寒い時期のお出かけ、防寒対策は大丈夫?
汗っかきの赤ちゃんや子どもは、少し気温が下がると大人以上に寒さを感じてしまいそうですよね。少し寒さを感じるようになったら、お出かけするときにぜひ準備しておきたいのが防寒グッズです。
現在ではさまざまなタイプの防寒グッズが販売されているので、お出かけするスタイルに合わせて使いやすい物を選べますよ。寒さに負けない支度をして、親子で元気にお出かけしませんか?
赤ちゃんにはどんな防寒グッズが必要?
赤ちゃんの防寒グッズを準備するときは、ママパパを基準に考えるよりも、赤ちゃんの目線になって考えることが大切です。
赤ちゃんや子どもは体表面積と体重の比率により、周りの気温に影響を受けやすい傾向があります。また発汗機能が未発達であることから、体温調節をするのも苦手です。
つまり気温から影響を受けやすいのに、自分でその気温に合わせて体を調節することができないということになりますね。そのため赤ちゃん用には、次から紹介するようにたくさんのグッズがそろっています。
また赤ちゃんの防寒を考える際には、「暑い」「寒い」というサインを見逃さないことが大切ですよ。
- 環境省「子ども(幼児・園児)の暑熱反応特性と熱中症予防」(https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/sympo/20220707_6.pdf,2022年9月28日最終閲覧)
ベビーカー用防寒グッズ
赤ちゃん用の防寒グッズとして代表的なのが、ベビーカーで使えるものです。ベビーカーに設置したり、赤ちゃんにかぶせたりと用途が異なりますので、どのような種類があるか紹介します。
ブランケット
ベビーカー用の防寒グッズとして、最も手軽に使えるのがブランケットではないでしょうか。赤ちゃんの上にさっとかけるだけで良いので使い勝手が良く、室内でも使えるので出番の多い防寒グッズですよね。
寒さだけでなく防風にも使えるブランケット。ただしベビーカーで使うと落ちてしまうこともあるのでクリップで止められるものがおすすめです。
フットマフ
フットマフはベビーカーに乗っている赤ちゃんの足先から胸元までを、すっぽりと覆える防寒グッズです。ベビーカーに設置して、寝袋のように赤ちゃんの全身を覆うものですね。
ブランケットのようにさっとかけられる手軽さはありませんが、防寒力は高く、赤ちゃんが足を動かしても落ちてしまうことはありません。
ベビーカーシート
ベビーカーに設置して、赤ちゃんの背中部分の防寒ができるのがベビーカーシート。布地の暖かさで防寒するだけでなく、中には保温材を入れられるものもあり、湯たんぽやカイロのような役割も果たします。
ただベビーカーシートはかなりの防寒力があり、日中であれば赤ちゃんが暑く感じてしまうことも。しかしより寒い時期なら、ブランケットなどと組み合わせて防寒力を高められるのも魅力です。
ベビーカーカバー
ベビーカーを包み込むように設置して、冷たい風から赤ちゃんを守るためのカバーです。雨よけや日差しよけとして使われることがほとんどですが、風よけとしても活用できるので一つ準備しておくと便利でしょう。
ホコリや花粉、チリよけとしても使えます。防寒はもちろん、オールシーズン使える便利アイテムですよ。
抱っこひも用防寒グッズ
赤ちゃん用の防寒グッズには、ベビーカー用だけでなく抱っこひも用のものもあります。クリップつきのケープやポンチョ、ママコートなどが代表的です。
寒くなるとママパパもアウターを着るでしょうが、抱っこのときはファスナーのある上着は避けるようにしてくださいね。赤ちゃんの顔にあたって、肌を傷つけてしまうことがあるので、赤ちゃんに対応した防寒着を用意しましょう。
赤ちゃんの服装は?
防寒グッズを準備するのも大切ですが、赤ちゃん自身を寒さに対応した服装にしてあげることも忘れてはいけません。
気温が低くなったら、赤ちゃんには脱ぎ着しやすい衣服を重ね着させてあげるのがおすすめです。重ね着であれば暑がったときの体温調節も簡単なので、厚手のものを着させるより、薄手のものを重ね着させてあげるようにしましょう。
また柔らかく肌触りの良い帽子や靴下などで防寒対策をしてあげるのもおすすめですよ。
冬用肌着
赤ちゃん用の冬用肌着は、薄手のものを重ね着させるのがポイントです。
厚手のもの1枚だと、着脱による体温調節ができなくなってしまいます。薄手のものを何枚か用意して、そのときどきの気温や赤ちゃんの機嫌に応じて脱いだり着たりさせてあげましょう。
手間が省けるように、着脱の簡単なものが良いですね。
腹巻き
インナーとともに赤ちゃんの防寒対策に役立ってくれるのが腹巻きです。おなかが温かいと、全身まで暖まるような気がしますよね。夏場の冷房対策でも役立つアイテムです。
ただしあまり締め付けが強いものは赤ちゃんが不快に感じてしまうことがあるので要注意。やわらかな素材でふんわりと暖めてくれるものを選びましょう。
ジャンプスーツ
頭から足先までをすっぽりと覆い、全身をくまなく温めてくれるのが赤ちゃん用ジャンプスーツです。かなり気温の低い環境や、冷たい風が吹きつけるときには役立ちますが、赤ちゃんが暑くなりすぎないように注意が必要な防寒グッズでもあります。
ジャンプスーツを着用させるときは、その他の防寒グッズとのバランスも考えて、インナーは薄手にしましょう。
帽子
赤ちゃんの防寒グッズは衣服だけではありません。帽子などの小物で寒さを和らげてあげることもできるでしょう。耳まで覆えれば冷たい風で体温が奪われることもなさそうですよね。
ただし素材によっては赤ちゃんが嫌がってしまうことも…。特にニット帽はチクチクしがちなので、コットン製などのやわらかな素材の帽子がおすすめです。
靴下・レッグウォーマー
靴下やレッグウォーマーで足元を暖めてあげることも赤ちゃんの防寒に効果的。ふんわりもこもことした素材の靴下なら、足首への締め付けも少なく、赤ちゃんの足先までしっかりと暖めてくれるでしょう。
最近では赤ちゃん用のレッグウォーマーも販売されているので、気温の低い日には併用してみてはいかがでしょうか。
ママの防寒も忘れずに
ここまで赤ちゃんのための防寒グッズを紹介してきましたが、赤ちゃんだけでなくママの防寒も大切ですよ。赤ちゃんに気を取られてママが風邪を引いてしまわないよう、ママ用の防寒グッズもしっかりと準備してくださいね。
ベビーカー用ミトン
ベビーカー用ミトンとは、つけたままでも簡単に手の出し入れができるママ用の防寒グッズです。手前が開いた形状になっているので、さっと手の出し入れができ、赤ちゃんの鼻水を拭いたり飲み物を飲ませたりするのに手間取りません。
しかもボア仕様で手袋よりも断然暖かいのもメリット。洗濯できる商品も多いので、いつでも清潔に使えるところもポイントです。
ママコート
赤ちゃんとママの両方の防寒に役立つママコート。妊娠中から子育て中まで、長く役立つ防寒グッズとしてママたちから大人気のアイテムです。
赤ちゃんを覆うダッカーというパーツがついているタイプや、ケープつきのタイプなどさまざまですが、コートの中にすっぽりと抱っこ・おんぶをした赤ちゃんを入れられるのが最大の特徴。
ダッカーがついていないタイプであればゆったりとしたデザインで、臨月のおなかも隠してくれるので妊娠中から活用できますよ。
冬でも寒さ知らずで元気にお出かけしよう!
寒いとどうしても外出するのがおっくうになってしまいがちですよね。ですがしっかりと防寒をすれば、寒さで体調を崩してしまうこともなく元気にお出かけできるでしょう。
今回の記事では赤ちゃんの防寒に役立つグッズを紹介してきました。赤ちゃんの「暑い」「寒い」のサインを見逃すことなく上手に防寒グッズを使ってあげれば、赤ちゃんも快適に秋冬のお出かけを楽しめるはずです。
急に冷え込むこともある秋冬。もちろんママの防寒も忘れずに、子どもになるべく負担が少ない状態で楽しくお出かけしてくださいね。