🔴【第1話から読む】500万円が入った封筒を手渡し!?→義実家がお金持ちすぎて驚いた瞬間|義実家と実家の格差にモヤモヤ
出産を経て、義実家への感謝を改めて感じた主人公・よりこ。そんな彼女は、これからも義実家と幸せに暮らすため実家との関係を清算することにしたのでした。
実家からの連絡の嵐
産後の穏やかな日々が続いている一方で、私の実家からの接触は、徐々に増えていきました。
産後に赤ちゃんの写真を送ったり、自宅に招待したりといった交流をしないことが、母のプライドを傷つけたようです。母からは、日に何度も、私を責めるようなメッセージが送られてくるようになりました。
「あなたは実の母親より、お金持ちの義母の方を選ぶの?薄情だと思わない?」
「私があなたを育てた苦労を忘れてしまったの?」
「家はいつ建つの?そのくらい報告しなさいよ」
家を建てる話は、まさあきさんから電話で一度報告しただけでしたが、そのことも気に食わなかったみたいです。
度重なる連絡に疲れ果てた私は、ついに母のメッセージをブロックすることにしました。
「お母さん、私が出産しても『お金がなくて困った』としか言わないし、多額の支援をしてくれた義実家にあいさつもしない。自分の要求ばっかり突き付けるお母さんとのやり取りはもう限界です」
最後に自分の意見を書いたメッセージを送り、ブロックしました。着信があっても電話を取ることはありません。
3番目の姉からは「お母さんに謝りなよ」「私はお下がりをあげたのにお礼もなし?」などの連絡がありましたが、それも返事をしていません。あまりにも常識が違う2人とは、やりとりを断つことにしたのです。
1番上の姉はいまだほぼ連絡とらず、2番目の姉とだけ少し交流があります。
「子育ては忙しいから無理をしないで」
たまに温かい言葉を送ってくれる2番目の姉も、母からのとげとげしい態度に疲れ、今は遠方への引っ越しと断絶を検討しているといいます。
子育てに専念し、義実家の温かい人たちに支えられながら、私は新しい生活に希望を見出すことができるようになりました。この半年間は私にとって、傷を癒やし、自分を取り戻すための大切なリハビリ期間になったのです。
マイホームが完成
そして、待ちに待ったマイホームが完成しました。まさあきさんと選んだ土地に、私たちの理想を詰め込んだ、温かい家です。
引越しの日、義母と義父、そして義兄たちが新しい家に集まってくれました。義父は、
「いやぁ、素晴らしい家だ!これで安心して孫の成長を見守れるなあ」
と本当に嬉しそうに、リビングを見回されました。義母はただにこやかに、
「よりこさん、まさあき、本当におめでとう。ここからが、あなたたちの本当のスタートよ」
と、私たちを祝福してくださいました。その言葉を聞いた瞬間、私は涙が溢れそうになりました。
私は、この義実家という家族に大切にされています。だからこそ、私も義実家を大事にしようと、改めてそう思ったのです。
愛の連鎖は、ここから始まります。あまりにも価値観が違う実家からの呪縛から解き放たれた私は、温かい場所で、確かに新しく生まれ変わったのです。新しい生活が始まり、私たちは毎日の小さな出来事一つ一つに幸せを感じています。これからも温かい家庭を築けるように努力していくつもりです。
あとがき:自分にとって大切な家族とは
いくら実家とはいえ、自分にとって交流がマイナスになる相手なら無理をして付き合う必要はありません。むしろ、よりこはまさあきと結婚したことで、義実家という真の家族を手にいれられたのかもしれませんね。
家族というごく限られたコミュニティーでの付き合い方、価値観が違うときの考え方について改めて思いをめぐらせたくなるストーリーでした。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










