病院を受診し、正式な出産予定日を確認できたらお住まいの自治体に妊娠届を出し母子健康手帳をもらいましょう。母子健康手帳と共に「母と子の保健バッグ」を渡されます。
子育てハンドブックや、妊婦健診を受ける際に費用の一部助成が受けられる妊婦健康診査受診票が入っており、妊婦健診や超音波検査の際に利用することができます。
必要栄養素はサプリメント活用しましょう
つわりがつらく思うように食事が取れない場合は、サプリメントで必要な栄養を摂取するとよいでしょう。
葉酸は妊娠前から妊娠初期にかけて摂取することが推奨されていて、適量を摂取すると胎児の神経管閉鎖障害(しんけいかんへいさしょうがい)の発症リスクを軽減するとされています。食品からとることも可能ですが難しい場合はサプリメントで補う方法もあります。
また、胎児の成長に必要なカルシウムやビタミンCもバランスよく取れるようにするとよいでしょう。
- 港区「妊娠届」(https://www.city.minato.tokyo.jp/chiikihoken/kenko/ninshin/ninshin/ninshin.html,2018年6月29日最終閲覧)
- 広尾レディース「妊娠3ヶ月」(http://www.hiroo-ladies.com/sanka/maternity/maternity03.html,2018年6月29日最終閲覧)
- 母子衛生研究会「母子健康手帳副読本」P24(母子衛生研究会,2018年)
体調がよくない日はゆっくり過ごすようにしましょう
妊娠10週ではまだまだつわりが治まらずつらいという方がいるでしょう。おなかはまだ目立ちませんが、子宮は少しずつ大きくなってきて今まで来ていた洋服がきつくなってくる場合もあります。
また、胎児が著しく成長する時期でもあります。胎児のために母体の血液を子宮内に送ることで、立ちくらみやめまいなどの症状が出ることがあるため、無理をせずしっかり休むことも大切です。