1. トップ
  2. 住まい
  3. 住まいの基礎知識
  4. 購入前にチェック!住宅の購入は年収の何倍がいいの?

購入前にチェック!住宅の購入は年収の何倍がいいの?

住宅を購入しようと思っても、簡単には決められませんよね。無理をするとローンを払えなくなってしまうなど、将来苦しい生活になるかもしれません。しっかり予算や将来のことを考え計画を立てておく必要があります。予算はどうやって決めるの?今回はみなさんが年収の何倍で購入されているのか調べてみました。ぜひ参考にしてみてください。

PIXTA

住宅の購入って年収の何倍なの?

「そろそろマイホームがほしい」と思っていても、とても大きな買い物なので簡単には決められませんよね。お金も準備しておかなければなりません。

予算を考えるのはとても大切なことですね。無理して高い家を買ってしまうとローンが払えなくなったり、子どもの教育費や生活費を削るなど苦しい生活になってしまうかもしれません。

せっかくのマイホーム購入です。しっかり考えておきましょう。

今回は一般的にマイホームの購入が年収の何倍がちょうどいいのかということについて調べてみました。それぞれ体験談も合わせてご紹介します。

夢のマイホームが欲しい!家を買うタイミングはいつ?

関連記事:

夢のマイホームが欲しい!家を買うタイミングはいつ?

そろそろ家を買うことを視野に入れて動きたい!という方も多いはず。でも、…

(1)注文住宅の場合は5.4倍~6.2倍

家 PIXTA

注文住宅は好きな土地に好きなようにオーダーして自分好みの家を建てることができます。

キッチンは?リビングは?と一つずつ考えていくのも夢が広がりますね。

予算に合わせていろいろと変更できるのも注文住宅のいいところです。

注文住宅は一般的に年収の5.4倍~6.2倍で購入されています。土地付きになると倍率も上がっているようです。

体験談①貯金も趣味もできるけど・・・

実際に我が家は年収の約5倍強の住宅ローンを借入したわけなんですが、正直キツイっす。

どのようにキツイかというと、破産寸前かといえばそんなことはなく、趣味も、貯金もそれなりにできてはいます。
特に何がキツイかというと、賞与(ボーナス)時に住宅ローンとして支払っている約10万円・・・これがかなりの負担感に感じています。

以前のボーナスは自分の趣味であったり、家族旅行などであったり、日常生活のリフレッシュ費用として利用することが多くありました。
このリフレッシュ費用があるから仕事も頑張れていました。

現在はボーナスから10万円×2回=20万円が住宅費に充てられており、これが我が家の負担感につながっていることは間違いなさそうです。 出典: sekkachi.blog.jp

趣味も貯金もできてもキツイと思うことがあるのですね。購入後の生活を考えながら無理のない予算を出した方がよさそうです。

体験談② 予算オーバーでも・・・

予算 PIXTA

年収の4倍で購入。長く賃貸住まいでしたが、長男誕生を機に購入を決意。

当初3,800万円予算で考えていましたが、立地・建物等なかなか気に入るものがなかったところに、今の土地を見つけて即決しました。

現在の家賃と駐車場代よりプラス1万円程度ですが、年齢も年齢なので、繰上に励む予定です。 出典: minnanoloan.com

年収の4倍は比較的ローンも組みやすいようです。予算をオーバーしても無理のない返済プランを考えられています。

(2)新築分譲住宅の場合は5.9倍

いろんな家を見て回って、それぞれの家で「ここに住んだら」とあれこれ考えるのが楽しいですよね。

理想の住宅を探すのに時間がかかるかもしれませんが、注文住宅と違いすぐに住めるのがいいところです。

一般的に5.9倍で購入されています。

体験談①将来は共働きで・・・

共働き PIXTA

世帯年収の6倍で購入。
頭金は少しにして、貯金を残しました。
しかし今更ながらかなり無理してしまったと不安になってしまいます。妻も子育てが一段落したらパートなり派遣で働く予定です。 出典: minnanoloan.com

一般的に見て6倍は少し無理をしてる数字なのだそうです。お子さんのために貯金を少し残されたのだそうです。子どもがいると教育費がたくさんかかるので、それも考慮して予算を出さなくてはいけませんね。

体験談②返済は少し大変

5倍で購入。共働きを決意して戸建購入を決めました。
毎月の支払いが15万と高額なので、計画的に貯金し、返済していきたいとおもいます。
頭金は300万で考えてましたが、諸費用で消えてきました。 出典: minnanoloan.com

子どもが生まれたときのことなどを考え、共働きできる間に少し無理をして頑張るのだそうです。

(3)中古分譲住宅の場合は4.5倍

中古住宅は修繕や修理が必要な場合があります。またリフォームを考えている方も多いです。そこへもお金がかかるために、住宅の購入は一般的に年収の4.5倍になっています。

体験談①家族が増えるから

年収6.7倍で購入。第二子妊娠等を契機に、中古戸建購入を決めました。
手元に現金がないと不安なので、借入額が多くなってしまいました。
(頭金支払後の手元資金約1800万円) 出典: minnanoloan.com

子どもの誕生を機に購入を決める方は多いです。

(4)マンション購入の場合は5.9倍

マンション PIXTA

マンションは立地条件がいいところが多く、最近はオートロックや監視カメラなどで防犯設備もしっかりしているところは多いですよね。

管理費や修繕費がかかったりと費用がかかりますが、管理人がいたり共用部分は修繕や掃除が必要なかったりというメリットがあり、一般的にに5.9倍で購入されるようです。

体験談①お金が貯まったからとりあえず・・・

年収の6倍。貯金が1千万円貯まったので、どうしようかと考えていましたが、自分の老後のことを考え、マンションを購入しました。

結婚もあるかもしれませんので、間取りは広めです(笑)。

趣味が貯金なので、今後も貯まったら繰上げ返済をしていこうと思い、金利の安い変動型にしました。
低金利のうちになるべく繰上げ返済したいですが、金利動向によっては借り替えも検討します 出典: minnanoloan.com

貯金をしているだけでなく、金利についてもしっかり考え堅実に購入されています。マイホームを購入する前からしっかり貯金しておくと、少し余裕が持てそうです。

体験談②賃貸の家賃と負担は同じで・・・

世帯年収の約8倍。マンションを購入する際に気をつけたのは、賃貸時の家賃と同じくらいの負担に抑えること。ボーナス加算を調整して、その点は達成できました。

妻が現在はアルバイトですが、正社員で職探し中です。就職したら、定年までに完済できるように繰上げ返済を行いたいです。 出典: minnanoloan.com

8倍という数字がとても無謀に思えるのですが、これまでの家賃と同じ返済額なら負担は少ないですね。返済計画をしっかり考えた上で購入されています。

将来をしっかり考えて購入しましょう☆

ローン PIXTA

住宅の購入は5倍くらいと言われていますが、実際には種類によって差があるようです。子どもが小さく教育費がこれからかかるという世帯では5倍以上になると大変な時期もあるかもしれません。

ローンの返済プランなどもしっかり考えて購入してくださいね。

おすすめ記事

「住宅購入」「年収の何倍」「ローン」 についてもっと詳しく知る

本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

カテゴリー一覧