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すてきな出会いを期待して外に出たが…?
りぬさんは、息子との二人の時間に疲れぎみ。誰かと新しい出会いはないものか、と思い切って外へ出ることにしました。すると、近所に見慣れない雑貨屋さんオープンしていました。
店内には店長のタカヨという女性がいました。タカヨはりぬさんの子どもより少し大きい子どもがいます。明るい雰囲気のタカヨとおしゃれなお店にりぬさんはわくわくとするのですが…?
自然派に強いこだわりを持つママの過去
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タカヨはいわゆる、自然派のママです。人間本来の生きる力を大事にするため、食べるものなどに強いこだわりを持っています。そのタカヨがお手本とするのは江戸時代の生活スタイル。現代とは当てはめきれないように感じますが、タカヨは強い信念を持っています。
そこまでタカヨがこだわりを持つのには、理由はありました。不妊治療に苦しんで結局、自然妊娠をしたタカヨは医療にだまされたと思ったのです。不妊治療は個人差があり、なかなか授からないこともあります。医療のせいにしてしまう気持ちも分かりますよね…。それほどつらい治療の時期だったのでしょう。
そういった背景があり、自然派の考えにたどり着いたタカヨ。彼女は自然派の考えこそ素晴らしいという価値観を持ち、たびたびりぬさんにその考えを押し付けるようになります。そういった彼女の行動をりぬさんはだんだんと不快に感じていくのでした…。
意見を押し付けず、尊重し合うことが大切
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世の中はコロナ禍となります。タカヨはさらに精力的に自分の考えを発信するようになりました。あまりに過激すぎて当時の仲間が離れていってしまうほどに…。
人を突き動かすには何か理由があります。タカヨにとって、それは不妊治療でした。そして自然派の思考はタカヨの救いだったのでしょう。しかし、それだけが全てであると周囲に押し付けることはよくありません。
自分の考えと違っても人は人だと思いお互いの考えを尊重し合えたらいいですね。あまり盲目にならず視野を広げたほうが、さまざま発見ができ、もっとよい選択肢が見つかることもあります。りぬさんのタカヨとの出会いは、価値観のとらえ方について改めて考えることができますね。