🔴【第1話から読む】「次のデートは…」妊娠中、夫のスマホに見つけてしまったメッセージ|妊娠中にラブホ不倫されました
証拠を掴んだアンリは、すぐには問い詰めず、博也が不倫相手と会う夜を待った。残業と嘘をついた夫に対して報復を決意。デートを楽しんだ夫に「爆弾メッセージ」を送りつけることに…。
つわりとは違う吐き気が悩む日々
確たる証拠を手に入れてからも、私はすぐに問い詰めることはしませんでした。数日間、私はモヤモヤ、イライラ、そして何よりも虚無感に苛まれながら過ごしたのです。つわりは相変わらずひどいけれど、それよりも心の吐き気がひどくて、何も喉を通りません。
「大丈夫?つわりひどいんだね」
なんて、実家に顔を出した博也は心配そうな顔をする。その顔が、あまりにも普段通りで、あまりにも優しくて、腹の底から憎しみがわきました。
この数日、私は彼を「何事もなかったかのように許すのか」それとも「報復するのか」悩み続けました。彼に対して抱いた怒りと憎悪は、到底すぐには消えないものです。
ついに投下した爆弾
そして、夫が女とデートの約束をしていた金曜日、私はついに行動を起こしました。そう、夫を許さず、報復することを選んだのです。家族への裏切りを許すことはできません。
デートの日の夜21時。私は彼にメッセージを送りました。まるで世間話をするような、能天気なスタンプをつけて。
「博也、お疲れさま!残業大変ね。ところで、今日のデートは楽しかった?」
カマをかけた問いかけ。夫がどう反応するか、私はただ、画面をじっと見つめて待ちました。
「何のこと?今日はずっと会社だよ。もう疲れた~」
彼は、私を完全にバカにしていました。シラを切り通すつもりだと悟った瞬間、私はもう躊躇するのをやめました。私をこれ以上愚弄させるものか、と。
言い逃れは許さない!
私は、夫のメッセージには何の反応もせず、言い逃れできない証拠を送りつけました。
・「次のデートどうする?」という問いかけと、金曜日の約束を取り付けたメッセージ画面
・女の制服ショット
・ラブホテルに滞在した履歴を示す画面のスクリーンショット
そして最後に一言、こう付け加えたのです。
「今どこにいる?すぐに私の実家に帰ってきてね。話があるから」
既読マークがすぐにつきましたが、返信はありません。夫はもう、逃げられない。私に主導権を握られたことにようやく気付いたのでしょう。私は、実家の座敷で、窓の外の暗闇を見つめていました。心は、静まり返った湖面のよう。
あとは、彼がこの場に現れるのを待つだけ。そして、この裏切りに、徹底的な代償を払わせるだけ。
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あとがき:静かなる妻の宣戦布告
妊娠中の妻が、夫の不貞を「問い詰める」のではなく「罠にかける」選択をしたのは、自身の感情の爆発を避けるためでしょう。能天気なスタンプから一転、核心を突く質問で夫を追い詰める手腕には、彼女の強い意志が感じられます。博也の「何のこと?」という白々しい返信は、アンリをさらに侮辱するものでした。この一言が、アンリに一切の躊躇を捨てさせました。彼女が主導権を握るために選んだ、最も効果的な宣戦布告の夜。すべてはアンリの手のひらの上で進んでいることが明らかになりました。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










