちゃんの成長だけでなく体の異常なども確認するためにとても大切な検査です。
妊娠初期から出産までのエコー写真を見比べて赤ちゃんの成長の軌跡をたどってみるのもよいかもしれません。
妊娠2ヶ月(妊娠4週~妊娠7週)のエコー写真
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妊娠2ヶ月にあたる妊娠4週目~妊娠7週目のエコー写真では、赤ちゃんの入っている袋の胆嚢だけが確認できます。
このエコー写真だと中央部分に写っている黒色の影が胎嚢で、この中に赤ちゃんがいます。この時期、胎嚢の中の赤ちゃんは二頭身で「胎芽」と呼ばれており、妊娠2ヶ月後期には心拍確認ができることもあります。
- 南條達也(編) 荻田和秀(監)「最新版らくらくあんしん育児 妊娠・出産」P20~21(学研プラス,2017年)
- 日本産科婦人科学会(監)「Baby+お医者さんがつくった妊娠・出産の本」P24~25(リクルートホールディングス,2015年)
- 青木産婦人科クリニック「妊娠初期の超音波写真の見方」(http://www.dr-aoki.com/consult/about/about04/item/91-091,2018年5月16日最終閲覧)
妊娠3ヶ月(妊娠8週~妊娠11週)のエコー写真
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