胎毛がなくなってくる
この時期の胎児は、皮膚の厚みが増すことによって身を守れるようになるため、徐々に胎毛が薄くなっていきます。胎児の中には出生後も肩やおでこ、背中に胎毛が残っていることがありますが、成長とともに少しずつ薄くなります。
- A.Christine Harris(著) 竹内正人(監)「はじめての妊娠・出産安心マタニティブック」P179-182(永岡書店,2006年)
- 竹内正人(監)「この1冊であんしんはじめての妊娠・出産事典」P68-69(朝日新聞出版,2016年)
妊娠38週目の過ごし方と注意点
妊娠38週は正期産の時期(俗にいう正産期)に入ってから2週目となり、徐々に出産の兆候が出始める人もいるでしょう。出産への不安を感じたり、もうすぐ我が子に会えるとワクワクしたり、さまざまな感情を抱く時期かもしれません。
気持ちのリフレッシュや出産後の生活に向けた体力づくりのためにも、体調に問題がなければ無理のない範囲で運動をしてみましょう。心身ともにリラックスできるように過ごすことが大切です。
性交渉はできるだけ避ける
妊娠中は、おなかの張りや安静の指示が出ていなければ性行為をすることは基本的には問題ありませんが、時期を問わず可能であれば控えた方がベターです。
妊娠38週になると、おなかは大きくなり出産に向けて体が変化する時期です。この時期は、性行為の刺激が破水を誘発する可能性があるため、できるだけ避ける方がよいでしょう。
ママの体調や気持ちを優先し、決して無理をしないことが大切です。
運動は無理のない範囲で行う
出産を乗り越えるためには体力が必要です。陣痛が始まってからスムーズにお産を進めるためにも、体調に問題がなく、医師から許可が出ている場合は、ウォーキングやストレッチなど無理のない範囲で運動をするとよいでしょう。
運動の途中でおなかの張りや痛みが出てしまったら、運動をやめて体を横にするなど休息を取るようにします。ただし、この時期は本格的な陣痛がきてもよい時期なため、ちょっとおなかが張り気味でも安静にする必要はありません。おなかの張りや痛みが治まらないときは病院に連絡しましょう。
- 澤井レディースクリニック「妊娠から出産まで」(http://sawai-ladies-clinic.com/progress.html,2018年10月4日最終閲覧)
- 荻田和秀(監)「らくらくあんしん妊娠・出産」P78-79(学研プラス,2017年)
- 石田医院「産科」(http://www.ishida-iin.com/s_maternity.html,2018年10月4日最終閲覧)
- A.Christine Harris(著) 竹内正人(監)「はじめての妊娠・出産安心マタニティブック」P179-182(永岡書店,2006年)
- 竹内正人(監)「この1冊であんしんはじめての妊娠・出産事典」P68-69(朝日新聞出版,2016年)
妊娠38週目はいつお産が始まってもおかしくありません
妊娠38週目になると、出産予定母が近づき早く我が子に会いたい、出産の日が待ち遠しいという人もいるでしょう。しかし出産予定日はあくまで目安です。いつ出産を迎えても大丈夫なように、出産入院のしたくや緊急連絡先をまとめておくとよいですね。
この時期はおりものが増える、足の付け根が痛くなるなど、出産の兆候ともいえる症状が出てきます。気になる症状が出た場合は早めにかかりつけの病院に連絡をして指示を仰ぐようにしてください。










