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わが子の幼稚園探しは思った以上に難しかった…
この作品は、鳥野とりこさんが体験したエピソードを基に描いています。鳥野とりこさんには発達グレーゾーンのねこ太くんと息子がいます。鳥野とりこさんは幼稚園探しを始ます。
プレの申し込みをした鳥野とりこさんですが、現在ねこ太くんが療育に通っているということを伝えると、とたんに様子が変わってしまった職員。鳥野とりこさんはその雰囲気に違和感を覚えます…。
現実とズレのある現在の制度にもやもやが止まらない
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公立幼稚園に見守り学級があると知った鳥野とりこさんは、さっそく問い合わせます。しかし、その内容は鳥野とりこさんが考えていた学級とは様子が違うシステムのようです。
見守り学級なのに、身の回りのことが自分でできていないといけないというのは違和感を感じるシステムですよね。なんのための身もありなのか、とても疑問を抱きます。
発達グレーゾーンの子を持つ親はこのような現実を知るたびに、必要以上に自分を責めてしまっていないか心配です。なぜもっと子どもの特性に寄り添った制度がないのでしょう。また、こういった制度や、入園のハードルの高さについての現状をより多くの人が理解をしてほしいと思います。
しばらく待つは、いつまで待てばいいのか…
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子どもたちにとっての「今」はとても短い上に「今」経験できることはとても濃い大切なことばかり。すべての子どもがその「今」を大事に過ごしてほしいですよね。
鳥野とりこさんは、現状を市長に手紙で訴えます。しかし、その返答は鳥野とりこさんが期待したものではありませんでした。今、大変な状況の人に「しばらく待って」という言葉はとても残酷です。
確かに現状をすぐに変えることは市長の力を持っても難しいことなのかもしれません。しかし、鳥野とりこさんのように思いを口に出すことはとても素晴らしいことですよね。大切なわが子の「今」のため、よいよい制度が整うには、と考えさせられる作品です。