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🔴【第1話から読む】【衝撃実話】夫の不倫相手は「結婚式にも来た女友達」…スマホ画面を突きつけた私が見た夫の“震える顔”
復讐の青写真
俊太の告白は、私の世界を一変させました。目の前にいる、愛する夫の姿が、得体の知れない裏切り者の顔に見える。かわいい娘のヒナはまだ2歳。そんな中で突きつけられた現実に、私は打ちのめされました。
「どうして? どうしてこんなことできたの? 」
私の声は、もはや怒りを通り越して、悲鳴のようでした。俊太は、ただひたすら「ごめん、ごめん」と繰り返すばかり。その言葉が、私の心をさらに抉りました。
不倫相手への怒りが収まらない
もちろん、離婚も考えました。いや、考えたどころではありません。頭の中では、すでに離婚後の生活をシミュレーションしていました。ヒナを連れて実家に戻り、育休明けたら旧姓に戻って職場復帰。だけど、その瞬間に、恥ずかしさと情けなさが込み上げてきました。「育休明けたら旧姓に戻ってました」なんて、周りにどう思われるだろう。一人娘を送り出してくれた両親にも、心配をかけて申し訳ない。そんな思いが、私の足を止めたんです。
そして、怒りに任せて、サダコの家庭に怒鳴り込むこと、共通の友人や親族に全てをバラすことなど、さまざまな報復を考えました。心の中では、何度も何度も、復讐の青写真を練り上げていました。彼女たちを、この世の地獄に突き落としてやりたい。その一心でした。
だけど、冷静になると、別の感情が湧き上がってきました。何も知らないサダコの子どもまで、こんな思いをさせるのか?子どもに罪はない。また、復讐の過程で私自身の心が、これ以上参ってしまうのも怖かったのです。
義実家の謝罪に揺れる心
そんな時、私が憔悴しきっているのを見かねた俊太が、自分の両親にすべてを話し、状況を相談しました。俊太の両親は、すぐに飛んできてくれました。
「ユイちゃん、本当に申し訳ない。俊太がとんでもないことをして…」義母は、私の手を握り、涙ながらに謝ってくれました。義父もまた、深く頭を下げていました。「ユイさん、ヒナちゃんのためにもどうか冷静になってほしい。俊太は、二度とこんな過ちは繰り返さないと誓っている。どうか、もう一度チャンスを与えてやってほしい」義両親の必死な懇願と、俊太の心からの謝罪。そして、何よりもパパやじいじ・ばあばが大好きなヒナの顔を見ていると、「この子から父親を奪っていいのか」という思いが頭をよぎりました。
確かに、ここで感情的に行動しても、何も良いことはない。冷静になって考えれば、私自身も傷つくだけだ。戦う選択は、一旦思いとどまることにしました。私自身も、これ以上心をすり減らすのは限界だったからです。
しかし、俊太を許したわけではありません。私の心の中に残る、深い傷は癒えることはないでしょう。そして、サダコへの憎しみも。復讐は一旦保留にしたけれど、このまま何もしないでいるわけにはいきません。
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あとがき:不倫に屈しない母親の強さ
この作品は、ママリユーザーの体験談から再編した作品です。主人公であるユイさんは、ある日夫である俊太の不倫の事実を知ります。育児や家庭に積極的に参加する俊太の不倫に深く傷つきます。
ユイさんは様々な観点で悩んだ末、弁護士の力を借りて不倫相手へ慰謝料を請求することに。さらに、俊太には厳しい条件を付けて婚姻関係を継続することを選びます。一見、夫を許したように見えるユイさんですが、実際にはわが子の生活や今後のことを考えた中で苦しい選択をしたにすぎません。たった一度の過ちだとしても、夫婦間の信頼を取り戻すことは困難です。どんな理由があろうと、パートナーからの裏切りは深い傷を残します。
本作では、ユイさんの葛藤を通して、不倫された側の苦悩が描かれています。そして、母親としてわが子を守るために、決断をしたユイさんの強さを見ることができます。不倫という身勝手な行為への腹立たしさと、母親としてわが子を思う気持ちに、ユイさんを応援したくなるような作品です。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
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