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急に増えた「飯いらない」→1枚のレシートで【家族の幸せ】が崩れた瞬間|夫とラウンジ嬢の嘘つき不倫

3人の子を持つ主婦・理々子は、夫・サトルのワイシャツからラウンジの高額レシートを発見。サトルは嘘を重ねるが、理々子は姉の助言で冷静に証拠集めを開始することに…。『夫とラウンジ嬢の噓つき不倫』第1話をごらんください。

©ママリ/画像の生成にAIを活用しています

🔴【全話読む】夫とラウンジ嬢の嘘つき不倫

ワンオペ育児に追われる主婦・理々子は、夫サトルの度重なる「接待」と、ワイシャツから見つけた3万5千円のラウンジのレシートに違和感を覚える。姉の「動かぬ証拠を掴め」という言葉を胸に、理々子は幸せな家庭を守るため、冷静に逆襲の準備を始めて―――。

慌ただしくも幸せな日々

5人 PIXTA

私は理々子、31歳。夫のサトルは33歳。私たちは結婚8年目になる、ごく普通の家族です。長女の真澄が5歳、長男の竜司が3歳、そして次女の茉奈がまだ1歳。ワンオペ育児なんて言葉じゃ足りないくらい、毎日、朝から晩まで子どもたちの世話に追われる日々を送っています。

賑やかで、時にカオスで、でも、どこを切り取っても「幸せ」と呼べる光景だったはず。

私はもともと、どちらかというと真面目で地味なタイプ。子育てに専念してからは、自分のことは二の次で、いつも家事と育児を完璧にこなそうと頑張ってきました。サトルは、そんな私を支えてくれる、頼りになる夫だったと思います。少なくとも、今までは。

夫のラウンジ通いが判明

レシート PIXTA

「今日も飯いらない。急な接待が入った」

最近、サトルからの連絡はいつもこんな調子。最初は本当に仕事が忙しいのだと信じていました。彼は商社勤めで、昇進を目指して頑張っているんだ、って。でも、夜が遅くなるって言ったって、せいぜい週に2回か3回が限度でした。それがこの半年、それが週に4回、5回と増えていたのです。家にいる日は疲れた顔をして、子どもたちと遊ぶ時間も減っていました。

ある日、洗濯物を畳んでいるとき、サトルのワイシャツのポケットから、見慣れないレシートが出てきました。日付は先週の水曜日。その日、夫は「接待で遅くなる」とメッセージを送ってきていました。

《ラウンジ GUEST 1名様 1時間 ¥35,000》

あまりの高額に指が震えます。3万5千円。これが接待?しかも、1名様って、絶対違いますよね。

この時点で、どういうことなのか問い詰めることもできたでしょう。でも、怖くてできませんでした。私の中で築き上げてきた「幸せな家庭」という砂のお城が、ガラガラと崩れる音を聞きたくなかったのです。

それから、私の日常は「疑心暗鬼」に変わってしまいました。疲れた顔で帰宅し、シャワーを浴びているサトルのスマホを、私は震える手で開きます。パスコードは彼の誕生日。よほどバレていない自信があるのか。変更されていませんでした。

パット見たところ、メッセージアプリには、仕事のグループと、両親や私とのやり取りしかありません。怪しいメッセージはすべて削除されているのか、それとも別のツールを使っているのか―――。

唯一、異様に目についたのは、電話の発着信履歴。毎日、決まった時間に3回ほど、特定の番号に電話をかけています。決まってサトルが遅くなる日で、その連絡先に連絡した前後に、シティーホテルや高級ディナーの店に連絡をしているので、女であることは間違いなさそうです。

その電話番号は、もちろん、連絡先には登録されていない番号。さらに検索履歴は「夜景 デート」とか「女性 プレゼント」とかいかにもな履歴が山ほど。これは絶対、なにかやっていると確認しました。

姉に助けを求める

決意 PIXTA

「お姉ちゃん、私、どうしたらいい?」

サトルの不倫を確信した私は、3歳年上の姉・奈々子に電話で泣きつきました。姉は静かにこう言います。

「理々子、動く前に証拠をつかまないとダメ。そして、絶対に動揺しないで、最後の一撃を食らわせるまで、夫に油断させ続けるのよ」

私はその晩、子どもたちを寝かしつけながら、何度も何度もその言葉を繰り返した。まずは証拠。そして動揺しないこと。

サトルが夢中になっているのは、おそらくラウンジにいる女の子でしょう。ラウンジに行く日の彼の最近の浮ついた表情、急に増えた出張、そしてあの高額なレシートが、全てを物語っています。

私は3人の子を持つ母。この人生を台無しにさせるわけにはいきません。これは、私の逆襲の序章なのです―――。

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あとがき:幸せの扉の向こう側

理々子の日常は、多くの主婦が共感する「賑やかでカオスな幸せ」です。しかし、この幸せは夫の誠実さという薄い氷の上に築かれていました。高額なレシートという決定的な「違和感」は、見ないふりができない残酷な現実を突きつけます。

ここで理々子が感情的にならず「怖くて聞けない」という弱さと、「証拠探し」という決意の間で揺れ動く姿が、物語の緊張感を高めますね。あなたならこんなとき、どう動きますか?

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

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