後期流産を防ぐためにも、不安なことは妊婦健診で確認を
妊娠12週以降の後期流産は、主に細菌性膣炎などの感染症が原因となることがあります。子宮が細菌に感染すると、膣の自浄作用では対応しきれなくなり、細菌が羊水内にまで侵入してしまうことがあります。
細菌感染すると子宮収縮が誘発され、子宮口が開いてしまうことや破水が起こることがあるため、出血やおりものに粘り気があって気になるにおいがある場合は早めに医師の診察を受けるようにしましょう。
安定期であっても油断してはいけません。できるだけトラブルなく妊娠期を過ごすためにも、体調の変化など、不安なことは妊婦健診で確認しましょう。
- 白子ウィメンズホスピタル「分娩Q&A」(http://www.shiroko-clinic.com/faq-w/,2018年9月3日最終閲覧)
- 恵愛レディースクリニック「ひよこ館よくある質問」(https://www.keiai-hp.com/hiyoko/faqs/?page=faq01,2018年9月3日最終閲覧)
- 荻田和秀(館)「らくらくあんしん妊娠・出産」P64.65.71.73.74(学研プラス,2017年)
- 竹内正人(館)「はじめての妊娠・出産事典」P44.53.82-89.106(朝日新聞出版,2016年)
- A.Christine Harris(著) 竹内正人(監)「はじめての妊娠・出産安心マタニティブック」P84.87(永岡書店,2006年)
体調が安定していれば母親学級に参加してみましょう
妊娠17週目になると、体調がよくなり気持ちにも余裕が出てきたという人がいるでしょう。この時期は、自治体や産婦人科、企業が開催する母親学級があります。特に初めての出産の場合は、出産に対する知識や心構えを身につけるためにも参加してみるとよいかもしれません。
わからないことがあれば、積極的に質問して疑問を解消しておくと安心ですね。