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「体液がついた下着をつきつけ」…妻が暴く生々しい不倫の全貌|10年連れ添った夫はサイコパスでした

アキホ(38歳)は夫、ツカサ(39歳)と結婚後、専業主婦に。長女・カナ(7歳)、次女・ゆき(4歳)、それに三女のメイが誕生します。優しくて、育児にも協力的なツカサは、自慢の夫でした。しかし、メイが生後2か月を迎えるころから、ツカサの出張や飲み会が増え始めます。そして、ある日、カナの一言で平穏な日常は音を立てて崩れるのでした…。10年連れ添った夫のサイコパスな一面を知り、離婚を決意した体験談、『10年連れ添った夫はサイコパスでした』最終話をごらんください。

Ⓒママリ

🔴【1話から読む】まさか夫が…?7歳娘の告白で、完璧な家族に忍び寄る崩壊の足音

パパ活で知り合った15歳年下女性との不倫が発覚した、夫・ツカサ。話し合いを重ねるも、不倫相手・奈津美との関係が断ち切れません。日に日に暴力的になっていくツカサに対し、アキホは別居することを決意。3人の子どもたちを連れ、自ら家を出ていきます。さらに、なかなか離婚に同意しないツカサと縁を切るため、アキホは離婚調停を視野に入れ、動き始めます…。

不倫相手の家に突撃!

「奈津美さん、夫との関係について、お話があります」

日曜日の早朝…私は、友人の絢音と共に、ツカサと不倫相手・奈津美が滞在しているアパートに乗り込んだ。この時、奈津美とは初対面だったが、カフェで遠くから見た時よりも、さらに幼い印象を受けた。

ツインテールの黒髪に、モコモコしたルームウエアを着ていたが、すでに化粧はすませたのか…つけまつ毛の間から、カラコンをした大きな瞳が驚いたように見開いてこちらを見ている。

奈津美は突然の訪問に顔色を変え、ボクサーパンツにTシャツ一枚という姿のツカサは、明らかに動揺していた。

「お前、勝手に何しに来たんだよ!警察呼ぶぞ!」

「あなたは黙りなさい!服でも着たら?アキホは奈津美さんと話してるのよ!」

絢音の剣幕に押されたのか、ツカサは呆然とその場に立ち尽くした。

生々しい証拠をつきつけ…

「ツカサさんとは、肉体関係なんてありません!」

問い詰める私に、奈津美は頑なにそう言い張った。しかし、私は冷静だった。この日のために、周到な準備をしてきたのだ。私は用意していたものを、奈津美の目の前につきつけた。

「これは、ツカサの下着です。この体液は奈津美さんのものでは?これでも、肉体関係はないと?」

「出張」と称し、不倫旅行をしていたツカサのバックから押収したものだった。生々しい不倫の証拠は、吐き気がするほどの嫌悪感を抱いたが、心を殺して保管していたのだ。

「調べればすぐに分かりますよ?」

目の前に突き出されたツカサの下着を見て、奈津美の顔から血の気が引いていくのが分かった。

「ツカサとは離婚調停に入ります。奈津美さんが慰謝料を支払わないのであれば、裁判を起こす覚悟です」

「そんな…お金ないから、パパ活してたのに…」

(パパ活…そんなもののために?10年も築き上げてきた、私たちの幸せが一瞬で壊れたの?)

私は子どもたちの顔を思い浮かべ、怒りで体が震えるのがわかった。そんな私の肩にそっと手を置き、側にいた絢音が口を開いた。

家族からも不倫相手からも捨てられた夫

「奈津美さん、他人の家庭を壊すようなことをしたのなら、その責任を取るのは大人として当たり前のことです」

絢音の言葉に、奈津美は観念したようにうつむいた。

「慰謝料を支払うと誓約書に書いてください」

私は用意していた誓約書を差し出した。奈津美は震える手でペンを取り、サインをした。さらに、「もう離婚するって言ってたじゃん」と言い、「ウソつき!もう二度と会わないから」と、ツカサをうらみのこもった目で睨みつけた。

家族にも、不倫相手にも捨てられたことを悟ったツカサは、突如、叫び出した。

「死んでやる!お前らのせいだからな!」

その言葉に、以前の私ならきっと動揺しただろう。10年連れ添ったツカサに、情が残っていたから…。今まで、ツカサが自殺をほのめかすたび、私は躊躇し、心を揺さぶられていた…。しかし、今の私には、彼の言葉が響くことはなかった。

「ご勝手に」

私はそう言い放ち、絢音と共にアパートを後にした。

車に戻ると、絢音が私の肩を抱いた。

「あれは、脅しの言葉だから、屈しなくていい」

絢音の言葉が、私の心に深く染み渡った。ツカサはいつもそうだった…。自分の都合が悪くなると、私を脅し、支配しようとしていた。彼の言葉は、私を操るための道具でしかなかったのだ。

ツカサへの情は、もう完全に断ち切られた…。すべては、愛するわが子と、これから幸せな未来を歩むために。私は、新しい人生を歩み出す決意を胸に、静かに前を向いた。

【全話読める】
10年連れ添った夫はサイコパスでした

あとがき:因果応報が招いた結果

ついに、夫と不倫相手・奈津美と対峙したアキホ…。証拠を突きつけられた奈津美は、不倫の事実を認め、慰謝料を支払う約束をするのです。さらに、アキホは自殺をほのめかす夫に対し、はっきりと決別の態度を示します。

家族にも不倫相手にも見切りをつけられることとなった、ツカサ…。身勝手で利己的な行動が招いた結果でした。

「自分の蒔いた種は自分で刈り取らなくてはいけない」…という言葉がありますが、ツカサも奈津美も、不倫による代償は大きなものでした。一方で、アキホにとっては、図らずもツカサの本性を知る機会となり、今後の人生を左右する出来事となりました。

アキホが子どもたちと共に、これからの人生を幸せに生きていくためにも、ツカサと結婚している限り、この出来事は避けては通れないものだったのかもしれませんね。

パートナーとの信頼関係の大切さや、「因果応報」という言葉の重みを、改めて考えさせられるエピソードでした。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

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