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🔴【1話から読む】まさか夫が…？7歳娘の告白で、完璧な家族に忍び寄る崩壊の足音
優しくて、育児にも協力的なツカサは自慢の夫。しかし、三女・メイが生後2か月を迎えるころから、出張や飲み会が増え始めます。ある日、7歳の長女・カナから「パパの女友達と遊んだ」という衝撃的な話を聞かされた、アキホ。夫を尾行してみると、若い女性と抱き合う姿を目撃します…。
妊娠期間中から裏切られていた
ツカサの不倫を目の当たりにした私は、いてもたってもいられなかった。冷静さを取り戻すために数日を要したが、「このままではいけない」と強く感じた。
私は7月に入ってすぐに探偵に依頼した。
結果は想像通り…いや、それ以上に衝撃的なものだった。ツカサは、「奈津美」という15歳も年下の女性と、ラブホテルや彼女の自宅へと頻繁に出入りしていたのだ。
しかも、彼女とは「パパ活」を通して知り合ったと言うのだ…。私が妊娠期間中から交際は始まっていたという事実にも、絶望を感じざるを得なかった。
（ずっと、裏切られていたの？）
ツカサと不倫相手・奈津美への怒りで、全身の血が沸き立つような気持ちがした。確たる証拠を手に入れた私は、すぐにツカサを問い詰めた。
不倫を問い詰めると逆上！夫の素顔にあ然
「ツカサ、これ、どういうこと？」
突きつけた証拠写真に、ツカサは一瞬、ひるんだように見えた。しかし、次の瞬間、彼は信じられない言葉を口にした。
「離婚なんて絶対しない！」
弁明したり謝ったりするどころか…逆上したツカサは、テーブルを叩き、私を睨みつけた。そのあと、急に顔色を変え、
「息抜きのつもりで…出来心だったんだ…。お金を払ってデートしていただけだ。本気じゃない！彼女が初めてで、もう会うつもりはない」
10年も連れ添い、本当に仲が良すぎるくらいだったツカサ…。虚しさ、悲しさ、苦しさが私の心を支配したが、それでも私は、彼とやり直せる可能性を捨てきれずにいた。
「俺は家族が大事なんだ…信じてくれ」
ツカサはそう言うと首をうなだれて、心底、反省をしているような色を顔に浮かべた。
度重なる夫の裏切り行為に疲弊し…
（家族のため、子どもたちのために…もう一度頑張れるかな）
私は、ツカサの言葉を信じることにした。再構築を試み、何度も何度も話し合いを重ねた。ツカサは「もう二度としない」と誓い、不倫相手の連絡先を目の前でブロックしてみせた。
（ツカサも気の迷いだっただけ…。相手の女性もまだ20代という若さで、過ちをおかしてしまっただけ…まだやり直せる）
私はそう思いこもうとした。だけど、ツカサの言葉は全てウソだったのだ。
しばらくすると、また同じように遅い帰宅が始まり、何度ブロックしても、ツカサは平然とウソをつき、奈津美と連絡を取り続けていたのだ…。裏切り行為が繰り返されるたび、私の心は深く傷ついていった。
さらに、不貞の話を持ち出すと、次第にツカサは私を罵倒し、私に責任転嫁するようになった。
「尾行や探偵なんてつかいやがって…ストーカーだぞ！訴えてやる！」
「不倫をしたのは、お前が全て悪いんだ！」
日に日に、精神的に追い詰められた私は、友人である絢音にLINEを送った。
©︎ママリ
絢音からの返信に、私は心が軽くなるのを感じた。
そんなある日、ツカサはとうとう、子どもたちの前で私に手をあげたのだった。
「俺は育児にも協力的だっただろ！俺に落ち度はない！」
「パパ、やめてよ！ママがかわいそう！」
「うるさい！」
泣き叫ぶカナを突き飛ばし、ツカサは自室へと立ち去った。その瞬間、私の心の中で、何かがプツンと切れた。
（もう無理だ。この人とは、一緒にいられない）
私はツカサと別居することを決意した。
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あとがき：離れる選択も必要
ツカサに不倫の証拠を突きつけた、アキホ。ツカサは不倫を認めたものの、「離婚はしない」と逆上します。しかし、そのあとは「家族が大事」「遊びだった」と反省の色を見せました。
10年も連れ添い、知らなかった夫の二面性を垣間見た瞬間でした…。さらに、何度も再構築を試みたアキホでしたが、努力もむなしく、夫は再び不倫相手と連絡を取り合うようになります。
次第に、暴力的になっていくツカサに対し、アキホはついに別居することを決意しました。
人には、それぞれさまざまな一面があります。いくら親しい人であったり、家族であったりしても、自分の素顔をすべて見せている…と言う人は少ないかもしれませんね。お互いに踏み込んでほしくない領域もあるかもしれません。ですが、人生を共にする上で、最低限のマナーやルールは必要ですよね。
そこが、大きくズレていると、お互いに不幸になってしまうかもしれませんね。お互いを大切にできない関係は、いずれ破綻してしまいます。もし、自分自身や家族が深く傷つくような関係ならば、離れる選択をすることも必要ですね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
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