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監修:清水なほみ

【医療監修】妊娠23週目は胎児の外見が新生児に近づく!妊婦、胎児の様子とこの時期の過ごし方

PIXTA

私もこないだこむら返りなって
病院に聞いたらカルシウム不足だと言われました😭
あんまりひどいなら薬あげるよ?て言われたので薬もらうのもいいかもですね💁✨
私はトコちゃんベルトを愛用してますよ😋
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妊娠23週目頃に起こりやすいマイナートラブルとしてこむら返りも挙げられます。こむら返りは、大きくなった子宮が血管を圧迫し、足への血流が滞ることでふくらはぎの筋肉に痛みが生じることを指します。

こむら返りは長時間同じ姿勢を取ることや、立ちっぱなしでいることで起こりやすくなるため、足湯や入浴で足を温めて血流をよくする、寝るときにクッションなどに足を乗せて少し高くするなどの方法で予防します。

また、カルシウムが不足することでふくらはぎの痛みが出ることがあるため、日々の食事で積極的に摂取しましょう。

出典元:
  • 巣鴨さくらなみき皮膚科「妊娠中の皮膚科について」(https://sakuranamiki-hifuka.jp/pregnancy.html,2018年9月25日最終閲覧)
  • 吉野産婦人科医院「母親教室」(http://www.yclinic.jp/hahaoyakyoushitu.pdf,2018年9月25日最終閲覧)
  • ドクターウイリアム・シアーズ(著)他「シアーズ博士夫妻のマタニティブック」P230-231(主婦の友社,2014年)
  • A.Christine Harris(著) 竹内正人(監)「はじめての妊娠・出産安心マタニティブック」P110-114(永岡書店,2006年)
  • 小諸北佐久薬剤師会「ママになるための基礎知識」(http://members.ctknet.ne.jp/shohoku/PDFfile-1.pdf,2018年9月25日最終閲覧)
  • 大蔵病院「妊娠中のお母さんの変化と赤ちゃんの成長」(http://www.hospi.ne.jp/ookura/mother/chapter1.html,2018年9月25日最終閲覧)
  • 荻田和秀(監)「らくらくあんしん妊娠・出産」P86-87(学研プラス,2017年)

妊娠23週目の胎児の様子

胎児 PIXTA

  • 胎児の大きさ(CRL):約250~300㎜
  • 体重:約600g

妊娠23週目以降は、胎児の体重は1週間に200g程度増えていきます。胎児が成長するにつれて、少しずつ子宮内が狭くなってくるでしょう。

また、この時期はまぶたが分離して目を開けたり閉じたりする様子が確認できるようになります。

胎動が強くなる

妊娠23週目になると、多くの人が胎動を感じているでしょう。はじめはおなかの中でポコポコと動くような感覚だった胎動がさらに強くなってきます。

ただし、胎動の感じ方には個人差があるため、あまり胎動を感じないからといって心配する必要はありません。胎児の成長とともに胎動に気づくなるようになります。

赤ちゃんは30分ごとに起きたり寝たりを繰り返しているため、胎動をカウントするときは1時間くらいゆったりと赤ちゃんの状態を確認してみるとよいでしょう。

体内に脂肪を蓄えて皮膚が滑らかになる

妊娠23週頃は胎児の皮膚が変化する時期です。とても薄くてシワシワとした状態の肌は、透き通っていて皮膚の下にある血管や内臓が見えることがあります。体内の脂肪が増えて筋肉が発達してくると、徐々に皮膚の表面が滑らかになってきます。

音を聞き分けられるようになる

音 PIXTA

妊娠23週目は、少しずつ成長していた胎児の聴覚がさらに発達します。子宮の外の音を聞き分けられるようになり、徐々にママやパパの声を認識できるようになります。

胎動を感じたときに、おなかに話しかけしてみると胎動で反応してくれるかもしれません。キックゲームで胎児とのコミュニケーションをはかるとよいでしょう。

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胎児の体型は新生児のようになる

妊娠23週頃になると、身長や体重は小さいものの胎児の外見は新生児とほぼ変わりません。この段階では、まだ頭は大きく手足は短い状態ですが、出産までに急速に成長していきます。

出典元:
  • 岡井崇(編)他「標準産婦人科学」P302(医学書院,2014年)
  • ドクターウイリアム・シアーズ(著)他「シアーズ博士夫妻のマタニティブック」P206(主婦の友社,2014年)
  • A.Christine Harris(著) 竹内正人(監)「はじめての妊娠・出産安心マタニティブック」P110-114(永岡書店,2006年)

記事の監修

ポートサイド女性総合クリニック〜ビバリータ〜 院長

清水なほみ

通常の婦人科診療のみならず、最新の脳科学×心理学×医学を統合的に駆使した診療を行う婦人科医。日本で100名しか習得者がいない、トランスフォーメーショナルコーチのテクニックを学び、診療の現場においても、3年間で延べ6000人の患者に同テクニックを用いて診療を行っている。
中学時代のいじめや研修医時代のうつ経験から、「病は気から」を科学的に解明するための研鑽を積む。何気ない会話の中で患者に気付きを与え、片頭痛やイライラをあっさり「忘れさせる」診療には定評がある。5分で病気の「本当の原因」を見抜くため、患者からは「先生は占い師ですか!」と驚かれる。

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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