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「見守り学級」の定員オーバー
発達グレーゾーンの息子がいる鳥野さん。療育に通っていますが、小学校への入学のことを考え、幼稚園への入園を希望しています。公立幼稚園の「見守り学級」という、子ども5人につき、補助の先生が1人入る制度を利用して、年中からの幼稚園入園へ願書を提出しました。
ところが、今年は見守り学級への入園希望が多く、定員5名の枠に9名の応募がありました。倍率は約2倍…。
次はいよいよ、幼稚園との面接があります。このとき、鳥野さんは幼稚園側へ疑問に思っていたことをぶつけます。
「もしも」幼稚園に入れなかったら…
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もしも、見守り学級で入園できなかったら…。親としては、当然の不安ですね。ただ、現実は厳しい回答が返ってきました。通常級への変更はできないこと、見守り学級で入園できなかったら、もう幼稚園へ通うことができないこと…。仕方ないことかもしれませんが、救済措置などはないことを知ります。
そして、いよいよ幼稚園の入園可否が決定します。果たして、結果は…。
春からは幼稚園児
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わが子の入園先が決まって、やっと安心することができましたね。ただ、9名いた見守り学級希望者の内、4名は通常級へ変更した点については、鳥野さんの中でモヤモヤ感があったよう。一方、幼稚園側も人員が少ない中、何とか全員をすくいあげようと苦肉の策だったのかもしれません。
長かった幼稚園探し、やっとひと段落つくことができました。本作では、発達っ子のわが子の就園について、鳥野さんが苦労したエピソードが描かれています。さらに、鳥野さんは幼稚園探しをする中で、行政の幼児教育に対して、疑問や矛盾点などを感じます。そして、モヤモヤした気持ちを放置せず、行政へ正式に訴えます。
子育て世帯にとって、子どもに関する政策に不満を抱くこともありますが、行政に訴え出るハードルは高く感じますよね。鳥野さんの勇気ある行動には勇気をもらえますし、エピソードを通じて就園にまつわる問題を知ることができる作品です。