Ⓒママリ/画像の生成にAIを使用しています
🔴【第1話から読む】親の前だけではいい子。役者並みの豹変ぶりを見せる近所の子が恐ろしすぎた|親の前だけいい子になる子
親の前でだけいい子になるこうきくんに悩まされるゆり。母親・まやの前では年下の泰一にも優しい素振りを見せますが、裏ではいじわるな一面を見せていて…?
親の目を盗んで、いたずらのとまらないエンジェルデビル
その後も、親の前でだけいい子・こうきくんのいたずらは続きました。わが家でこうきくんを預かって遊ばせていると「抱っこしてよ~」と無理やり抱きついてきてごねたり、私の胸をもんできたり…、正直不快すぎて疲れてしまうほどで「やめてね」と言ってもやめてくれません。
一転、まやさんの居る前では「泰一にお菓子あげよう」「泰一のママはいつも優しくて好き」と大人しくしていて、明らかに親がいるとき・いないときの態度を分けています。
さらに、年下である泰一に対しての態度も変わります。ママがいる場では「僕がお兄ちゃんだから」と優しく接してくれていますが、ママがいなくなると、泰一をバカにするような言動が目立つのです。
こうき「ねえ、泰一ママ!泰一が砂場の穴掘って、こんなにぐちゃぐちゃにしてるよ?いいの?ダメだよね~」
恐らく、私に泰一を叱ってほしいのでしょう。私が泰一を注意する場面に居合わせると、すごくうれしそうにニコニコしていて、それも正直不快なのです。
もしかして自分がいつも厳しく叱られているから、ほかの子が叱られる様子が見たいと思ってしまうのでしょうか。真相はわかりませんが、あまりの態度の違いに、言い過ぎかもしれませんが「異常性」を感じるのです。
ママ友の方針に疑問を感じても言い出せない
そんなこうきくんのママ・まやさんはというと、すごくいい人です。こうきくんにはとても厳しいですが、その扱いは自分の子に対してだけで、泰一やほかの子にはいつも優しい人。こうきくんも親の前では優等生なので、まやさんも自分の方針に疑問は持っていないと思います。
それどころか、まやさんからは「あの人の育児はゆるすぎる」という苦言を聞くことがあります。そのとき話題に上がるのが、以前ゴルフクラブの件でお世話になった家庭・奏くん一家のことなのです。
まやさんから聞かされる奏くん一家へのちょっとした悪口に、私は気まずい思いを抱えていました―――。
🔴【続きを読む】「ちゃんとしつけてほしい」ママ友がよその子の陰口→絶対同意したくないワケ|親の前だけいい子になる子
あとがき:言いたくても言えない、大きなお世話になると面倒くさいですよね
人はどうしても表に見えていることだけで全てを見てしまう人がほとんどです。それは仕方のないことなのです。何故なら見えていないから。分からないことが分からないのと同じように、そもそも見えてないものを疑問に思ったりもしないですし、追及したりもありませんよね。
ですが、ゆりにはずっと見えているものがあります。
それをまやに伝えられることができるかどうかが、大きな波を生む鍵ですね。
次話でゆりは、波を立てることができるのかー。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










