Ⓒママリ
🔴【第1話から読む】結婚式を挙げないと伝えたら→「はぁ?」実母の怒り方にショックを受ける|お宮参りで実母と絶縁しました
過去、入籍時に結婚式をしないと決めていためぐみは、実母からの激高した電話の後、連絡を絶っていた。しかし数週間後、実母はめぐみを強引に車に乗せ、見知らぬ結婚式場へ連れていく。そこで、めぐみは有無を言わさずウェディングドレスを着させられるという、理不尽な状況に陥る。
突然やってきた実母
これは結婚当初の話。「ウェディングフォトで済ませる」といった私たちに実母が激高した電話の後、私は実母からの連絡を絶った。しかし、実母からの連絡がないことに、少しだけ不安を感じていた。
その数週間後、実母が突然新居にやってきて「今から車に乗って」と言い出した。
「え?何?どこ行くの?」
「いいから、とにかく乗って!」
実母は「乗ってくれたら事情を話すから」と言って私の返事も聞かず、車に乗り込んだ。私はもしかして家族に何かあったのではと思い、何も聞かずに車に乗ることに。でも、実母はなかなか行き先を教えてくれなかった。
「ねぇ、どこに行くの?」
「着いたら分かる」
実母は、そう言ってまた無言になる。私は、実母の態度に、何も言えなくなってしまった。
見知らぬ結婚式場
車は、見覚えのない場所に到着した。そこはなんと、結婚式場だった。
「え?なんで結婚式場に?」
私がそう言うと、実母は私を無視して、車から降りた。私も、慌てて車から降りて、実母の後を追いかける。中に入ると、実母は、結婚式場のスタッフと話していた。スタッフは、私を見ると、満面の笑みで「お待ちしておりました!」と言って、私を中へ案内しようとした。
「あの、すみません。何のことか分からないんですけど…」
私がそう言うと、実母は私の腕を掴み、スタッフに「この子はこういう性格なのよ。気にしないで」と言った。私は、実母の言葉に、何も言えなくなってしまった。
「さ、めぐみ様。早速ドレス選びをしましょう」
スタッフは、そう言って私をドレスの部屋へと案内した。部屋には、たくさんのウェディングドレスが並んでいた。私は、ウェディングドレスの部屋に案内され、さらに戸惑う。
不安と恐怖しか感じない…
「あの、どういうことですか?」
「いいから、このドレスを着なさい!」
実母は、そう言って、一番派手なウェディングドレスを私に手渡した。私は、ドレスを受け取ると、呆然と立ち尽くす。
「これ、どういうことか説明してくれない?」
私は、実母にそう尋ねた。しかし、実母とスタッフは何かを示し合わせているのか、詳しく事情を話してくれはしなかった。不安と恐怖でいっぱいになる。いったいここで何が行われるのか―――。私は言い知れぬ不安に襲われながらも、言うことを聞くしかない状況だった。
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あとがき:独断で進む母
本話では、実母の独善的で強引な人柄が具体的に描かれている。めぐみの意思を完全に無視し、勝手に結婚式場を予約し、ウェディングドレスを着させるという行動は、読者に大きな衝撃を与える。このエピソードは、単なる親子喧嘩の範疇を超え、実母がめぐみを「自分の所有物」と見なしていることが明確に示されている。めぐみの感じる不安や恐怖、そして「どうすればいいんだろう」という戸惑いは、毒親との関係に悩む人々の心情を代弁しているかのようだ。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
イラスト:まい子はん










