「ずぼら」ママ流人間関係の極意TOP5
ママになって、子どもの保育園や幼稚園、学校などさまざまな人間関係の中で、人付き合いが大変だと感じているママもいるのではないでしょうか。『「ずぼら」ママでも、結局すべてうまくいく!』という本を執筆している三浦直子さんは、「手抜きをして気分を楽に、めいっぱいズボラにやってみよう」と唱えています。具体的にどうやって、気分を楽にするのでしょうか?
今回は「ずぼら」ママ・三浦さんの、人間関係に関する極意を五つ紹介します。どれも気持ちが楽になったり、試してみようと思えたりするものとなっていますよ。
1.「ママ友を頑張って作る必要なし」
よくお悩み掲示板で「ママ友ができないのですがどうしたらいいでしょう?」という悩みを見かけますが、「いないならいないでもけっこう大丈夫ですよ~」と声を大にして言いたい。
挨拶はちゃんとするとか最低限の礼儀は守って、子供も自分も楽しくやっていればそれでいいんじゃないでしょうか。ママ友づきあいは向き不向きがあるし、どのぐらいのつきあいをするかは人それぞれなので、マスコミもママ友、ママ友とあおるのはやめてほしいと思います。 ※1
育児雑誌で、「ママ友を作ろう」という特集が組まれているのを目にしたことがある方もいると思います。また、ネットでは「ママ友とのトラブル」についての情報も記載されていますよね。現代は、そんな「ママ友」という言葉に敏感になっているのかもしれません。
必要以上に気を使い疲れてしまうくらいなら、無理する必要はありません。それこそストレスになって、日々の生活に支障が出てしまいますよね。筆者も娘の幼稚園入園のタイミングで、「ママ友」に敏感になっていました。
しかし、一番は子どもと自分が楽しいこと。これを肝に銘じ、残りの幼稚園生活を楽しもうと思います。
2.「社交ベタでもなんとかなる!」
たまーに他のママさん宅に行くと、かわいらしい揃いのカップにこじゃれたお皿に盛られたお菓子がさりげなく出されていて、もてなしスキルの高さに舌を巻きます。
しかし、こんなずぼらな母でも見よう見まねでやっているうちになんとかなるもんですね。私も周りのママたちに学んで、数年前に比べたら少しは気遣いができるようになりました。普通に考えられる範囲の人づきあいのマナーを守っていれば社交生活はなんとかなります! ※2
筆者にも同様の経験があります。本当にもてなしレベルの高いママの家へ遊びに行くと、びっくりするものです。ただの紙コップがかわいくデコレーションされていたり、持ち寄ったお菓子が余ったら、かわいい袋へ入れてラッピングをし、お土産に持たせてくれたり。子どもの好みを把握して、折り紙や風船の用意がされていることも。
社交レベルの低い筆者には到底まねできませんが、できないなりになんとか社交生活はできているようなので、三浦さんのいうことは本当だなぁと感じました。
3.「人にどう思われるかにずぼらになる。どうせ誰かには嫌われてる」
人の顔色をうかがって気を遣って生きてみたところで、周りの人みんなに好かれるって不可能ですよね。頑張って明るく振るまってみたところで「あの人さわがしいよね」と言われて嫌がられるかもしれないし、おとなしくしていれば「あの人、何考えてるのか分からない」とか「やる気あるのか?」と言う人もいる。
そもそも、おそらく自分が思ってるほど周りは自分のことなんて気にしてない。
どうせ頑張っても誰かしらには嫌われる、または周りは誰も気にしないとしたら自分が心地よいことをやっていた方が幸せですよね。 ※3
確かに、人の目を気にしてもしょうがないですよね。筆者も人にどう思われるか気にしすぎて、根っからの八方美人に。それでも全員に好かれることは不可能で、ただただ自分の神経がすり減っていくだけでした。
よく考えると、もったいないことですよね。人にどう思われるか気にしない方が、これからの人生を楽しめるということがよく分かりました。
4.「夫に期待しないのが円満の秘けつ。あきらめは大事」
主婦が集まると必ずと言っていいほど話題にのぼるのが「夫は家事に協力的かどうか」というテーマ。うちは家事の割合がほぼ10対0、よく言って9対1ぐらいで私が担当なのですが、これを言うと多くの人に驚かれます。
しかし、この自分の状況を不満に思っているかといえば実はそうでもないんです。それはなぜかといえば、家事以外のことをやってもらっていることに感謝しているから。
ないものを嘆くのではなく、「何をしてもらっているか」にフォーカスしてそのことに感謝し、それ以外のことをあきらめるととってもラクです。 ※4
「夫に期待しない」というと、冷めた夫婦関係なのかとネガティブな印象を受けてしまいますが、決してそうではないのですね。適材適所で家族が成り立っていれば、それが一つの夫婦の形となっていきます。
毎日一緒にいると、無意識に期待してしまうことも。自分にできる仕事は自分で行う、できない仕事は相手が行うというスタンスで、してもらっていることに感謝の気持ちを持っていれば、自分の気持ちも楽に。お互い気持ちよく過ごせそうです。
5.「おひとり様を恐れない」
主婦のお悩みサイトを見ていた時に、「授業参観などで一人でぽつんとなってしまいます。どうしたらいいでしょう?」という悩みをたまに見かけますが、むしろ「え?ダメなの?気楽でいいじゃん」と思います。
「さびしい人だと思われたらどうしよう」と言いますが、おそらく多くの人は誰がポツンとしているかなんて気にしていないでしょう。 ※5
筆者も1人でいる場面では、人の目を気にしてしまいます。しかし、確かに自分が気にするほど周りは自分のことを気にしていないもの。
1人でいたいと思うならその時間を楽しめばよいし、誰かと一緒にいたいと感じるときは気の合う仲間と過ごせばOK。1人でいることは、決して恥ずかしいことでもおかしいことでもありません。自分に合ったスタイルで過ごすことが大切ですね。
他にもまだまだ「ずぼら」流子育てのコツがある!
手を抜くのはどうなのか、きちんとしないといけないのでは…という意識がありましたが、今日から筆者も「ずぼらママ」としての道を歩もうと思うことができました。
今回紹介した項目以外にも、「ずぼらママ」の大先輩・三浦さんによる、心がほぐれていく言葉がまだまだたくさんあります。ぜひこの本で「自分が心地よく楽でいられる方法」を取り入れてみてください。
「ずぼら」ママでも、結局すべてうまくいく
世の中には、家事や育児をもっと頑張れ!といったママたちを追い込んでいくような情報があふれています。
この本は、そんなプレッシャーを日々感じながらがんばるママの肩の力を、そっと抜いてくれる一冊です。
ママたちがもっと自分らしく、心地よくいられるように
結婚後は夫や家族との人間関係、子どもが生まれたらママ友や保育園、幼稚園の先生との人間関係など、ママたちは日々さまざまな人間関係の中にいます。それによって楽しいこともあれば、悩んでしまうことも。三浦さんの言うように、すっと肩の力を抜いて、ずぼらにやってみましょう。
ただでさえ、先の長い子育ての途中です。仕事や家事、育児に忙しいなか、子どものことで悩んだり立ち止まったりと、ママたちは十分頑張っているのではないでしょうか。少しでも楽にこれからの人生を楽しんでいきたいですね。