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ゲーム依存夫は「もう変わらない」→期待をやめた妻が離婚に進んだ結果|ゲーム狂い夫を捨てた話

穏やかで幸せだったはずの日常が崩れ始めたのは、夫が始めたスマホゲームがきっかけだった。子煩悩で家族を大切にしていた夫は、まるで別人のように変わり果て、彼の目に映るのは画面の中の世界だけ。それは、私が愛した夫の姿とはかけ離れたものだった。主人公は度重なる夫からのひどい態度に、期待を捨てて切り捨てることを決意する。『ゲーム狂い夫を捨てた話』最終話をごらんください。

Ⓒママリ/画像の生成にAIを使用しています

🔴【第1話から読む】家族のためにパチンコ辞めた夫→暇つぶしからハマった趣味で不穏な空気に|ゲーム狂い夫を捨てた話

夫との別れを決意したえみは、実家に引っ越すことに。夫は離婚届を郵送すると返信し、2人の関係は完全に終止符を打つ。えみは子どもたちと共に新しい生活をスタートさせた。

離婚の原因が「課金」だなんて

男性 落ち込む PIXTA

あの話し合いの後から、夫はほとんど家に帰ってこなくなった。連絡は「今日も帰らない」とか事務的なものばかり。もう、私に話すことは何もなくなったんだ。

私は夫の行動の明らかな変化をうけて、夫の実家にすべて話した。義実家の人たちは子どもたちを本当にかわいがっていただけに、大きなショックを受け、涙ながらに謝罪してくれた。また、ゲーム課金で子どもたちの貯金を使われた分は、義実家が出すと言ってくれた。夫の両親の責任ではないと思ったけれど、子どもたちの将来を考え、有難く頂くことにした。

残りの借金は、もう私の知るところではない。きっと、夫が勝手に苦労するんじゃないだろうか。

夫は義母にも借金の申し出をしていたらしく「女に騙された」と話していたという。結論からいうと不倫ではなかったようだ。夫が勝手に好意を抱き、その人の分まで課金をしていたらしい。結局いいように使われていただけだったのだ。

私は特にその人を訴える気はない。離婚して、好意を寄せていた女の子にも見限られて、今あの人はどんな気分なのだろうか。ここまできてもゲームは辞めないのだろうか。

離婚の原因がゲームの課金だなんて、あまりに悲しくて、情けなくて、何度も涙が溢れた。でも、もう泣いてばかりはいられない。子どもたちのために、私が頑張るしかないんだ。

いよいよ新しい未来へ

新居 PIXTA

夫と別居しながら働いている間、さやかや両親が、本当にたくさん助けてくれた。仕事の日は母がそらを見てくれて、仕事が終われば、子どもたちのために私がご飯を作る。忙しいけれど、充実している。

何より、子どもたちの笑顔が戻ってきた気がする。夫の帰らないリビングは、以前は虚しさに満ちていたけれど、今は穏やかだ。私が子どもたちのためにできることだけを考えて過ごしている。

そしてついに実家へ引っ越すことになった。いよいよ、夫と本当に別れる日が来たんだ。夫に連絡をして、「離婚届にサインをして、実家へ郵送してほしい」と伝えた。彼からの返信は、短く「わかった、ごめん」とだけ。もう、返信はしない。私の気持ちも、彼の気持ちも、これ以上は確認する必要がない。

「みずほ、そら。ごめんね。ママがんばるよ」

そう言って、子どもたちを抱きしめた。

「おばあちゃんちにお引っ越し?やったー!」

みずほは私の顔を見上げて、にっこり笑ってくれた。そらは、私の服をぎゅっと握りしめて、不思議そうな顔をしている。2人がどこまで分かっているのかは分からない。でも、大丈夫。きっと、これから幸せになれる。

後悔はない、明るい未来のために

祖父母 PIXTA

実家に到着すると、両親が温かい笑顔で迎えてくれた。母はみずほを抱きしめ、父はそらを抱き上げ、二人を温かく受け入れてくれた。

「えみ、よく頑張ったね。もう大丈夫だから」

母の言葉に、私は張り詰めていた心がゆるみ、涙が溢れてきた。

「ありがとう、お母さん…」
「いいんだよ。これからは一緒にみずほとそらを一緒に育てるんだから」

父も優しく声をかけてくれた。私は両親の温かさに包まれ、ようやく肩の力が抜けたのを感じた。

この決断が、本当に正しかったのかどうか、まだ分からない。でも、後悔はしていない。私はこの道を選んだ。子どもたちを笑顔にするために、私が笑顔になるために、そしてもう二度と、あのころの私には戻らない。私は前を向いて歩いていく。

🔴【第1話から読む】家族のためにパチンコ辞めた夫→暇つぶしからハマった趣味で不穏な空気に|ゲーム狂い夫を捨てた話

あとがき:さようならと、これから

物語は、悲しい別れで終わるのではなく、新しい人生の始まりを告げます。夫への期待を捨て、子どもたちとの未来への希望が入り混じった、複雑な感情が描かれています。もう過去には戻らない、そして、これから幸せになるのだという決意が感じられるエピソードでした。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

🔴【全話読む】ゲーム狂い夫を捨てた話

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