子ども服で注意すべきポイント
子どもの服は種類が豊富。お店に行ったりショッピングサイトをのぞいたりすると、いろいろなデザインのものが売られています。
子ども服を購入する際は、どのような点を意識しますか?見た目のかわいさだけで選ぶ、長く着せたいからと大きいサイズの服を選ぶ、といったことはしていませんか?
じつは、着せている服によっては子どものけがの原因になることがあります。子ども服を選ぶ際に気をつけて欲しいポイントを紹介します。
フード
フードは後頭部の方についているので、子どもの視野には入りにくい分、遊具やドアノブなどに突然引っ掛かり転倒する可能性があります。
また、他のお友だちがふざけて引っ張ってしまうなどの危険性もあるため、できるだけフードがついていないもしくは、スナップボタンなどで着脱できるタイプのアウターを選びましょう。
ファスナー
ファスナーにはプラスチックタイプのものや金属タイプのものがあります。金属タイプの場合、何かの拍子に腕や顔、首などに引っかき傷を作ってしまう場合がありますので注意。
また、ファスナーを開閉する際に髪の毛や皮膚を挟んでしまう可能性もあるので慎重に扱いましょう。
上着やボトムスの裾
アウターの前を開けたまま着ている場合や、サイズが大きいボトムスを着用した場合、裾が遊具や乗り物の車輪などに挟まってしまい事故を招く危険性があります。
アウターを着せるときは、前をしっかり閉じた状態にする、サイズが合った服を着せることを意識しましょう。
ボタンや装飾
子ども服の中にはボタンや装飾が施されている場合があります。ボタンや装飾は、外れてしまうと誤飲を招く危険性があります。
取れかかっているボタンがあればしっかり付け直し、装飾も取れやすくないか確認したうえで着せるようにしましょう。
靴下、着ぐるみ
子ども用の靴下や着ぐるみには、滑り止めがついていないものもあります。滑り止めがないものを室内ではかせてしまうと滑って転倒する危険性があります。
室内では靴下をはかせない、素足が出せるデザインの着ぐるみを選ぶなどを意識しましょう。もし室内で靴下をはかせなければならない場合は滑り止めがついたものを選ぶようにすると安心です。
- 内閣府「「「カワイイ!」だけで大丈夫? 子ども服は、安全性を考えて選びましょう」」(https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201608/2.html,2022年12月21日最終閲覧)
- 東京都「「子ども用衣類の安全確保について」」(https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/anzen/kyougikai/h18/documents/h18_kyougikai_houkokusho.pdf,2022年12月21日最終閲覧)
- 公益社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会「「保育の場での子ども服について聞き取り調査」」(http://nacs-east.jp/kenkyukai/documents/201305hoikugenbakikitorichosa_000.pdf,2022年12月21日最終閲覧)
子ども服は安全第一で選びましょう
子どもにはかわいい服を着せたいと思う方もいると思います。しかし、安全性で選ぶことも忘れないようにしましょう。
保育園や幼稚園に通園しているならば、親の目が届かない時間が増えます。万が一を考えて衣類を選ぶようにしたいですね。子どもの月齢や動きに合わせて、最適な服選びをしましょう。