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🔴【第1話から読む】親友とのルームシェア、楽しい日々に立ち込め始める“違和感”|自己中友人と縁を切った話
ルームシェア中の友人・カナのルーズさに嫌気がさしてきた主人公・桃子。ついに堪忍袋の緒が切れる事態に発展します。
悪化するカナの振る舞い
カナとのルームシェアは、だんだんと私にとって、ストレスの種になっていきました。そして、あのできごとが起こったのです。
ある日、急にカナが家に帰ってこなくなったのです。最初は残業かな?と思っていましたが、夜が更けても、翌朝になっても連絡はありません。私は心配になって、何度かLINEや電話をしてみましたが、一切つながりませんでした。
「カナ、何かあったのかな」
不安でいっぱいでした。事件や事故に巻き込まれたのかもしれない。そう思うと、いてもたってもいられなくて。でも、その心配をよそに、カナは、そのまま3日間も音信不通になったのです。
やっとLINEが来たかと思えば、たった一言だけ。
「ちょっと実家に帰ってた、ごめん」
たったそれだけ。それ以上の説明もありませんでした。3日間も心配していた私の気持ちを、まるで無視するかのような、その軽すぎる一言に、私は怒りよりも呆れてしまいました。
さらにひどかったのは、私達が2人で借りていた家だったのに、カナが勝手に家を抜け出して、彼の家で同棲を始めたこと。その間にかかった電気代や水道代など、何も払ってくれませんでした。
「ごめん、実は彼氏と同棲することになって…」
連絡が取れるようになった頃、カナはそう言ってきました。あまりの身勝手さに、言葉も出ませんでした。
「都合がいい人みたいに扱わないで」ついに怒りをぶつける
ルームシェア中なのに、急に彼氏と同棲し始めたカナ。もちろん事前に何の相談もありませんでした。
「じゃあ、家賃はどうするの?」
私がそう聞くと、「えー、どうしようかなぁ」と、まるで他人事のような返事。結局、その月の家賃は私が立て替える羽目に。カナのせいで、二ヶ月分の家賃を私が負担することになってしまったのです。
もちろん私も当時そこまで豊かな生活をしていませんでしたし、何よりルームシェアをしているせいで普通の一人暮らしよりも家賃がかかってしまうのが重荷でしかありませんでした。
「友達なのに、どうしてこんなことをするの……」
その日の私は、家で一人泣きました。もう、我慢の限界でした。その後、私は、カナを呼び出し、溜め込んできた怒りを全てぶつけました。
「私のことを都合いい人みたいに扱わないで!急に連絡が途絶えて、家賃も光熱費も払わない。それでも友達だって言えるの!?」
私の怒りが一気に噴き出した瞬間でした。カナは驚いた顔をして、「そんなつもりじゃなかったよ、ごめん」と口にしました。しかし、そのあととんでもないことを言い出したのです。
「でも私たちは友達だよ?だって私モモコのこと大好きだもん」
まるで私の苦しみなんて何も分かっていないかのような、ずれた返事でした。日本語は通じるのに、会話が通じてない感じがしてぞっとしました。そのとき、私ははっきりと思いました。
「この人とは、もう一緒には住めない」
これが、私たちの決別のきっかけです。私は、カナにルームシェアを解消して、家を出ていってもらうことを決意しました。
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あとがき:ルームシェアは事前の取り決めが大事
ルームシェアはお互いの負担をきちんと話し合った上で、不払い時の対応も話し合っておくといいですね。友人だからとあいまいにしていると、いつしか都合のいい人になってしまうかも。
もしあなたのルームシェア相手がカナのような人だったら、どのような対応をしますか?
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










