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産前から、自分本位な夫にイライラ
真面目な性格で、融通がきかないという雨さんの夫、曇さん。
妊娠前にはさんざんもめたものの、幾度も話し合って子どもを持つことに決めました。ですが、度々飲み会に行ったり、雨さんを置いて旅行に行ったりと、自分本位な夫に対し、産前から雨さんのイライラはつのるばかり。
産後も産前と変わらず飲み会に行ったり、育児や家のことに非協力的な夫の曇さん。あまりの思いやりのなさに、夫婦の溝は深まっていきました。
なかなか「親」になれない夫との間に、深い溝が
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娘の晴ちゃんが1歳を過ぎたころ、晴ちゃんにも変化が…。今まで育児にも非協力的だったこともあってか、夫の曇さんにはなかなか懐きません。晴ちゃんに拒絶されていることに、危機感を覚えた曇さんはやっと晴ちゃんに向き合いはじめます。
そんな曇さんの様子を見て、雨さんは「夫が変わってきている」と感じます。そこで自分自身も子育ての大変さや子どもの成長を分かち合うために努力をしたり、曇さんのいいところを認めたりして、お互い許容できるようになっていきました。
そんな矢先に、雨さんは第2子を妊娠。今度は曇さんも子どもに関心を持って一緒に子育てができると期待を抱きますが…。
話を聞いてほしい…それだけでも救われる
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第2子を出産後も、雨さんに対しては冷たく感じる言動が続く夫・曇さん。雨さんの心はだんだんと離れていったそうです。
さらに、晴ちゃんの保育園問題にも無関心で、仕事や自分のことばかりを考えている曇さんに、雨さんは声を荒げてしまいます。本当はただ話を聞いてもらうだけでも心が救われると思っているのに、夫婦の心はなかなか重なり合いません。
「話を聞いてもらいたい」と夫、曇さんに打ち明けた雨さんでしたが、「楽しい話だけ聞きたい」と突き返されてしまいます。
そんなときに、娘の晴ちゃんから心に刺さる一言を言われ、ハッとする曇さん。娘に指摘され、初めて自分の過ちに気づいたようです。
「夫婦」は子育ての先も続くから
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娘の一言をきっかけに、夫、曇さんの行動も少しずつ変わっていきます。何より自主的に子どもたちに関わるようになったのは大きな変化だったようです。また、雨さんも「言わなくてもわかって」というコミュニケーションはやめ、何度でも繰り返し伝えることの大切さに気がつきます。
子どもは一時的に生活に中心になりますが、夫婦生活は育児が終わったあとも続きます。子どもが巣立てば、残されるのは夫と妻。できることならそのときにも仲睦まじい関係でいたいですよね。
夫婦のあり方について考えさせられる『私の産後クライシス』。今現在産前産後の方も、以前経験した方も共感できる部分がありそうな作品です。