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サレ妻・サレ夫がついにタッグ、“W慰謝料請求”でシタを制裁する|夫の愛人はママ友

40歳のちかこは、4人のかわいい子どもたちの育児と、毎日の生活費に追われる日々を過ごしていました。そんなある日、親しくしているママ友のマイから、「好きな人ができたの」と打ち明けられます。その時、ちかこさんはまさか、そのお相手が自分の優しい夫だなんて、夢にも思わなかったのです。夫の不倫相手は、まさか自分のママ友でした。穏やかだった日常が音を立てて崩れていく中で、彼女は一体どんな選択をするのでしょうか。

Ⓒママリ/画像の生成にAIを使用しています

🔴【第1話から読む】「好きな人ができた」意味深に話す既婚ママ友→相手の正体を知って背筋が凍った日|夫の愛人はママ友

夫の不倫が発覚したちかこ。夫は「もう相手と会わない」と言ったものの、まったく反省した様子もなく、不倫相手であるママ友・マイと本当に切れた証拠もありません。あまりにも無反省な夫に対し絶望していたちかこは、兄の勧めで弁護士事務所に相談することにしました。

専門家のアドバイスで決意を固める

弁護 PIXTA

弁護士との相談を終え、私の心には離婚への確かな決意が宿っていた。これまでの不安や苦悩が、少しずつ、新たな希望へと変わっていくのを感じた。

「お母さん、 顔色良くなったじゃん」

弁護士相談後に会った拓哉が、優しい声で言った。

「拓哉のおかげだよ。弁護士さんと話して、本当にすっきりした。もう、このまま我慢し続ける必要はないんだって分かったから」

私は、心からの笑顔で答えた。拓哉は、私の言葉に満足そうに頷いた。

弁護士の先生は、早速、離婚に向けた準備を進めてくれた。慰謝料請求についても、具体的な金額や方法について、詳しく説明を受けた。

「ちかこさんの場合、ご主人と、相手のマイさん、双方に慰謝料を請求することができます。慰謝料は、不倫の期間や悪質性、ちかこさんが受けた精神的苦痛の度合いなどを総合的に判断して決定されますが、お子さんが4人いらっしゃること、ご主人の反省が見られないことなども考慮され、かなり多額の慰謝料が認められる可能性もあります」

弁護士の先生の言葉に、私は希望を感じた。これまで、お金のために離婚を諦めていたけれど、慰謝料で新たな生活を始める資金を得られるかもしれない。

「相手にも夫がいるのですが、その相手にも慰謝料請求される可能性がありますよね」

正春が弁護士に尋ねた。

「そうですね。相手の夫から聡さんにさらなる慰謝料請求があることは考えられます。お知り合いの方でまだこの事実を知らないなら、慎重に検討した上で事実を伝えることになるでしょう」

冷静に考えれば、誠也さんもまた被害者なのだ。私は、弁護士の先生と兄の助言を受け、誠也さんに連絡を取ることにした。最初は、戸惑いと躊躇があった。しかし、子どもたちの未来のため、一つ一つの課題を解決していくしかない。

離婚に向けて動き出す

弁護 相談 PIXTA

翌日、以前家族ぐるみで出かけた際に聞いていた、連絡用の誠也さんの連絡先に電話をかけた。

「もしもし、誠也さん……聡の妻のちかこです」

電話越しに聞こえる誠也さんは、私からの連絡に驚いた様子だった。私は、震える声で、これまで聡とマイさんがしていたこと、自分が離婚を決意したこと、そして今後2人に慰謝料を請求するつもりであることを伝えた。

誠也さんは、私の話を聞いて、しばらく沈黙していたけれど、重い口を開いてこう言った。

「マイの不倫には気づいていました。でも、相手は聡さんだったんですね。ちょっと言葉にならないな…」
「そうですよね」
「でも、僕もマイには責任を取らせたいと思っていました。僕からも聡さんに慰謝料を請求することになりますが…」
「はい、それはかまいません。うちの夫がしたことなので」

同じサレ妻・サレ夫として、私たちは手を取り合うことになった。そこからの準備は、思った以上に迅速に進んだ。弁護士の先生が、聡とマイ、双方に内容証明郵便を送付。そこには、明確な離婚の意思表示と、慰謝料の請求が記されていた。

あっけなく終わった不貞

男女 別れ PIXTA

数日後、内容証明郵便が届いた。聡は何かを感じたのか自室に持ち込んでそれを読み、明らかに動揺していた。夜、子どもが寝静まったあとにすごい剣幕でリビングに表れた聡は、慌てた様子だった。

「ちかこ、あの書類はなんだ?お前を選んだって言ってるのに慰謝料だなんて、一体何を考えてるんだよ」
「何を考えているのは、あなたの方でしょ。私は、あなたとマイさんの不倫の証拠を全て弁護士さんに提出しました。誠也さんにもこのことは伝えてあります」

私の言葉に、聡は絶句した。そして、慌てたように言葉を継いだ。

「は?誠也さんに知らせたのか?仕事でもつながってるって言っただろ?何してくれてんだよ…」

聡は、自分の保身ばかりを気にしている。彼の言葉に、私はさらに失望した。

「そんなの、あなたが蒔いた種でしょう。これから、弁護士さんを通して、きちんと話し合いを進めましょう」

聡はあまりのことに絶望した様子だった。

数日後、弁護士の先生から連絡があった。マイからも、弁護士を通して連絡があったという。彼女も、まさか私がここまで行動に出るとは思っていなかったのだろう。そして、誠也さんからの慰謝料請求も、本格的に動き出したようだ。

聡とマイの関係は、お金の問題が絡むことで、あっという間に破綻したという話だ。互いに責任をなすりつけ合い、罵り合った挙句、完全に縁を切ったらしい。お金が原因で、不倫関係が崩れるなんて、皮肉な話だ。

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あとがき:決意固まる慰謝料請求

兄の支え、拓哉の優しさ、そして弁護士の知識。ちかこはそれらを得て、ちかこの離婚への決意は固まります。聡とマイ双方への慰謝料請求に向け、マイの夫である誠也との連携も実現。保身に走る聡と、お金で破綻した不倫関係を目の当たりにし、ちかこの心には冷徹な決着への確信が生まれる、新たな闘いの幕開けを描きます。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

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