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結婚してまだ1年。新婚生活は順調だと思っていた。夫の田中健太(仮名・29歳)は、普段は優しく、家事にも協力的で、周囲からは「理想の旦那さん」と称されることも少なくなかった。しかし、その裏に隠された秘密を、妻の美咲(仮名・28歳)は知っていた。きっかけは先月、美咲の実家に帰省したときのことだった。
最初の疑念
夫婦そろって美咲の実家で過ごしていたとき、美咲は夫がトイレに立つ際に置きっぱなしにしたスマホにふと目をやった。すると、ホーム画面の端に、見覚えのあるアイコンを発見した。それは、結婚前から何度も削除させては再びダウンロードを繰り返していた、出会い系アプリのアイコンだ。以前、このアプリが原因で知り合った女性との浮気が発覚し、大喧嘩になった経緯がある。
美咲は夫がトイレに行った隙にスマホを手に取り、震える手でアプリを開き、そこに記された女性とのやり取りを読み進めた。
「来週、会えるの楽しみにしてるね」
その一文は、美咲の心を深くえぐった。裏切り。その言葉しか頭に浮かばなかった。しかし、その場では美咲の両親に気づかれるためケンカをするのははばかられた。
帰省から自宅に戻ったのちに夫に問いただすと、最初は「仕事の付き合いで…」などと言い訳を並べたが、美咲が証拠を突きつけると、観念したように白状した。
大喧嘩の果てに下した決断
「ごめん、本当にごめん。もう二度としないから」
土下座して謝る夫の姿に、美咲は怒り、悲しみ、そして疲労を感じた。結婚してまだ間もない。このまま離婚するわけにはいかない。そう思い直し、美咲は一度は夫を許すことを決めた。
「もうしない」という約束を信じ、美咲は再び夫との関係を修復しようと努力した。再構築のために夫の好きな料理を作り、笑顔で接するように心がけた。しかし、一度失われた信頼は、そう簡単に元に戻るものではない。美咲の心の中には、常に猜疑心という黒い影がつきまとっていた。夫がスマホを触るたびに、通知音が鳴るたびに、心臓が跳ね上がる。そんな日々が続いていた。
そして今日、再びそのアイコンを見つけてしまった。今度はアプリを開かず、ただじっと画面を見つめた。怒りはなく、悲しみもなかった。ただ、絶望と虚無感だけが、美咲の心を支配していた。
もう、何を信じればいいのか分からない。この結婚生活は、一体どこへ向かうのだろうか。
夫の行動パターン
美咲の取材に応じた夫・健太氏の過去の行動を分析すると、特定のパターンが見えてくる。彼は、美咲が実家に帰省する、友達と出かけるなど、物理的に距離が離れたタイミングで出会い系アプリを再ダウンロードする傾向にあった様子。
これは、妻の監視の目が届かない環境を悪用し、自身の欲望を満たそうとする心理が働いていると考えられるのではないでしょうか。
また、浮気が発覚した際も、当初は言い訳を重ね、最終的に謝罪はするものの、行動が根本的に改まっていない点が、彼の浮気が常習的なものであることを示唆している。
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あとがき:夫の浮気再発を防ぐための教訓
今回のケースは、一度許したはずの夫が、再び同じ過ちを繰り返したという事例です。このような場合、相手の謝罪を鵜呑みにせず、再発防止策を具体的に話し合うことが重要となります。
例えば、「浮気が発覚した場合は即離婚」などの厳しいルールを設けることや、夫婦カウンセリングの利用を検討することも一つの手。
また、妻側も自身の感情を「無」の状態にせず、信頼関係を再構築するための積極的な行動をとる必要があります。もし再発の兆候が見られた場合は、早期に対応することで、事態が深刻化するのを防ぐことができそうです。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています。










