先生たちが年賀状を各家庭に出す理由
近年では年賀状のやり取りを廃止している園もありますが、各家庭に先生たちから年賀状が届いたことはありませんか?大好きな先生から年賀状が届くと子どももうれしいですよね。
先生たちが各家庭に年賀状を出すのは、どんな理由があるのでしょうか。先生たちの年賀状に込められた思いがいくつかありますのでご紹介しますね。
はがきによるコミュニケーションの楽しさを伝える
インターネットの普及により、子どもたちがはがきを書く機会が減っています。
そこで、保育園や幼稚園では手紙やはがきが届くよろこびに触れること、思いを込めたはがきを手にとってもらい、はがきによるコミュニケーションを身近に感じてもらうことを大切にしています。
新年度を楽しみに冬休みを過ごす
はがきの中の文面には、「新学期元気な〇〇ちゃんの笑顔がみられるのを楽しみにしているね」「新学期にはこんな楽しいことをしようね」など、新学期に触れています。
先生たちは、子どもたちが長期休み明けに園に来ることが楽しみになるきっかけ作りをしたいと思っています。
先生たちに返事を出すべき?
「先生たちに年賀状を出したほうが良いか」「返事を書かなかったら常識がないと思われないか」などと悩む保護者は多いようです。そんな保護者の方へ、返事の仕方や出せなかった場合の対処法をお伝えします。
返事が出せなかったら…
結論から言うと、出せなくても何の問題もありません。園や先生たちはどの家庭から返事が来たのかチェックしていませんので安心してくださいね。
もし、気になるようでしたら、新学期に送り迎えで会った時にでも、一言「年賀状ありがとうございました」などのあいさつをしたり、連絡帳に一言添えたりするだけでも気持ちは先生に伝わります。
子どもが書きたいと言ったら…
子どもが幼稚園や保育園の先生に年賀状を出したいと言ったら…もちろん先生へ年賀状を送っても良いでしょう。その際は、子どもなりのレイアウトやデザインでメッセージを書いても問題ありません。はがきでなくても手紙でも良いと思います。
先生としてはもらってうれしいものではありますが、年賀状をもらったからといって子ども一人ひとりの評価が変わるわけではありません。子どもが出したいという思いを大切にしてあげられると良いですね。
年賀状を控えたほうが良いときは?
年賀状が幼稚園や保育園から送られてくることがある一方、一部の公立の保育園などでは「園や先生宛ての年賀状を出さないでほしい」と保護者に通知される場合があるようです。年賀状を出す際は園によって方針が違うことがあるので、子どもがどうしても出したいといったときは、まず先生に確認してみると安心ですね。
また、園から控えるように通知がなくても、その年に先生の親族が亡くなられてお休みをとっている場合もあります。そのような時は年賀状を出すのを控えたほうが良いでしょう。
新年のあいさつは人それぞれ
先生たちは新年のあいさつも大切にしていますが、それよりも長期休み明けに子どもたちの元気な顔が見られることを大変うれしく思っています。ですから、年賀状の返事はあまり気にせずに登園してくださいね。