【医療監修】予防接種後に赤ちゃんをお風呂に入れても大丈夫？入浴時の注意点

予防接種後の過ごし方

生後2ヶ月くらいから始まる乳幼児の予防接種。予防接種を受けた日は副反応が出ないか、赤ちゃんの体調に変化はないか不安になるかと思います。

予防接種後の入浴については基本的には問題なく、入浴して体をきれいに保つ方がよいとされています。予防接種の後、発熱などの異常がなければいつも通りの生活をするようにしましょう。

予防接種後は子供の様子をしっかり観察する

予防接種の副反応の多くは、一過性の発熱や接種部分の腫れといったものです。しかしまれに重篤な副反応であるアナフィラキシーが起こることがあるため、接種後約30分は医療機関内で待機して副反応が出現しないことがわかってから帰宅するようにします。

接種後1時間程度経過し異常が出なければ普段通りの生活をして構いません。ただし、接種後に急に元気がなくなる、嘔吐をする、「ゼーゼー」と呼吸が苦しそうなどの症状がみられる場合は早急に病院を受診しましょう。

明らかに発熱している場合は入浴を控えることも

受けるワクチンの種類によって異なりますが、予防接種後の副反応で発熱することがあります。37.5度以上の熱があるときは赤ちゃんの状態と相談して、場合によっては入浴を避けるようにしましょう。

気になる場合は体を拭く程度にし、注射した部分を清潔に保つようにしてください。予防接種後の副反応で起こる発熱は、通常2～3日程度で下がります。

予防接種後、お風呂に入れる際の注意点

予防接種当日の入浴には注意点がいくつかあります。普段お風呂に入るときに湯船の中で楽しく遊ぶ赤ちゃんがいるかもしれませんが、激しい動きをさせないように気をつけましょう。

また、長湯は体力の消耗につながるため、いつもよりも短時間で済ませるなどの配慮が必要です。赤ちゃんの様子をよく見ながら入浴させるようにしましょう。

ばんそうこうは出血が止まったらとる

予防接種後に張ってもらうばんそうこうは出血が止まったらはがすようにしましょう。もしはがし忘れてしまっても、入浴する際にはずしてあげるとよいでしょう。

予防接種した部位をこすらない

予防接種を受けた日に入浴する場合は接種部位をもんだりこすったりしないようにしましょう。赤ちゃん自身が接種部位に触れないようにすることも大切です。

赤みや腫れがあっても子供が痛がらなければ心配する必要はありません。気になる場合は冷やしてあげると症状が和らぎます。

予防接種後のお風呂はどうしていた？先輩ママの体験談

予防接種を受けた日は、発熱などの副反応が気になる方がいるかと思います。子供が予防接種を受けた日のお風呂はどのようにしているのでしょうか？先輩ママの体験談をご紹介します。

いつも通りお風呂に入れました

病院の先生に予防接種の後でも入浴して大丈夫といわれ、いつも通りお風呂に入れたというママがいます。入浴させたママたちは、できるだけ注射した部分には触れないようにしていたようです。

予防接種当日の入浴は控えています

予防接種当日でも発熱しているなどの異常がなければ基本的に入浴は問題ないとされています。しかし、心配だから当日の入浴は控えるというママもいます。もし気になるようであれば、体を拭いてあげるだけでもよいかもしれません。

気になる症状が出た場合は病院へ

予防接種当日は、発熱などの明らかな副反応がなければ入浴が可能ですが、接種部位をこすったり、激しく動いたりしないようにすることが大切です。

普段はお風呂で楽しく遊ぶというお子さんがいるかもしれませんが、体力の消耗を避けるためいつもよりも短めの入浴にしてあげるとよいでしょう。

副反応とみられる発熱があっても、翌日に解熱するようであれば問題ありません。気になることがあれば予防接種を受けた病院に相談してみるとよいでしょう。