🔴【第1話から読む】「夜はこれからよ!」深夜にカラオケ!?→独自路線すぎる義母にドン引き|ばあばハイな義母
無事出産した主人公・リナ。産後の体はかなり疲れ切っていて、誰とも会う気力が無い様子です。そんな彼女の元へ、義母はとんでもない人たちを連れて突撃してきて…。
ぞろぞろとくるお見舞いは、もはや団体旅行のよう?
出産の喜びも束の間、義母がまさかの行動に出ました。病室に親族をぞろぞろと連れてきたのです。義父はもちろん、義母の兄弟、義弟、さらには、義母の祖父母まで。
まるで団体旅行のように、次から次へと病室に入ってきました。私は疲れ切った身体で横になっているというのに、病室は観光名所のようです。親族の方々は「おめでとう!」と口々に祝福してくれましたが、疲れ切った私にとっては親族の話声すら頭に響くほどしんどいものでした。
「お願いだから、早く帰ってほしい…」
内心、そう何度も願っていました。出産を終えたばかりの私には愛想を振りまく体力など、残されていなかったのです。しかし、親族の前で「帰ってください」とは言えず、笑顔で応対するふりをすることしかできませんでした。
この一件で、義母に対する私の苦手意識は、確かな不満へと変わっていきました。私の気持ちよりも「孫をみんなにお披露目したい」という気持ちを優先したことが明らかで、それがとてもつらかったのです。
アポなしで毎日くる義母
出産の疲れは数日でとれるようなものではなく、私は友人からのお見舞いの申し出も断っていました。「今は、本当に寝ていたいから」と、事情を正直に説明すれば、みんな理解してくれました。
それなのに、義母だけはアポ無しで、毎日と言っていいほど病室にきます。義母は病室に入ると、眠っている赤ちゃんを覗き込み「おばあちゃんだよ~」と声をかけ続けていました。
私は疲れ果てていましたが、義母が来ている間は横になって休むこともできず、起き上がって愛想笑いをするしかない状態です。
「リナさんは疲れているでしょうから」
そう言ってはくれるものの、義母はいつも長居をしていて、つらい時間でした。
しばらくして無事に退院し、私たちは自宅へ。自宅では近くに住む実母のサポートを受けながら育児をスタートさせました。実母は私の体調を優先して、献身的に助けてくれました。そのおかげで、疲労困ぱいだった私の身体も、少しずつ回復に向かっているのを感じました。
夫のサポートで義母の訪問をシャットアウト?
そんな中、退院後わずか数日で、義母から私宛に連絡が来ました。
「赤ちゃんに会いたいから、遊びに行くわね」
「お手伝い」ではなく、「遊びに行く」という言葉。義母にとって、うちにくるのは育児をサポートするためではなく、ただ孫に会うためなのです。この状態で義母を迎え入れ、気を遣いながら接するのは、私には耐えられそうにありませんでした。
私はハジメさんに事情を説明し、義母へのお断りをお願いしました。
「ハジメさん、私はまだちょっと身体がつらくて。せめてもう少し落ち着いてからでいいかな…」
産後の影響なのか気持ちが不安定で、私はついつい泣きながら訴えてしまいました。ハジメさんはそんな私の体調とメンタルを気遣い、すぐに快く引き受けてくれました。
「わかった、母さんには俺から言うよ」
ハジメさんはそう言って、すぐに義母に断りのメールを送ってくれました。しかし、その後の義母の反応はネガティブなもので「あちらのお母さんは泊まり込んでいるんでしょう?」「私も赤ちゃんに会いたいのに」と拗ねていたとハジメさんから聞かされました。
義母の自分勝手さにがっかりしました。私の体調よりも、孫に会いたいという自分の気持ちを優先する姿勢に、寂しさと失望を感じたのです。そんなこんなで、義母との間に目に見えない壁を感じながらも、時間は過ぎていきました―――。
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あとがき:夫のサポートが頼りになる
義母に対する違和感や不満がつのる中ですが、夫がリナの味方で何よりでした。
義母に直接意見を言えないときも、夫が矢面に立ってくれるというだけで気持ちが安定しますよね。すてきな夫婦関係に心が温まるシーンでした。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
イラスト:きさらぎ










