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🔴【第1話から読む】親友とのルームシェア、楽しい日々に立ち込め始める“違和感”|自己中友人と縁を切った話
絶縁したはずの友人から、急な妊娠報告
ルームシェアを解消し、カナに出て行ってもらってから、私たちは連絡を取らなくなりました。それが、私たちの決別のきっかけであり、事実上の絶縁だったと思います。
そんな決別から、数ヶ月が経った頃です。突然、カナからLINEが来ました。
「桃子、久しぶり。元気?」
何の悪気もない、いつもの軽々しい口調で、ふざけたスタンプまで送られてきました。私は、正直、返信をする気にはなれませんでしたが無視も気が引けます。結局数日後に「元気だよ」とだけ返信しました。すると、すぐにカナから返事が来ました。
「実はさ、私、妊娠したんだ。来月、結婚する」
そのメッセージを読んだ時、私は言葉を失いました。妊娠、結婚。おめでたい話のはずなのに、私の心には、なぜか冷たい風が吹き抜けました。私を適当に扱って同棲していた彼との結婚に、いい印象を持てなかったのです。
怒涛のLINEに嫌悪感「また都合よく扱われてる?」
「おめでとう」
私は、心のこもっていない短文の返信しかできませんでした。カナは、「ありがとう!」と、無邪気に喜んでいました。さらにLINEは続きます。
「もうベビー用品とか色々買い揃えたんだよ。旦那がめちゃくちゃ気が早くて」
「でも義母がマジでうざいの。私のことだらしないとか言うし」
「しかもめっちゃ同居しろってうるさいの。どうしたらいいと思う?」
カナはただただ、自分の話を聞いてほしいと言わんばかりにメッセージを送ってきました。きっと他に聞いてくれる人がいなくて連絡してきたのでしょう。このとき、やっぱり私は「都合のいい人」だったんだ、ということを改めて痛感しました。このときのLINEは、とにかく短文の相槌を打ち続けていたらやっと終わりました。
数か月たって、カナから「元気な子を産んだよ」と、赤ちゃんの写真が送られてきました。でも、私はどうしても返信する気になれず、リアクションだけにとどめてしまいました。私の中で、カナとの友情は、もう完全に終わりだと思いました。
以来、共通の友人との結婚式に誘われたりとなんだかんだ関わり合いになるようなきっかけがあったのですが、私はカナに会いたくないがために出席を断るなどして徹底的にカナを避けることに。
友人の晴れ舞台への出席を断るほど、私にとってカナへの嫌悪感は募っていたのです。そんな自分が情けなくて落ち込むこともありましたが、自分の心を守るためには仕方なかったと思います。
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あとがき:ぞんざいな扱いをしてくる相手とは、距離を取る
カナにとっての桃子の扱いがよくわかる話でした。まさか他の友人の結婚式まで行けなくなるくらいにまで追い込まれてしまうとは…。友人からぞんざいに扱われることは、自分で思う以上にショックを受けることなのでしょうね。
そんなときは無理をせず、桃子のように自分を守る決断をすることも大切ですね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










